あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム





新しいおともだち :: 2018/05/15(Tue)




今月から新しく仲間入りした☆ちゃん(7ヶ月)

これまでにもお姉ちゃんと一緒に来ていたので、生まれた直後から(もちろん生まれる前から)知っています笑!



お座りの姿勢ができるようになりました。
寝姿勢より、より広く見渡せますね。
まだ後ろにひっくり返りそうになるので、お母さんが後ろから支えています。

口に左手、それも決まって中指と薬指の二本が入るのだそう。とっても器用ですね!
よく考えてみると口内と口周りの両方の充足を満たした形なのかもしれません。☆ちゃんのあみだした究極の安心感の形でしょうか?


わたしが見つめると、緊張した面持ちで隣のお母さんを見ます。
わたしとお母さんが親しげに話す様子を見て、再びわたしの顔を見ます。


この人は安心できるひとかな?
ここは安心できる場所かな?
ねぇ、お母さんそうなの?

「お母さん」をよりどころにして、新しい環境に適応する間で揺れる様子にみえます。
こんな様子から、☆ちゃんにとって「お母さん」が他の誰でもない特別な存在であることが伺えます。



お腹がすいてきたようです。
お母さんが用意していたミルクを両手で正中線上で把握し飲んでいます。

このとき、☆ちゃんは目の前にあるお母さんの顔をジッと見ます。

お母さんもその視線に返して見つめます。



新生児は視力が弱く、4,50センチくらいに近いものがボンヤリ見えると言われています。
そのときでも二つの目を検出する力はあるようで、「顔」を認識すると言われています。


☆ちゃんは7ヶ月ですから、はっきりお母さんを認識し、わたしとの違いもわかっています。
よく会うおばあちゃんに抱っこされても泣かないけど、あまり会わないおばあちゃんだと泣く、というエピソードからも違いを認識していることは明確です。


赤ちゃんの「見る」能力の育ちを考えると、
授乳や抱っこ、おんぶのときに視界を遮る場面に出会うたび、気になってしまいます。


仰向けに寝かせると、寝返りをうちます。
お腹を中心に旋回でき、興味のあるものに向かって手を伸ばします。
肘をついて胸まで上がります。
首もしっかりついてきます。
足をばたつかせますが、まだ前に進むことはしません。

たまたま足の裏がモノに当たり、蹴った反発力で身体が前進しました。ずり這いの仕方ももうすぐ獲得しそうです。


痛いとき、苦しいとき、泣いて助けを求めることができます。
お母さんは抱き上げます。
間もなくすると、泣き止み再びお母さんのそばであそびます。
手にしたモノを口へ。口で充足を満たします。



☆ちゃん、あなたのことを教えてくださいね。
よろしくお願いします。



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よろしくおねがいします! :: 2018/02/28(Wed)

今月から仲間入りした★くん(6ヶ月)

身体を上下に折り畳んで、手と足がであいました!
手に触れるものは、なんでも掴みます。
このようにしてジブンの身体について知っていくのですね。



寝返りを打って、うつ伏せの姿勢になりました。
目の前に鈴の音がするおもちゃを転がしてみました。

★くん、左手を前方に伸ばしました。
「面白そうなもの」を視覚で捉え、運動へとつながりました。



★くんが仰向けになったところで顔に布をハラリとかけてみました。

布を取り去りましたよ。



★くんが左手に持っていた鈴入りおもちゃ

身体の正中線で両手で把握。


右手へと持ち替えに成功!!




まだ人見知りをしないので、わたしが抱いても泣きません。

ママが見えるようにわたしが★くんを膝に抱いて、おしゃべりしていると、

アレ?聞きなれない声がするなぁ?と思うのでしょうか、

しきりに振り返って声の正体を確かめるような仕草をします。

ママでもないパパでもない第三者を区別し、認識して行くのでしょうね。



★くん、よろしくね!





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あなたにこの世界はどう見えているの? :: 2014/08/20(Wed)


もうすぐ1歳の誕生日を迎える★ちゃん。


こどもの集まるにぎやかで楽しそうなところを好んで行きたがります。
この日は一緒にきた兄妹の元へと移動し、


兄妹のしているボードゲームの輪に入ったり、近くに居ながらおしゃべりを聞いていたり、手元をよく見ているようです。






★ちゃんは興味を示し、目に映るものに手を伸ばし触ろうとしたり、ホッケーゲームやコリントゲームの動く球を眼球を動かして追っていました。

お兄ちゃんやお姉ちゃんのすることが★ちゃんの感覚器官の発達を促す良い刺激となっているようです。


目の前に器と積木を出してみました。

器の中の積木に手を伸ばし、「出す」をしました。
「入れる」はまだ見られません。


破れ目を数箇所作った新聞紙を広げて★ちゃんを呼んでみました。

「破る」かな?と思ったら、向かい合った★ちゃんも新聞紙の裾を持ってかぶりました。

両端をそれぞれ持った新聞紙をかぶり★ちゃんとわたしの空間が生まれました。


新聞紙を上げたり下ろしたりを何度か繰り返し少しの間でしたが、同じことを共有したやり取り、つながりが生まれました!
自分以外の他者にたいして楽しみを共有したい気持ちを示すものでした。
「一緒に何かをして楽しい時間を共有する」というのは初めてのことです。
共有する心地よさを実感できるひとときでした。


「★ちゃん、これ見て」のお母さんの呼びかけに、口元でも指先でもない指の指した方向へ目を向けることができます。



★ちゃんの手も期待を持ってその先へ伸びます。

お母さんの元へ行くまでに「坂道」の抵抗を与えてみました。
平らな床面は通せんぼしてあるので、お母さんのところへ行くにはこのヘンテコな坂道を行くしかありません。

仕方なく坂道を進む★ちゃん。



端までくると足から下りています。

高さは15cmくらいだったでしょうか。
★ちゃんは自分が高いところにいることが見え方からわかっているのでしょう。
もし平面に見えていたならそのまま突き進むでしょうから。

お母さんの報告によると10ヶ月過ぎた辺りから家のソファを足から下りるようになり、それ以前はよく「落ちる」ことがあったようです。

そうすると赤ちゃんは10ヶ月頃になるとモノの凹凸や奥行などを認識し始めるようになるということです。


また、お姉ちゃんの首飾りをする様子を見て、★ちゃんも首飾りを首にかけることをしたそうです!
「模倣」ができるようになったようですね。



手を入れぐじゃぐじゃと手をグーパーさせています。手に当たる感触を楽しんでいるようです。


片手を軸に旋回するような伝い歩きも見られました。

自分の持っているものを取り上げられたり、じゃまされると怒りのこもった声を発します。



快・不快のみならず喜びや楽しさ、悲しみや怒りといった感情の分化も見られます。

誕生からわずか1年であっても、ヒトが自然に発達し、本人が望む感覚刺激や指先の運動をどれだけ保障してあげれるかが大事だとお母さんが言っておられたことに深く賛同いたします。


刺激がなければ、身につけるにちょうど良い時期を逃してしまいますし、
だからといって本人の要求以上に過剰な刺激を与えることはかえって発達を阻害してしまいます。

good enough mother = ほどよい母親


という言葉があります。
賢く良いと判断する環境をアレコレと用意するお母さんより、

こどもをよく観察したり調子を合わせて、こどものやりたがることをする時間を与えるフツーのお母さんの赤ちゃんの方が良い発達を示すと言われています。

今、こどもはどんなことができるようになったのか?
フラットな気持ちでこどもを見つめたいですね!






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手さし、指さし :: 2014/08/09(Sat)

いつものように、「この空間は安心できるところ」なのかお母さんのそばでしばらく様子を伺う☆ちゃん(11ヶ月)。

お母さんから少し離れた場所にポッチ付きパズルを出してみました。

「この空間は安心できるところ」「知っているところ」と思ったかどうかわかりませんが、見たものに触れたい意欲が湧き、少しの間お母さんから離れてあそぶことができます。

イギリスの小児医師で精神分析家であったドナルド・ウィニコットは赤ちゃんは
お母さんではない対象物(ガーゼやおもちゃなど)を足がかりとして「一人で居れる」能力を獲得していくといっています。

このときの☆ちゃんにとってリボンクラブが「移行空間」であり、パズルが「移行対象」であるわけです。


リラックスした表情。

小さいものをつまめる☆ちゃんは、どんどんつまんでパズルを外していきます。

上手に外せるようになったね!

手を内転・外転させるようになると、パズルをはめるようになります。


お座りの姿勢からお尻を上げて膝で支えるようになりました。

「お座り」より目線が高くなり、視界も開けるのでしょうか。
家でもよくするそうで「プレーリードッグみたい」とお母さんが笑って教えてくれました。

発達は身体の中心から先端に向けて順番に成熟していきます。
☆ちゃんは自分の意思で膝から上の筋肉を動かせます。
このあと、膝からから下、つまり歩行の準備が整いつつあるのがわかります。

そこで、☆ちゃんの両手を取り歩行を促すよう少し前進してみました。

すると、☆ちゃんの足が右、左と交互に2,3歩前進しました。



この日初めて椅子を「座るもの」と認識し、自ら座るしぐさをみせました 。

これまではテーブルに伝い歩きをしていましたが、☆ちゃんにとっては椅子は「障害物」でした。

このとき、☆ちゃんの視線は前を向いているわけですから椅子を見て「座る」意思を持ち、見えなくても短時間なら後ろにある椅子の記憶を保持して「座る」一連の動作です。


また、この日手さし行動が見られるようになりました。

☆ちゃんの視線の先には、天井から吊るされた気球が見えていると思われます。


お母さんの報告によると、指を一本にして指す指さし行動も見られるそうです。


この手さし・指さし行動は霊長類の中で最もヒトに近いチンパンジーにはないそうです。(人間の環境のなかで訓練されたチンパンジーは別のようです)

この手さし・指さし行動が
ヒトが知的好奇心を持って外界へ関心があることを示し、探索し、世界が広がりを見せていくことを表しているといいます。

こどもが指さし行動をしたときに、そばにいる大人が気づき「それは気球よ」
などと話せば、同じものを見た結果単語が入力され共感を生みますし、同じように話しはしなくても言葉を知っていきます。

☆ちゃん自身がそれまで以上の交流を求めはじめたことをしめすものです。


(参考文献『子どもの発達と診断』田中昌人/田中杉恵 著)








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よりヒトへ :: 2014/07/22(Tue)

リボンクラブまでの道中に寝てしまった☆ちゃん(10ヶ月)
移動中はもっぱら睡眠時間になるようです。

しばらくして目を覚ました☆ちゃんは、今いる自分の場所の情報を得るため、天井、壁とあたりを見回します。

どうやら全く知らない場所・人ではなさそうだけど・・

お母さんのそばで警戒しながら様子を伺っていました。

「よし、大丈夫」と思ったかどうかはわかりませんが、長らくあたりを見回し安心したのか、自分の感覚器官を通して興味のあるものへと手を伸ばします。

ポッチ付きパズル。
小さなものも上手に摘めます。
摘めたのが嬉しかったのか、お母さんを見ます。


持ち替えて・・次に挑戦


できた!上手く外せました!


右手で摘みつつ、左手のものも持つ。
複数のものを把握するという、なかなか難しい複雑な手の動き。

ひとつのあそびが「終わり」を迎えると、お母さんの元へ帰っていきます。

ビー玉で遊んだあと、再びお母さんのところへ帰って行ったところで、
☆ちゃんがこちらを見ていることを確認した上で、キーボックスにビー玉を入れてゆっくり蓋を閉じて見せました。

さて、☆ちゃんはどうするでしょう?



ハイハイでやってきて、迷うことなくビー玉を入れた場所の蓋を開けました。

何度か同じことを繰り返してみましたが、☆ちゃんは蓋を開けて中のビー玉を取り出すことに成功しました。


このことから何がわかるのかというと、
ヒトはおおよそ10ヶ月頃には短期の記憶力があり、目の前からなくなったもの=ないものではなく、

「探索」システムが働くということ。

そして探索し得る運動能力を備えているということです。

ビー玉を両手に持ちました。

この次、何が起こるでしょう?


「打ち合わせる」という行為になります。必ずです。


これまで☆ちゃんから発する音は、
感じたものが内面から声となって発せられた原初的なものだったのに対し、

今では、そこに意思が感じられるようになったのです。
「わたし、今からこのことについてしゃべるわよ」みたいな強さや明確さのある
「うー、うー」なのです!

意味のある発語に向けた練習をしているのかもしれませんね。


この日の☆ちゃんの様子からは、一見すると発達が後退してしまったかのようにも見えるものでした。


しかし、そうではなく月齢が進むに従い
より外の世界へ対する警戒心が働き、
「快」「不快」だけでない、より細やかな感情を持つようになった表れであると見えました。

お母さんは、そんな☆ちゃんの成長する姿を安心して客観的に見守っておられ、
お母さんならではの分析を見事にされておられます。

リボンクラブの時間だけではわからない家庭での様子を伺うことで、より明確な分析ができ観察できます。


お母さんからの聞き取りはとても大事です。



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