あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





赤ちゃん学スペシャル講座 :: 2013/03/23(Sat)

2/26の赤ちゃん学スペシャル講座
~赤ちゃんの見る~の続きをUPしていませんでした


今回はその続きです


視覚的断崖を認識し、奥行きを判断できるのは生後9ヶ月頃だそうです

視知覚の役割として大切なことは

1: 2次元から3次元を認識できるようになること

2: 色を区別すること


3: 顔を認知することです


網膜に映る映像は2次元ですが、
私たちは平面ではなく空間に存在していますよね

では、ヒトはいつ2次元から3次元の世の中を知るのでしょうか

大きさの違う2つのモノを赤ちゃんの前に単眼で見せ、どちらに手を伸ばすのか1985年(わりと最近!)の実験によると、


生後5ヶ月半で大きいモノに手を伸ばすことが判明したそうです

また、色の違う2本のリボンをクロスさせ、
後ろのリボンがつながっていると理解できるのも5ヶ月半
(1995年)


単眼で物体をみると、左右で少しズレが生じますよね

両目の情報を統合し、両眼立体視できるようになるのも生後5ヶ月を過ぎてからだそうです


影による情報を理解できるようになるのは、4ヶ月頃からで

左右に移動する同じボールの動きでも、
影のつき方で転がっているのか、
浮き上がるのかの違いに気づくのは生後6,7ヶ月だそうです
(2006年)


次に色について

ヒトは青、赤、緑の色を感知する視細胞があるのだそうですが、


私たちは虹の色を7色見ることができます

これは面白いことに、国によって違うようで、

欧米では6色、モンゴルでは3色にしか分けないそうです

これは3色の視細胞だけでは説明できませんね

では赤ちゃんは、どのように見ているのでしょうか?

初めに同じ色を何度も見せ、馴れてきたところで(馴化)、違う色を見せてどちらを長く見るのか計ったそうです(選好注視法)

例えば、初めに青を見せ馴化が生じたところで、青と水色を並べて

同様に緑と青色を並べて4ヶ月の赤ちゃんに見せると、青以外の色の方を見つめたそうです(2004年)


ちなみに青色で馴化された赤ちゃんは、水色より緑色の方をより違う色と
認識していることがわかっているようです


生後4ヶ月で、青と緑を区別し、
緑と黄色も区別できているのです!


最後に、顔知覚について

私たちは日本人の顔の違いには敏感に識別でき、外国人の識別は難しく感じます


同様に、サルの顔区別も難しくどれも同じに見えますが、


6ヶ月の赤ちゃんは、上手に識別でき、

9ヶ月になると識別できなくなるのだそう

これは『赤ちゃんの聞く』のときにも聞きましたが、LとRの音声区別できていたことも、

文化によって、月齢が経つにつれだんだん認識できなくなるのと同じようです


「顔の知覚」ですが、


顔の知覚ができるようになると、
個人を識別でき、

表情を知覚し、

視線を検出できるのです


では、赤ちゃんは顔と顔ではないものの違いをどのように見ているのでしょうか?


赤ちゃんにピンボケしているようなハッキリ写っていない顔みたいな映像を見せると、他のモノより長く見ているようです

どうしてでしょうか?

なにに注目しているのでしょうか?


真正面を向いている顔画像と、目が横を向いている顔画像ふたつを赤ちゃんに見せると、

目が合う画像(真正面を向いている)の方をより長く見ていることがわかりました(2002年)


赤ちゃんと視線を合わせることは、コミュニケーションとして効果があると
いえますね



さらに、そこにマザリング(赤ちゃんに注意を引くような言葉がけ)があると共同注視を促すことがわかっています(2008年)


人間の目は他のどの動物よりも
縦横の比率が大きく、
白目の占める割合も多いので
どこを見ているのかわかりやすいようです

われわれ人間はコミュニケーションを必要とする生き物でそのために有利な目を持っているのだそうです


「赤ちゃんの見る」について学術的にわかってきたことは、わりと最近のことのようです

私たちは特別考えもせず、見る機能を獲得してきましたが

このような過程を踏んでいるのだと、きちんとわかったのですから

赤ちゃんの見ることに注目したいものです


授乳中のよそ見はよくないことの意味がわかりましたね!


あ~もう一度やり直したい!と思わずにいられません~


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