あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





日本赤ちゃん学会第14回学術集会~胎児期からの発達とその障害~ :: 2014/06/30(Mon)

翌日のラウンドテーブルは胎児期からの発達とその障害 ~振る舞いから探る初期脳発達について5人の先生の研究を聴いてきました。

諸隈先生は胎児の運動・リズムの発達についてお話し下さいました。

胎児が7週・・胎動のはじまり(もう動いてるんです!)
8w・・四肢の単独の動き
9w・・躯幹全身の動き
9w~10wにかけて余剰回路の除去を行い、躯幹・四肢の連動した動きへと発達する。

8w~14wにかけて全身運動のリズムにバリエーションが増え、周期性へと変化が現れはじめる。

ということがわかってきたため、
15wで上記の8,9wの動きであったり、動きのバリエーションが見られない、眼球運動も見られない、となると異常な初期胎動と捉えることができる。


眼球運動の発生は28w~30wには頻発に見られ、

34wになると、頻発にあるときと全くないときが顕著に計測されるようになり、
(起きているときと寝ているときがはっきりする?)

眼球運動が始まると排尿があるなどの体性運動がある。

妊娠後期になると、胎動・眼球・心拍・呼吸・排尿が同期した動きとなる。

規則的な口唇活動が35wくらいから見られるようになる。(おっぱいを飲む練習をしている?)


胎児期からすでに指しゃぶりや舌出し、あくび、よく噛むような口の運動は最も頻回に見られ、まばたき、しかめっ面、微笑みといったさまざまな表情を示すことも明らかになってきたそうです。


眼球運動については、
午前中は日内変動が少なく、夕方から夜にかけてピークを迎える。

これは、昼過ぎから母体のコルチゾールが上昇することに起因している。

妊娠初期は運動リズムが各部位バラバラで単純な胎動であったのが、次第に全身が連動した複雑なリズムへと構成されている。

神経系のリズムが発達と関係があるといえることから、リズムに周期規則が見られない場合、発達に障害があることが予見される。


今後、胎児の運動リズムは情動と関係しているのか研究をすすめる。


最上先生(京大 医学部附属病院)は産科の医師で、胎児の栄養と発達障害の研究を発表されました。


妊娠中の栄養は大切で日本では、出生体重2,500g以下の低体重児が増えている。

20代から30代の妊娠中の母親の2割がやせており、分娩時の体重が小さい程、発育不全を示す。

妊娠中は十分なタンパク質が必要。

低体重児は精神疾患になる可能性がある。

葉酸を補充すると変化を防げる。

低カロリー(マウス?)摂取の母の発育不全の胎児に、

神経系の発達に重要な役割をするバリン、ロイシン、イソロイシン(BCAA)をサプリで摂取制限したマウスは部分的改善が見られた。

また、自閉症のマウスの神経学的異常はBCAAを添加すると改善された。

妊婦の体重増加は11,5kg増までは正常とし、これ以上は注意が必要。

妊婦の過ぎる体重は今や厳しく管理はせず、十分な栄養を摂ることが疾患発症の予防になる。


とのことでした。
余談ですが、わたしは3人のこどもがいてその間 10年間ありますが、どの子のときも病院で厳しい体重管理があったものでした。プラス5,6kgで優秀と言われ、10kgを超えると自制心のないダメ母のレッテルをはられ伏せ目がちに看護師の話を聞くことになるのでした。


他の先生方の発表もありますが、とにかく専門的な分野でのコアな研究で話される言葉もわたしには難解!


短時間にシャワーのように降り注がれる研究発表に、必須でペンを走らせてメモをとりましたが、わたしなりの解釈ですみません。




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