クルクルとオモシロそうなものを見つけては、移動し、触ってみます。
○ちゃん(1歳半)

できることも、興味の対象にも広がりがでてきました。

キッチンの下のオーブン部分に気がつきました。
手をかけて開けようと試みますが開きません。
困った○ちゃん、振り向いて懇願する目と発声。
「あけてー」といったところでしょうか。
「○ちゃん、ここ開けてほしいのね。よく見ててね」といって手首を外転して開けて見せたあと、
内転してまた閉めて見せました。(意地悪みたいですね💦)
すると、その動きをよく見ていた○ちゃん。
同じように手首を回転してオーブンの扉を開けることに成功しました。
「あいた!」と思ったかどうかはわかりませんが、
できた!というフィードバックは得ていると思うのです。
その後、お鍋を入れていました。
お鍋の中の食材をテーブルに運び、お気に入りの椅子に座ると食べ始めます。

日常生活を模倣したあそびが展開されています。
まだ何か特定の言葉かどうかは判別できないものの、言葉らしい発語も増え、
これがほしい、アレとってーが伝わってきますし
語彙が増えてきたようです。

3カ月前にやってみた鏡の課題を1歳半になった今、再びしてみました。

○ちゃんの額に見られないようにそっとシールを貼り、ひとしきりあそんで忘れた頃に鏡を見せます。
すると、鏡の中のジブンを見た後、額のシールを剥がしました!
3カ月前には知らなかった(わからなかった)かもしれないジブンの顔について、
普段のジブンにないものに気づいたのですから
今は「ジブンがわかっている」ということです。
この間に脳内で何が起こっているのでしょうね。
驚くべき成長です。
それから面白かったのは、
剥がしたシールをお母さんの眉間に貼りました。
床に置いた鏡を指差すのです。
お母さんが鏡を覗き込むと、
「ホラ、みてごらん。あなたのここにシールついてるでしょう」
と言わんばかりに鏡を人差し指で叩きます。
ジブンに起こったことをお母さんで再現したのでした。
鏡に映った「お母さん」は、目の前の「お母さん」と同一であることもわかっているものと思われます。
今では胎児のときすでに指しゃぶりをしていることを知らない人は少ないと思いますが、
口唇と指が触れることはジブンを知る行為だと言われています。つまり、胎児は触覚でジブンを認識しているといえます。
1歳半の○ちゃんは、次は視覚でもジブンを認識することができるようになったという訳です。
- 小さな探検家1歳児
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