あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





「基本的信頼感」 :: 2016/05/02(Mon)

☆ちゃん1歳5カ月。

ジブンの目線より高いところにある棚に視線を送り、指差して盛んに発声。
どうやら絵の具の入った瓶をご所望のよう。

手のひらを内側に傾けて「注ぐ」素振りを見せました!
いつもしている「ペットボトルの水を入れること」を要求しているのだと思いました。

水を入れると、筆でかきまぜます。

筆の運びは「打点」。



ボールを両手で投げることができます。
意識的に持っているものを「放す」ことができて喜びます。


片手で把握できる球を掴み、ゾムツールの高い模型の真上から落として喜びます。

目標に向かってタイミングよく手を放した結果「落ちる」のを見ることで因果関係を知るのでしょう。
お母さんもポトンと落とすと今度は☆ちゃんが、
というふうにして何度も繰り返し、心地よい親子のコミュニケーションが見られます。


☆ちゃんは、「できたこと」「うまくいった」ことをよくわかっていて、実に満足そうな表情を見せてくれます。

きっと身近な人と小さな成功を共有し、喜び合う経験がたくさんあるのでしょうね。


シールを手渡すと剥離紙から上手く剥がして紙に貼ります。

貼るものと貼られるものの関係性もよく理解しているようです。



1歳のお誕生日を迎える前は、バスの中のミニドールを取り出したいのに取り出せず、
あきらめたり、イライラしていたのですが、

今では「ひっくり返して出す」ことを知っています。


一旦出したミニドールを既に入っている穴に入れようとする → 入らない → 隣に入れ直す
問題を解決できます。



ボールは「投げる」の他にも「座る」試みを見せてくれます。

しっかり見えていないジブンのお尻の下にあるボールの上に座るのは、なかなか苦戦しています。


おままごとコーナーではアイスを手にし、もう一つをわたしに持ってきてくれます。
「ジェリーさんにくれるの。ありがとう~~」と言って食べるフリをして、

「アレ?お母さんのアイスないねー」と言ってみました。


すると、お母さんに視線を送りました。

そして、先ほどわたしに渡してくれたアイスを持ってお母さんへ持っていくという解決を図りました!
「ワタシ」と「アナタ」の関係であそぶことができる立派な1歳5カ月児の解決ですよね。


☆ちゃんとは1歳になる前から定期的に会う機会があったため「お母さん」を仲立ちにした三項関係が早期に成立していました。
その甲斐あって、体調もよく機嫌もよい場合はリボンクラブの空間でお母さんから離れても安心できていますし、オモシロソウなモノを見つけては自由に移動できます。


タイトルの「基本的信頼感」については、
次回の記事にしたいと思います。





関連記事
  1. 小さな探検家1歳児
  2. | trackback:0
  3. | 本文:1
<<「基本的信頼感」 | top | 制御>>


comment

おおよそ10か月を過ぎて、直立歩行態勢に入ってからの1年間の行動は面白いですね。

一滴のしずくが水面に落ちて、波紋を広げていくように、赤ちゃんの世界も広がりを見せていきます。

生後4か月くらいまでは「母親との密接な関係」の中で生息していた赤ちゃんが、コミュニケーションを求めるようになり、ハイハイで移動し、直立歩行をして探索するようになっていきます。

<片手で把握できる球を掴み、ゾムツール高い模型の真上から落として喜びます>

1年前に比べると考えられないくらい高度な行動ですね。

15回ベビーサイエンスの論文の中で「視覚表象と運動表象のヘッブ則」という言葉が出ていました。

視空間認知とも関係してくると思いますが、手につかんだボールを塔の真上に持っていくには、ターゲットへの距離と手の運動の軌道をマッチングさせなければなりません。

視空間認知は、ジブンとモノとの位置関係や大小の概念、モノの配置などを把握することですが、これに伴ってジブンの身体や手の軌道をコントロールしていくことで目的を達成することができます。

ヘッブ則というのは、ニューロンのシナプスAの発火が隣接するニューロンBの発火を促し伝導効率を上げることだそうです。

論文の題名は「運動表象と視覚表象による予測学習」です。なんだか難しかったのですが面白いと思いました。

こんな風にしてみると、一見いたずらにしか見えない子どもの行動も、すごいことをしているんだなと改めて思いますね。

それから「思考的視空間認知」という言葉があります。「手はずを整える力」のことですが、頭の中で視覚表象(イメージ)を、分類し、配列し、配置していくことです。

例えば、家具をどのように配置すれば住み心地が良くなる?
    料理をするときの材料の選択と手順はどうすればいいか?
    ある計画を立てて実行していくには?

こういったことを司るのが「思考的視空間認知」なのだそうです。おおよそ7歳くらいから開花していく能力だと思いますが、1歳半のイタズラの中にそれらの萌芽があるのかも知れませんね。

2才くらいになると、あるものを別のもので見立て、色別で分類し、積み木を配列し、それらを組み合わせてストーリーを作る(配置する)ことができるようになってくるでしょう。

ママの仕事は「安全基地」になって、必要なときは抱っこして、それからそっと送り出すことですね。

1歳半の子どもにとって「見ること」は知ることです。知ることの中には「言葉にすること」があります。赤ちゃんが指さししたものは、言葉に直してくださいね。

ジジ的解釈では、見立てができるようになったら赤ちゃん時代卒業です。それから言葉の世界に入っていきます。


もう20年近くも前のことですが、

「小さく入ることの豊かさ」と言った心理学者がいました。


忘れられない言葉です。



















最近「視覚表象と運動表象のヘッブ則」という言葉を


誰だったか忘れたのですが「小さく入ることの豊かさ」と表現した心理学者がいました。あれこれの早期教育のメソッドが流行っていたころのことですから、心に残った言葉でした。





  1. 2016/05/07(Sat) 16:49:14 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

comment


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://omocharibon.blog.fc2.com/tb.php/1011-1f9b7df1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)