あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム





協調あそびへ :: 2018/01/26(Fri)



池田ルームに新しく加わったジュエル積木をつかって。
●くん(5歳3ヶ月)

同じ色でつなげていくドミノあそび。
わたしと交代でどんどんつなげていきました。



「パソコンが壊れて福笑いをプリントアウトできないなぁ」とこぼしたわたしに、「つくったらいいんじゃない?」と
こどもから提案があり、作ってみました!脱帽!

目をつぶって、触覚を頼りにパーツが何であるかを推測・・☆ちゃん(6歳半)

これはなんだろう?
向きは?
顔のどのへんに置いたらいいのかな?
イメージする力とと触覚を使うというシンプルなあそびだけど、
出来上がりには大爆笑。

笑う門には福来る、ですね!



☆ちゃんがアークレインボーをつなげてトンネルを作っていました。

そこへグリム社の積木を持って●くんが接近し、
一つをトンネルとして配置したところ、
☆ちゃんは「チガウ」と言って、●くんの置いた積木を大きい順に置き直しました。

すると、●くんはレインボーの配置にルールがあったことを知り、
☆ちゃんがしたように残ったレインボーを大きい順になるよう配置しました。

☆ちゃんは何も言いませんでした。


しばらく暗黙の了解の上で協調してあそんでいました。





こうなると、大人の出番はほぼありません。



●くんは、これまでリボンクラブでは一人がいい、とよく口にしていました。

また、こどもが複数人 空間のなかにいても、一人の世界を楽しんだり、大人を相手にすることが多いこどもでした。

かといって、お友だちに関心がないということはなく、
お話しもよく聞いていて「だったらこうしたらいいんじゃない?」とお友だちのしていることに加わらないけど解決策をアドバイスしたり、
周辺視野でみていました。


関心はあるけど、関わり方がよくわからないといったところでしょうか。
また、自分の安心基地を守ることにエネルギーを注いでいたとも
考えられます。


それが最近は「きょうはだれかくる?」と尋ねて、お友だちがくることを楽しみにするようになってきました。


このときのように、
お友だちのしていることに「オモシロソウ」と興味を示して接近するのは、これまでの●くんの成長をみてきたわたしには
おっ!となる瞬間でした。






積木を置いた直後に「チガウ」と言われておき直されてしまったら、その場を離れていたかもしれなかったのです。

しかし、
拒否でもなく、「こうしてね」と言われてもなく、
☆ちゃんルールを「あ、こんなふうに置いたら正解なのかな?」と
推しはかり、自らを調整し、
二人の共通の目的(ここでは二つの種類の違うレインボー積木を大きい順に並べて、さらに長いトンネルを作ること?)
に向かって協力することができたこと、

その場で知った簡単なルールを受け入れて新しいゲームを楽しめるようになったことは
へぇ~!そんなことできるようになったんだ!
と感動すら覚えるほどの大躍進でした。


もちろん、いつでもうまくいくわけではなく、
間違えたり失敗するのがこどもです。
疲れていたり、風邪気味であったり、イライラしてコンディションが悪い時はなおさらでしょうね。


安心できる人の中で、
たくさん間違えたり、失敗したり、試すことが許される安心空間で
認められ、自信をつけて社会に出てほしい。


幼児期後期に身につける力はまさに
社会で求められる人間の能力の根底部分にあたります。



命令なく考えて行動する、修正する、人の気持ちを察するAI(人工知能)が開発されつつあります。
こどもたちが成人したとき、AIに取って代わられないよう
感性を磨くのに最適で、じっくり関わる時間があるのは幼児期でしょうね。









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comment

ジジです。

朝3時過ぎに目覚めて、本や新聞を読んだりしてゴソゴソしているのですが、5時ころが寒いですね。ボッスさんには「3時ころから起きるな・・」と叱られているのですが・・・。

さて「協同」のテーマ・・・・

おおよそ5歳を過ぎてくると、「協同すること」が子どもたちに動機づけられているようですね。☆ちゃんと●くんの交流、面白く拝見しました

> すると●くんはレインボーの配置にルールがあったことを知り、☆ちゃんがしたように、残ったレインボーを大きい順になるように配置しました。

☆ちゃんは何も言いませんでした。

しばらく暗黙の了解のうえで協同してあそんでいました。 <

この「暗黙の了解」という、それほど永くはない時間と空間の中で、どのような交流が二人の間におこっていたのでしょう?

一発触発の危機を含んでいますよね。

「情動的知覚」という言葉があるようですが、相手の細やかな動きや表情を察知して、YES・NO で進行しているのかも知れません。

ここでは6歳半の☆ちゃんが上手くリードして、5歳3か月の●くんの控えめな接近と理解力が、ことをスムーズに運んでいったのかな?と思いました。

5歳代の子どもたちにとって、お友だちができることは何よりも歓びでしょう。

それは他者の感情や考え、モノを扱うスキルと交流することであり、ジブン自身が受け入れられるという経験をすることです。それも、親や先生ではなく、同年齢の子どもにということが重要なのかもしれません。

5歳児に限らず、若者が集っておしゃべりしたり、あそんだりするのはなぜか?

動物学者のアイベスフェルトによると「そこには将来の配偶者がいる可能性が高い」ということだそうです。

子どもたちを幸福に導くもの、あるいはコトとは何か?

これは今からも、リボンクラブの仲間とともに探求していきたいテーマですね。荒尾リボンクラブのレオさんも、感情をテーマにして試行錯誤しているようです。

子どもをいじって、賢くしたり、何かを高めようとしないで、子どもの周辺にいる大人が、子どもの行動を観察したり、そこで展開されるデキゴトから何かを学んでいく努力をしていれば、子どもたちもそうした姿勢を参考にしてくれるかもしれません。そのように期待したいです。

2020年からアクティブ・ラーニングという学習法が、小中学校の授業でも取り入れられるということで、知識を一方的に教えていくのではなく、自らテーマを探し、情報を集め、協同で問題解決をしてゆく力を育むことが大切だとうたわれているようです。

ジジとしては、「なにをいまさら・・」という感じもするのですが、全体として子どもたちにとっては、良くなっていくのかも知れませんね。

現場の先生にしてみれば、上から降ってきたような話ですから、大変だと思いますが・・・。










  1. 2018/01/27(Sat) 13:24:23 |
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  3. ジジ #-
  4. [ 編集 ]

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