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1歳後半から2歳くらいまでに見られる【ごっこあそび】についてどう見るか?


現在、
膨大な子どもの姿を捉えた写真とドキュメントを振り返り、リボンクラブの内容をもっと人に伝えやすい仕組みにできないかと奮闘しています。


以下は池田ルームでの1歳後半から2歳くらいまでの子どもの【振りあそび】【ごっこあそび】について、
あそびの心理研究所のジジさんが考察と講評(←この言葉が適切かわかりません。もっとピッタリな言葉があれば助言ください!)を添えているものです。


*****************

1歳10ヶ月





コップにお茶を注いでいる。スープを飲む真似をしている。

ふたつの振りあそびおもしろいですね。

トマセロによるとさるはヒト真似が出来ないそうです。





1歳8ヶ月





人形にミルクを飲ませている。


ドングリの食材を湯飲みやフライパンに入れている。

このあたりが見立行動のはじまりかも知れませんね。






2歳1か月の女の子

お人形おんぶ。左手にトレー、食材を準備している。

ナラティブ(ものがたり)感じられますね。

それぞれ三つの動作に関連性が感じられるという意味です。



アイスクリームをお母さんに運ぶ。

お人形をお母さんに渡してミルクも渡す。







2歳2か月



お皿に盛りつけた料理をお母さんに食べてもらっているところとありました。





いづれも興味深い子どもたちの行動です。

こうしたごっこあそびを「表象あそび」とも言いますね。


「ある物を別のもので言い表しながらストーリーを形成していくあそび」と言い表すこともできます。

あそびスペースとあそび道具があれば普通に見られる行動です。

(あそびスペースや道具がなければ見られないかも知れません。)



こうしたごっこあそびをどのように評価したら良いのでしょう?



一つは野生のチンパンジーでは到達できない行動です。



「地球上に住む動物で人間だけに見られる行動」
と言い変えることもできます。



先日、図書館でウォルトンという人の「ごっこ遊びと芸術」という本を借りてきました。



アメリカを代表する哲学者で美学者だそうです。

ウォルトンによると、音楽も美術も演劇も文学も
「ごっこ遊びを基盤にしている」ということです。


科学が事実を数値化していく学問だとしたら、
芸術は虚構を愛する学問かも知れません。


そして人間は事実だけでは生きて行けないのかも知れませんね。

生まれてたった2年くらいの子どもが、虚構の世界を楽しんでいます。


そして、お母さんもその世界を共有しています。

これはとても大切な時間かも知れませんね(子どもの未来の感受性にとっても・・)。


********


これらの写真に見られる子どもたちの姿は、
健康な子どものごく普通の日常生活にあります。


教えられたり、訓練することにより身につけたものではないことは、

小さな子どもと過ごす機会のある人なら誰でも知ってるいることだと思います。


では、なぜ子どもたちはこのようなことをするのか?考えたことがある大人はどのくらいいるでしょう。


私たち大人のなかには、どうもあそびをくだらないとか軽んじて見る傾向があり、
子どもが手にするおもちゃや関わり方にあまり関心がない、という方も少なくないのではないかと感じています。




あそぶ空間とモノ、

ときに活動を助けたり、励ましてくれる大人が介在することで、

子どもたちは自らの力で意味づけしながら虚構の世界
の住人となっていくのを見せてくれます。


そこにわたし達大人が丁寧に寄り添うことこそが、

子どもにとって信頼できる大人であり、
良い子育てであり、
良い母親となり得ると考えます。


良い育児とは「普通の母親」であること。


あそびのアトリエでは、

その「普通」とは何か?を学ぶことができます!






早く早くではなく ゆっくり
見落とさないで しっかり
失敗しないようにではなく まちがっていい


今の時代と逆行しているかもしれませんが、
これがあそびのアトリエの
キャッチコピーです。























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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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