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21世紀型学力とは?


ただいま保育士の勉強をしています。

教育原理の教科には何やら聞き慣れないワードがでてきて、なかなか興味深いのでこちらでご紹介。



経済協力開発機構(OECD)の示す21世紀型学力
キーコンピテンシー

① 社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力

② 多様な集団における人間関係形成能力

③ 自立的に行動する能力


キー(鍵)コンピテンシー(能力)なる単語を初めて知りましたが、社会に求められる力を育成しよう、というものだそうです。



これが2003年に発表されているということですから、
結構な年数経っているのですよね。


さて、子どもたちの周辺を見渡してみたとき
幼・保、小、中学校でどれほど浸透しているのでしょうか?


園や学校の教育のねらいとして掲げているところは多いでしょうが、生活のなかで上記の点に重きを置いて教育的指導、関わりがなされているのかなあ?と疑問に思います。


社会・文化的、技術的ツールの活用…

わたしはまっさきにテクノロジーを利用した教育を思い浮かべました。
わが子たちの学校教育を振り返ってみたとき、これは自治体にもよるのでしょうが、
学校によりかなり差があると感じています。

例えば、長女の通った中学校では
全てではないにせよ、課題はパソコンを使い、ファイル形式にしてUSBで管理していました。
生徒会はまさに生徒による発案で運営され、先生がたは厳しくも熱く、子どもたちと付かず離れずの距離感を保ち見守ってくださっているように感じました。
これはまさに社会に求められる力の育成であったなぁと思うのです。


長女と10才年のはなれた息子の通う中学校では、授業に大量のプリントを使用しています。
プリントの穴埋めで授業が進行すれば、板書の負担は軽減されるかもしれません。使用後は教科別に二つ穴ファイルに綴じて管理することになっています。9教科分!


「画像:楽天市場コクヨフラットファイル」

中間・期末テスト後はきちんとプリントが記入され、二つ穴ファイルに綴じてあるかが評価に反映されます。

この文書管理の方法は、約30年前?のわたしが学生のときと同じです。もっとも、わたしの時代は板書も多かったので、息子の扱うプリントとの枚数差はかなりあると思います。

ところで、今の社会でこんなに紙を管理しなければならない組織があるのでしょうか?


なぜ、このことを問題視するかというと、
子どもたちのなかには、このプリントを綴じて管理することが苦手、という場合もあるのです。


クラスに1人や2人いませんでしたか?
よくモノがなくなる子、いつも探し物をしている子、
大事なプリントが引出しやカバンの奥からくちゃくちゃになって出てくる子、提出期限までに提出物を出さない子

わたしが学生の頃、このような子がクラスメイトにいました。出来ない子は決まっていて、だらしがないと怒られたり、立たされて罰を受けたり、侮辱した言葉を言われていました。
(それを聞いていたクラスの子も、先生の言葉通りその子のパーソナリティを認識するようになっていました)


さすがに、今の時代にこのようなあからさまな態度で接する先生はいないかもしれませんが、
生徒は求められたことができない居心地の悪さを感じています。
あるいは「できない自分」を受け入れ自ら評価台から外へ出てしまうのです。


このような場合、困難な状況を「できるようになる努力」をすることはもちろん大切だと思います。
また一方で、テクノロジーを利用することで当事者の困難さを軽減したり、自立のための道具として必要である、と学校に認められることにより、自尊心を失わず自己を肯定的に捉えることを助けてくれるのでは?と思ったりするのです。

困難なことを乗り越えることに多大な労力を費やすことのほかに、当事者のできる方法も選択できるような教育均等の保障をお願いしたいと思う訳です。


これまでに子育てを通して、学校に通えなくなり、不登校になった生徒を何人も知っています。


家庭環境や当事者の健康面など個々にさまざまな問題を抱えているものと思われますが、

他者と少し違う子どもは集団の場で孤立していないでしょうか?

教室に居づらい状況はないでしょうか?

マイノリティの教育を受ける権利は保障されているでしょうか?

均一化しようとする力は働いていないでしょうか?

子どもが主体となって活動できる教育的機会が与えられているでしょうか?

知識を記憶することに偏重した教育になっていないのでしょうか?



そう考えてみたら、
このOECDが提唱するキーコンピテンシーは17年経った今でも日本の教育現場ではまだまだ根付いていないのでは?と思わざるを得ないのです。






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コメント

No title

「赤ちゃん学で理解する乳幼児の発達と保育③」が発行されました。
3部構成です。
1部は、小椋たみ子(神戸大学名誉教授)担当で、
「言葉」
2部は、遠藤利彦(東京大学大学院教育学教授)担当で、「非認知的なこころ」
3部は、乙部貴幸(仁愛女子短期大学幼児教育学科准教授)担当で、「学ぶ力」です。
もしまだ読んでいないようでしたらおススメです。
あそびのアトリエが目指して来たものが、分かりやすく書かれています。

片付けが、どうしてだか?できない子どもっているようですね。ジジはノートがどういう訳か?最後まで書けませんでした。最後と言うより2~3ページ書いたら後がつづかないのです。

こういうことは第3者には分かりづらいですよね。

何よりも先生方には、子どもの「困り感」に気づいて欲しいですね。

そして誰でも「困り感」の「一つや二つ持っているもんだ・・」と伝えてくれたら安心するのにね。

ジジは「アンタは三日坊主」とサンザン言われてきました。

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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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