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子どもの遊びと発達③

投稿の順番が前後してしまいましたが②の続きです。



それから、重要なのは充分な「遊ぶ時間」があることです。

いまは、気を引くキャッチコピーで子どもを対象にしたビジネスが盛んにありますから、習い事を全くしないで小学校に入る子どもにお目にかかることは難しいことです。


誤解を与えないようつけ加えておきますと、習い事を否定しているのではありません。親子で向き合ってきていますと煮詰まり、社会から孤立してしまいそうな閉塞感、孤独感が少なからず母親にはあるものです。
社会との繋がりを持つための手段となり、昼間の子育てを一人きりで背負う負担感を軽減する役割があることも充分理解しているつもりです。
また、子どもに家庭以外の世界のステップを経験させたいと思う気持ちも自然なことです。

かくゆう私もその一人で、子どもがどのような発達の道筋を辿って成長していくのか知らなかったときは、子どもを熱心に通わせていたこともありました。

子どもの成長に悪影響を与えたとまでは思っていませんが、今思い返してみても、その習い事が本当に子どものために重要だったとは思えません。
幼児期の貴重な時間や送迎の労力、お金を使ってまでやることでもなかったかな、余計なことをしたのでは?もっと大切なことが他にあったのでは?と思うことがあります。


一般的には、親が苦手だったから子どもにそのような思いをさせたくない、

親が得られなかったチャンスを子どもには与えたい、

小学校に入ってからのことを考えて家庭で早く準備しておくと子どもが困らないだろう、など


子どものためと言いながら、実は大人の不安を解消するためであったり、子どもが直面する問題を親がなり代わり(先回りし)自己実現を果たしているということは実は多くあるのでは、と思っています。

また、忙しい親に代わって習い事が子どもの学童保育的な役割(居場所)を担ってきているという側面もあります。


あそびのアトリエを仕事をして出会ってきた方々のなかに、過去には習い事に1週間のほとんど割いて通っておられる方にお会いすることもありました。


詳しいことは言えませんが、子どもの困り感についての
相談が主だったと記憶しています。
その子どもの方はといえば、目の前のおもちゃを選択して関わる力はどことなく自信なさげで、年齢からしても弱々しい印象を受けました。
確かに実年齢と発達年齢の差はあり、丁寧な観察は必要だと思いましたが、子どもの緊張感や不安感が取り除けたら(信頼関係を築くまでの時間、この点が個々に差があります)果たしてお母さんが仰るような困り感を持つ子どもか?環境を調整すれば改善される問題のようにも見えました。



お母さんは一生懸命過ぎるくらい子どものことを考えておられる方でした。しかし、子どもが「自ら育つ力」「教えられないで身につけていく力」のことはあまりご存知でなかったのか、それとも重要視されておられなかったのか残念ながらわからないままでした。


極端な例かもしれませんが、
最近の幼児は忙しい子どもが多いのが実情です。


お母さんと離れ、園でたくさん心と身体を動かして疲れて帰ってきて、あちこち連れて行かれるとなれば
ホッと休まる間もありません。
とても集中して遊ぶなんてできないでしょう。

外の社会ルールに適応し、自身をコントロールすることは大変疲れることです。

帰宅後ソファーでゴロゴロして過ごしたり、
赤ちゃん返りのような駄々捏ね、後退現象も時折り見せ、お家の人に甘えることもあるでしょう。
それを優しく包み込んでくれるのが家庭の役割だと思うのです。


子どもが「やる」と言って始めた習い事でさえ、
決めたときは自分がどんなに疲れていようがお構いなしにその日が毎週やってくる、とまでは考えていないでしょうし、子どもが忙し過ぎる自身のスケジュール管理をするのことはできません。

頻度としてはせいぜい「こんどの○ようび」あるいは「まいしゅう○ようび」は「△△のある日」くらいが、幼児が自身の生活の一部としてスケジュールを理解し、気持ちをそちらに向けて調整できる範疇にあるのかもしれません。


幼児は生活と遊びのなかで育つものですから、
時間を調整し、子どもたちの豊かな育ちを守ることは
大人の役割となります。








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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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