あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





左右均衡にするには :: 2012/11/01(Thu)

ここ数ヶ月、おもちゃ部屋に入ると

天秤はかり左右釣り合った状態で分銅が入れてありました

まっくすがしたのか?

次女がしたのか?

特に問うこともなく過ごしていましたが、

先日、まっくすと二人で部屋で遊んでいたときにも、はかりが
釣り合わせた状態になっていたので、
ちょうどいいタイミングだと思い聞いてみました
「これ、まっくすがしたの?」

「うん、そうやで。おんなじやで」

『「おんなじ」っていうのは、右の皿と左の皿の 重さが おなじになってるってこと?』

(言語化のお手伝い)

「うん、そう」

いろいろ質問してみたら、重さと天秤はかりの関係性について よく理解できているようでした

「じゃあ、右と左の重さをおんなじにするにはどうしたらいいの?」と、聞いてみると、

「そんなん、こうやってすんねん」と言って、皿にポンポン入れてくれました


(皿から分銅を出したところ)

「おなじおもりをいっこずついれたらええねん」


「あ~、なるほどね! そうしたら、同じになるんやな。ん~、おなじにするには、他にもやり方あるかな~?」

と言うと、即座に

「あるで!」と言って、

目と手で操作しながら、微調整を繰り返し



こんなふうに入れました


最も軽い分銅を1として考えると、4段階までの分銅が2つずつある この天秤はかり


4は最初から、分けて入れました


残りの1から3までの分銅を
量の合成をして入れてあります

つまり、3の重さは1と2の重さを合わせたものに匹敵することを

このはかりで遊んでいるうちに発見していました

色、質(木・金属・プラスチックなど)、個数は 視覚で認識できます

重さの概念は、持ったときの感覚で認識される領域で 視覚のみでは(見ただけでは)はっきりわからないため鈍感になりやすいです



(職業として、お米屋さんとか、お肉屋さんなどは、持っただけで微妙な加減まで分かる方もいるようですが・・)


天秤はかりのように、生活のなかで目に見えない領域(重さや温度)が
視覚的に映るシンボルとなるものに触れる機会は

幼児期にもぜひ、体験したいものです

感覚として得た知識を、数字や単位と関連させることで
さらに世界が広がりのあるものに映っていくことでしょう

「教える」のではなく、こどもが今何に関心があるのかのアンテナを巡らせていると、こども自らが疑問を持ち、知りたい!と感じているときが必ずあります

その時 私たちオトナは答えを与えるのではなく、
しっかり

ゆっくり

間違ってもいい

気持ちで

こどもが一人でできるようにお手伝いし、見守ることができたらいいな~と思います


オトナがこどもにしてあげれるのは、
これくらいなものだと感じます


それ以下の関わりでも、
それ以上の関わりでも、

こどもの持つ素晴らしい感性が失われるようです

今の日本の社会では、つまらないこどもを量産する産業があふれているようですが・・・

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comment

すばらしい体験ですね!

ジェリーさんの記事に大賛成!

視覚だけではない大切な感覚がいっぱいありますね。

重さ、温度などは基本的には身体全体で感ずる感覚ですね。

2つを比較する際、微妙になってくるので、微妙な場合でも判断しやすくなる、視覚に訴えるものに変換しています。(天秤ばかりでの2つの皿の上下の位置関係や温度計での赤いアルコール柱の長さの変化)

諸量を視覚に訴える量に変換するのが、計測の基本的な考え方です。
単位の導入やそれに伴って数値化するのは、それ以降のことです。

また重さも幼児期では、<大きければ重い>といったように、大きさと重さが未分化のようです。

これらのことは実際に身体を通してしか、体験できません。

実体験がなく、ワークブックのようなペーパー上で行って(視覚のみ)、それで十分と思われているようなことが多いような気がします。(つまらないこどもを量産する産業かな?)

おっしゃるように私達大人は、子どもの感覚を大切にして、数量化しても、それがどんな感覚に基づいているのか、立ち戻れるようにしたいものです。

お暇でしたら、当方のブログ2012-04--24「測るー温度(気温)調べ」をご覧いただけると幸いです。
  1. 2012/11/02(Fri) 18:31:15 |
  2. URL |
  3. m.k.masa #-
  4. [ 編集 ]

m.k.masa様


ご賛同いただきありがとうございます。
先生のようなお立場の方にそうおっしゃっていただけるのは、大変光栄です。

私たちは成長するにつれ、生まれもったモロー反射などの原始反応などのみならず
実に多くの感覚をそぎ落としてしまっているようです。
生活が豊かになったことに関係しているのでしょうが。

もちろん先生の記事は拝読しております。
この記事を書くにあたり、天秤はかり以外の例として思い浮かんだのが
先生の温度計の記事でしたから。
園児たちの表情と、まっくすの真剣なイキイキとしたまなざしは
共通するものでした。
こどもの国の住人に習う毎日です。
これからも、mssa先生の記事を楽しみにしております。
ありがとうございました。
  1. 2012/11/04(Sun) 09:26:52 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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