あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





赤ちゃん学スペシャル講座(続) :: 2012/12/01(Sat)

前回の続き
~新生児の研究からわかったこと~


新生児の両側に鏡を置いておくと、
鏡に映った側の手の方が
逆側の見えていない手より
活発な運動があったそうです

つまり、鏡に映ったジブンと手の動きの関係に気づき意識的に手を動かしていることがわかります


ちなみに小西先生は、生まれてくるころにはがあるとみているようです


運動イメージが作られていて、
赤ちゃんは5ヶ月位になると、他者の動きがわかるようになり、


ジブンの運動と他者の運動がわかっているそうです

私たちは、通常 見たり、聞いたりして「考えて」から「動き」ますが、

赤ちゃんは自ら動き、触り、見て、聞いて→それから考えてるのだそうです

だから、赤ちゃんに いいものを聴かせたり、見せようとすることより、

ちゃんと動けることが大事

赤ちゃんが 「あれっ? コレ何だろう?」と思うこと

「与える」ことではなく、ちゃんと動ける「空間の保証」が大事と おっしゃっています

最近は 赤ちゃんに声掛けを懸命にされるお母さんは多いが、赤ちゃんと一緒に遊べないお母さんも多いといいます

そういうお母さんにかぎって、
理屈が多い
「但し書き」が多い

赤ちゃんに、理路整然と理屈を説明しても そんなの理解できませんよ~(笑)

語り掛けなくて大丈夫!

生後1年以内は、ノンバーバルコミュニケーションでよい

赤ちゃんのしぐさを ちゃんとみよう!

とお話されていました


乳児期になると、赤ちゃんの動き(運動)は どのように発達していくのか?


3ヶ月頃の見え方は、
形を認識する能力は未熟で、重なった絵は欠けて見えているのに対し、


5ヶ月頃になると、
形を認識する能力が発達し、重なり合って隠れた部分も保存できるようになっているそうです

首が坐り 視界が2次元になり、立体視できるようになり、お座りができるようになります


どうしてお座りできるようになるかというと、足の動きを止めての動きに集中できるようになるためだそうで、


このときに お母さんとの遊びがあるとよく、玩具などを持たせたり、やり取りすることがとても良い時期
なのだそうです


共同注意ができるようになると、ヒトの意図を理解するようになります


「呼ばれたら、四つ這いで来る」ということは、つまり、お母さんの意図を理解できているということになり、

運動もコミュニケーションの手段になるということです

寝返り、ハイハイ、つかまり立ちなどにおいて、


左右・手・膝・脚をどう使えばいいのかの試行錯誤を重ねた上、最もよい運動パターンを選んでいるようです

環境との相互作用の中で、運動パターンが増えるので、

パターンは多い方がよく、少ないな~と感じたら、そばにいる大人がパターンを増やす成功体験を助けてあげればよいそうです


情動のコントロールは動くことで養われるため、移動運動は、感情の発達を促し


また、足を動かすなどによる歩行訓練は動くことの面白さから言葉を獲得するなどの社会性が向上する意義があるということです


こどもが できない(遅れている)ことに注目しすぎるあまり、無理やり発達段階を引き上げて できないことをさせるより、


その他の違うできることに注目して、
底上げをしていくのが良い

ともおっしゃっていました

親(あるいは祖父母も!)というのは、近すぎて こどものできないことに注目し過ぎる傾向がありますから


以上、赤ちゃん学を研究すると

赤ちゃんは生まれ持って自ら動き、気づく能力を備えて育つものだ!

ということになります


われわれオトナは、
赤ちゃんが気づく道のりを邪魔することなく、気づいている赤ちゃんに気づくことができれば、

ずっと楽で、シンプルで楽しい子育てになるのだ!

ということになりますね



次回の講座は12/10
『赤ちゃんと睡眠』についてです

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comment

あかちゃん学スペシャル講座
大変参考になります。

前回のお話で、五感の形成で「触覚が最初・・」とありましたが、
触覚がベースだと常々感じていますので、「我が意を得たり」という思いです。

触覚は生命維持に一番直結しているからでしょうか。
触覚→聴覚→痛覚→味覚の順番も生命維持に関連しているように思えます。

幼稚園など就学前教育になると、視覚に中心をおいたことがメインになっているような感じがします。
視覚は細かいことまで判別できる「分解能」が優れているのですが、騙されやすいもの一番です。

身体の動きと関連づけて(触覚に関連しているのですよね)、感覚運動の世界があかちゃんだけでなく、人間のベースだと思います。

<こどもが できない(遅れている)ことに注目しすぎるあまり>
ような傾向がありますね。
このような傾向は、こどもの中にはやく「大人」を見つけ出そうとしているからのなのでしょう。

次回の報告を楽しみにしています。
  1. 2012/12/04(Tue) 19:36:05 |
  2. URL |
  3. m.k.masa #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

読んで下さりありがとうございます!
夜の講座のため、家族の理解と協力のもと学ぶ機会を得ているので、
なんとか自分のものとして、一語一語聞き漏らすまいと
ガンバッておりますが、
いざ、ブログにまとめると自分の稚拙な文章力で
実際のお話しの1/10くらいしか伝えられていないように思っておりました。

それなのに、m.k.masa先生が文章以上のことを
伝えていただき、こちらからも勉強になりました!
(しかし、ちょっとわたしには難しい⁈)

赤ちゃん学は、
小児科学、発達認知心理学、発達神経学、脳科学、教育学、保育学、
情報工学、物理学、霊長類学などの異分野研究の融合による
新しい学問領域だということなので、赤ちゃんのなぞを
探っていきたい!近づきたい!と思ってます

  1. 2012/12/05(Wed) 15:32:38 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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