あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





赤ちゃん学スペシャル講座 :: 2012/12/12(Wed)

今回は ~赤ちゃんと睡眠~


講師は 兵庫県立こどもの睡眠と発達医療センター長 三池輝久氏


睡眠が大事ってことは、
みんななんとな~くわかってはいるでしょうが、

赤ちゃんの発達とどのような関係があるのかは
はっきり知りませんでした


胎児期の脳は眠りに始まるといわれ、
眼球が動いている動睡眠=REM睡眠で
脳が新たな体験を学習・記憶するための神経回路網が
創られるそうです

新生児が2~3時間ごとに目を覚まして
お母さんはおっぱいやオムツの交換をしますよね

これこそが社会生活につながる大事なリズムで超日リズム
(ウルトラ・ディアン・リズム)、


その後昼寝の必要とする頃には、半日リズム
(サーカセメディアン・リズム)、




昼寝をしなくても社会生活を送れるようになる24時間リズム
(サーカディアン・リズム)

を得ていきます


超音波で胎児の眼球の動きを測ったら、
最初のウルトラ・ディアン・リズムは

胎生30週頃には形成されているそうです!


そういえば、妊娠中 夜ベッドに入って横になると
わたしは眠ろうとしているのに反し、
お腹の赤ちゃんは、よく動きまわっていたのを覚えています

ウルトラ・ディアン・リズムを獲得し、起きていたのですね!


脳内には海馬という部分があり、
海馬の神経細胞はヒトが眠っている間に細胞分裂する
知識工場だそうです


成長ホルモンが22時~2時の間に分泌されることは
広く知られていると思いますが、


知識工場(海馬)が最もよく働く時間も
上記と同じ時間なのだそうです


この時間は絶対に寝ていたほうがいいということになりますね


ヒトは未熟なまま生まれてきますが、
睡眠によって3~5歳までは学習・記憶に必要なシナプスが増え続ける
というのですから、


睡眠は単に身体の疲労をとるためだけではなく、
脳を創り、育て、守るためのものであると言えるといいます


地球の自転は24時間に対し、
ヒトの体内時計は24.2~24.5時間とズレがあり、

毎日日光を浴びることで調整されているようです

(ちなみに胎児は お母さんの食事と光でリズムを調節しているそうです)


しかしながら、
最近は睡眠不足・睡眠障害のこども増えていると
警鐘を鳴らされています


超日リズムの時期を過ぎ、
半日リズムを獲得する時期であろうこども(1歳半~2歳)が

●寝つきが悪く夜10-11時を過ぎて眠りにつく状態


●夜中に3回以上目を覚ます(授乳などを含め)、
あるいは一度目を覚ますと1時間以上起きている

●睡眠時間が9時間より短い

場合は睡眠障害があると判断され、
慢性的な睡眠不足状態は脳機能が低下し、
生体リズムの乱れが合わさり

発達障がい的状況を引き起こしやすくなることが分かってきたそうです


現代人の生活リズムは夜型に移行しやすい環境にあります

特に都市部では、夜遅くまでお店は煌々と灯りを灯して営業し、

車は走り、

コンビニは24時間開いてるし、

昼も夜も変わらないような生活です


夜遅くに帰宅したお父さんが、
寝ているこどもを起こしたりということも
あるかもしれませんね


「脳を創り、育て、守る」ための睡眠は短くなったといわれています

パワーポイントを使って表示されたグラフによると
日本のこどもたちが最も睡眠時間が少なく、
ニュージーランドのこどもたちが最も多いそうです
(切り替えが早過ぎてグラフの詳細を見ることができませんでした~)


日常的に夜遅くまで(10時以降)起きている生活は、
生活リズムをズレた状態に固定してしまう可能性が高く、

保育園(幼稚園)、学校に通う時期になると

午前中は学習意欲の消失、
心身活動が阻害され活気がない状態

午後から上向きに持ち直し、

夕方には興奮性が増すという
時間による体調の変化が生じ、
ひいては不登校をもたらすことも
知られるようになってきたそうです

午前中と午後の様子が別人のようなこどもを三池先生は
『別人28号』と呼んでました
(若いヒトにはわからないかも?)


睡眠が十分な子と 不十分な子では、
海馬の大きさが違うことが報告されているということです


以上のことから
こどもらたちの睡眠を守る大切さを知り、
夜は9時最低でも9時半には寝かせ朝7時に自然に目が覚めるような
生活リズムをつくることが大事であり、


そうすることが
発達をスムーズにし、学習意欲や不登校状態になることを
予防することになるということになります


ちなみに、
ゴルフの石川陵くんは夜8時に寝て、朝5時に起きる
9時間睡眠、


イチロー選手も9時間睡眠、

タイガーウッズは10時間睡眠だそうですよ

その道のプロは睡眠を大切にしていることがわかりますね


もし、うちの子の睡眠時間少ないかも?と思われた方は、

まず生活のリズムを見直してみることからはじめましょう


起床時にカーテンを開けて、身体にお日さまの光を浴びること

日中の運動


食事やお風呂の時間


夜にコンビニなど明るい強い光のある場所に連れ歩かないことなどは

回りのオトナができる改善のポイントです


便利な世の中ではありますが、『こどもの睡眠を守る』ことの大切さを忘れてはいけません!



次回は1/23
「赤ちゃんの聞く」です

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