あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





大阪府教育センター 研究フォーラム :: 2013/01/03(Thu)

昨年末、大阪府教育センターで行われた研究フォーラムに参加してきました

研究フォーラムの副題には
おおさかNAVI発! 大阪の授業STANDARDの確立に向けて
ーユニバーサルデザイン for ラーニング、すべての子どもが生かされる授業づくりー

とあり、府としての取り組みが伺え、
期待が高まります

数ある分科会の中なからわたしが選んだのは、

幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続について

常磐会短期大学 教授 ト田 真一郎氏(しめだ)による講演
「幼小接続の実践と課題」


何十年も前から幼小接続について問題になっていましたが、
ここ数年特に注目されていると提起されています


その背景にあるものとして、
2007年に改訂された学校教育法と

小1プロブレムと呼ばれる問題行動や
段差でつまづく子どもたちの不適応問題が挙げられ、

幼児期の教育と児童期の教育が円滑に接続し、体系的な教育が組織的になされることの重要性へ注目されていると
いいます

では、幼小の「段差」の内実とは何なのでしょう?


幼児期の教育と小学校教育には質的な差異があると おっしゃっています

●幼児期の教育は「方向目標」といってあいまいな感じに対し、

小学校教育は「到達目標」とした
教育目標構造の違いがある


●幼児期が5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の生活指導に対し、小学生は国語や算数といった教科指導となったり、

幼児期の遊びの中に学びがあり、
子どもたちが意識していないけども
結果発達につながっていること


などが挙げられました

幼児期の教育の最終段階と小学校入学直後に
「接続期」を設けて、段差をスロープにするための実践のありようが検討されているといいます


では、「接続期」の教育とは何でしょう


幼児期は「学びの芽生え」とし、
学ぶということを意識している訳ではないが、楽しいことや好きなことに集中することを通じて、様々なことを学んでいくこと

これが幼児期の学びです


夏になると、子どもたちは園庭で色水あそびをします

オシロイバナはキレイな色が出ますが、
サルスベリは色が出ないことを彼らは知っています


一方、児童期の学びは「自覚的な学び」とし、


小学校における教科の授業を通した学習のことを指します


「学びの芽生えの時期」から「意識的な学びの時期」を段差でなくスロープで過ごしていくには、


幼児期に豊富な直接的体験(現体験)が小学校以降の学習の基礎をなしていると言われています

例えば、生活の中でモノを分ける体験があって、のちに分数を理解できるのです


幼児期の終わりに学びの基盤として大切なのは、「学びの自立」 「生活上の自立」 「精神的な自立」の
「三つの自立」を挙げられています


幼児期は、自覚的な学びへと至る段階の発達の時期であり、この時期の幼児には遊びにおける楽しさからくる意欲や遊びに熱中する集中心、関わりの中での気づきが生まれてくる。こうした学びの芽生えが育っていき、それが小学校に入り、自覚的な学びへと成長していく。
児童期及びそれ以降の教育では、生涯にわたる学習基盤の形成、すなわち「学力の三つの要素」(「基礎的な知識・技能」、「課題解決のために必要な思考力・判断力・表現力等」、「主体的に学習に取り組む態度」の育成を特に意を用いなければならない
こうしたことを踏まえ、幼児期の終わりにおいては、この時期にふさわしい「三つの自立」を養うことを目指すとともに、児童期(低学年)においては、「三つの自立」を養うことを含め教育活動全体を通じて「学力の三つの要素」を培うことが求められる


「幼児期の教育と小学校の円滑な接続のあり方に関する調査研究協力者会議」報告書より



幼児期には幼児期に培われることがあり、それが大切

先取りすることが必ずしも大事なのではないのだ


と話されています


次回に続きます


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