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大阪府教育センター研究フォーラム2

また、ト田氏は
●自制心の不足
●コミュニケーション能力の不足
●小学校生活への不適応
が、今の保育や幼児教育の課題として認識すること


幼児期に「学び」の実現のための
「経験の多様性」と「協同的学び」が

大切であるとしています

協同的学びとは、
幼児同士かが共通の目的を持ち、
協力して比較的先の目標を実現していこうとすること

で、

これが小学校への接続期の教育の道筋として大事であり、ここ最近注目を浴びているそうです


ある幼稚園での文化発表会?で
年長クラスは子どもたちの発案で
部屋をオバケ屋敷にすることに決まったそうなのです

すると、壁を赤に塗るか、青に塗るかで意見が割れました

時間が経つと、真っ黒に塗り始めました

どうやら
「みんなで我慢する」=「真っ黒」になったそうなのです

思っていることを表明し、
しかし意見が通らないとなったとき、我慢して落とし所を考える

この
自己発揮 → 自己抑制 ・対象に即した学びによる自己発揮 → 学級を中心とする授業


の道筋が、「接続期」の教育ポイントだと言われています


グループで共通の目的を持つことは、
学級での学びに通じるのだということです

小学校では学級全体の学び合いが中心となるため、
幼児教育においては
遊びや日々の生活の中で育つ共同性に目を向け、

幼児一人ひとりに協同的な学びの喜びを十分体験させる必要がある


神長美津子「幼小連携を進める視点は何かー発達や学びやね視点から考える」


子どもがこの時期に身につけるべきことの最も大事なことは周りにある諸々のことに興味を抱き、積極的にかかわろうとすることである。

無藤隆・初等教育資料2007年1月号


しかし、「協同的学び」が大切だからといって周りの大人の思い込みで活動が展開されたり(形だけの集団活動)、

大人の思惑に沿った特定の子どもの発言のみで活動が展開されるのでは、

子どもは、いかに長いものに巻かれるかを学ぶだけで、真の「協同」にはならないことを注意しなければならない、としています

では、5歳の協同的学びは、その年齢に達すると誰もが獲得し得るのでしょうか?


3歳児・4歳児からの経験の積み重ねの結果、5歳児の学びは実現するのだ
とおっしゃってます


(もっというと、胎内で生命が誕生したときからヒトは新しい能力を次々と獲得していっているのですが)


幼児期に小学校教育の先取りを行うことは、入学後の学習において新鮮な喜びを奪ってしまう可能性があること

つまづかないようにと、幼児期に手を尽くし過ぎてしまうと「段差を乗り越えることで力をつける」機会をも
奪ってしまいかねないこと

などから、全ての「段差」をスロープにする必要はないとしています


しかし、段差が大きすぎるためにつまづいてしまい、スムーズな小学校生活のスタートがきれない可能性もあることから、「スロープ」の必要性もあります


以上のことから、幼小の段差が子どもたちにとって大きな壁になることを踏まえ、段差を埋めてスムーズな移行を可能にすべきものと、


段差は段差として残し、子どもたちの
成長につながるものとして考えよう
と締めくくられました


講演後、公立幼稚園の実践報告があり
気になった点がありました

最近の幼児は、自分の身体を支え、コントロール出来ない子が増えてきた、
と言われていました

擦りキズなどで、保健室に来る子が年々増えていること

気になり、ヨガを取り入れてみたところ、ネコのポーズをした4歳児は自分のおへそを見たとき、ひっくり返る


5歳児は、片足で立ち、足を前に上げると、ひっくり返る子が多く

先生方が驚かれたようです

園児の85%がバス通園のため、「歩く」ことなど粗大運動が不足しているとみているようです

そこで、園では
雑巾がけや、鉄棒運動、立って靴を履くようにされていると言われていました

中でもハイハイ遊びをすると、気がかりのある子には顕著な特徴があったそうなのです!


幼稚園の先生と校区の小学校の先生で
話し合いの場を持つと、

小学校の先生から、「トイレ指導をしっかりしてほしい」と言われるそうです


それは、入学した子どもがズボンを足首まで下ろして用を足しているからなのだそうです

そこで、幼稚園の先生は、
学校の先生にトイレの中まで入って指導して欲しいと伝えると、


困惑された、ということでした


ポケットにハンカチを入れる習慣がないため、手を洗ってもふけない


鉛筆の持ち方を正しく持てるよう幼稚園で指導して下さい


などと指摘されているということでした

新鮮さを残すための段差は取り除かなくてもよいが、不安を減らすための段差は埋めるべきという点を

双方、模索し苦戦している様子が伺えました

今回、府の教育研究に始めて触れましたが、聞くことができよかったと
思いました

なぜなら、わたしの考えが及ばないような雲の上の話ではなく、

わたしが信条としているところに通じていたと感じることができたからです


全く畑違いな話かも・・?とも思っていたので、府としての方向性を知ることができたことは、

わたしにとって大きな自信につながりました


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コメント

ジェリーさんへ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

いろんなところで勉強されていて頭が下がります。3月にはまた会えるんですね。楽しみにしています。

今年は寒いので、お体大切に元気でいてください!! 

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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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