あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





赤ちゃん学スペシャル講座 :: 2013/02/26(Tue)

~赤ちゃんの″見る″~

講師は加藤正晴氏
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 リサーチスペシャリスト)


目はどのように見えるのか?見えるってどういうことなのでしょう?

今のように医療技術が発達していない17世紀、

イギリスの哲学者ロックは「人間知性論」で

モリヌークスの問いとして、
生まれつき目の見えなかった人が、見えるようになったとしましょう。そのとき、球と立方体の違いを見ただけで区別できるのでしょうか。

とあるそうです

今から400年くらい前から、このようなことが考えられていたことがわかりますね


しかし、その時代には実証できなかったことが、現在可能になりました


手術をして見えるようになった人からの報告によると、


●色の識別はできる
●形はわからないが、訓練するとわかるようになる
●3次元のもの、特に顔はわからない


そうで、怒っているなどの表情を感じ取るのは非常にわかりにくい


とのことでした

というと、色の識別は比較的容易にでき、細かな筋肉を動かして作る表情は、目には映っていても、意味を付与できるのはより高度だということになります


赤ちゃんの視力は、網膜の状態が大人と同じではないため

新生児の視力で、大人の1/60

6ヶ月児で1/10ほどで、

大人と同じくらいに見えはじめるのは、小学生になってからだそうです


ちなみに、早期産児は正期産児より神経系が未発達なので

生後8ヶ月くらいまで、DHAを与えると視力に効果的に働くそうで、


1歳児の視力は、早期産児が0.15、正期産児が0.17と近づくことがわかっているのだそうです




目から入る情報をどれだけ処理されたら見えた事になるのでしょう?

何が描いてあるのか、その刺激に意味を付与できたとき

あるいは、

感覚器を通じて得られた情報をもとに世界を再構築できたときだとしています


赤ちゃんはいつ頃から、視覚的断崖(ビジュアルクリフ)と奥行きを知覚できるのか?1960年に実験されました



赤ちゃんを台の上に置き、一片は床から高い位地に自分が置かれてることがわかるように(見えるように)透明アクリル版があります

(東京タワーや鳴門大橋から真下が見えるようになってて足がすくむような感じ)


視覚的断崖の実験では、

生後1ヶ月の子は、心拍数に違いは見られなく、自分がいま高いところにいるということは認識していないと思われます


生後2ヶ月で心拍数ダウン
「ここはなんだろう?」何か興味を持っている時は、心拍数はダウンするのだそう


生後9ヶ月では心拍数アップ
緊張していると見え、断崖を知覚していると思われます

奥行きの知覚実験は台に乗った赤ちゃんの周囲で
お母さんが風車を持って(目を引くアイテム)「おいで~」と言い、赤ちゃんが、来るかどうか

高いとわかり、どうやら危なそうだと判断すれば来ないし、


低いとわかればハイハイで取りにくることから、9ヶ月頃には感覚による区別もでき、奥行きの知覚もできているのだそう


これには、歩けるようになる時期と
深い浅いの違いを認識できる時期には関係があるとすでに60年前に言われていたようです


ヤギや羊は産まれて間も無く歩き始めますよね。これは深い浅いがわかっているために可能なんだそうです

次回に続きます


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