あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





学ぶこと :: 2013/04/20(Sat)

長女は彼女の通う高校の音楽の先生が大好きです

その先生は、非常勤講師なのだそうですが、

大学進学カリキュラム一色の授業に
つまらなさを感じていた長女は、

「音楽の授業のために学校に行っているようなものだ」
と常々言っておりました


先生は、若い女性の方で
センスの良い服装を身にまとい


決して大きな声を出さず、
若者の思いに共感し、寄り添い、
決して否定しないそうです


また授業では、「芸術は何にも通じている」とし、
音楽のみならず、美術や舞台・ミュージカル、書道などの
あらゆる芸術についても触れ


授業に教科書をつかうことは、ほぼないそうです


そんな先生が授業の一環で、生徒たちに『RENT』という、アメリカのミュージカル映画を鑑賞させてくれたのです


詳しくは分かりませんが、その映画は
まさにアメリカの若者が抱える問題、
貧困、同性愛、ドラッグ、HIVなどの事情を持ちながら、いかに希望を持って生きていくのかに迫った内容らしいのです


それ以来、世の中にそのような自分の環境や価値観とは異なった人々が存在すること、時代背景、歌にも衝撃を受け


長女自身でもDVDを借りて何度も観るほど、強い衝撃を受けたと言っています



先生が生徒に教えられることとは

生徒側が主体的に考えられるテーマを
投じ、自由な見解を持つことを

保障すること

視野を広げ、別の観点からモノを見ること

答えを与えるのではなく、生徒が模索するところまで、だと思います

さぁ、あなたはどう思った?
そう、
そうなの
へ~、それいいね
あなたはそうなのね!
それでいいよ



もちろん、教科の特性によって違いもありますが、

真の学びの姿が、ここにあると深く感銘を受けました


教科書は家でも読めるし、
教科書通りなら、誰でもできるのです
もっと言うと、「わたしでもできる」と長女も豪語します


音楽などの芸術を通して、世代を超え
伝えたいメッセージが


この音楽の先生から感じられるのです


彼女の音楽の授業中に、寝る生徒はおらず、みんな先生が好きで、彼女の話を真剣に耳を傾けるそうです

彼女は多くの生徒から信頼を集めていたことが伺えます


授業中、寝る生徒がいることを嘆いたり、怒ったりする前に

自分の授業は、生徒から「あなたの授業を受けたい!」と思われる内容であるか

「先生」と呼ばれる方たちは
慢心することなく、研究していくべきです

ちょっとエラそうになってしまいましたが、


人生の中で振り返ったとき、そんな先生との出会いは財産に匹敵すると
感じています


長女の話を聞いていると、
以前受講した『おもちゃコーディネーター講座』のことが思い出されました


ドイツ?では、美術の時間
ひとつのテーマに沿って、
絵で表現する子もいれば、粘土を使う子、歌って表現する子、ダンスをする子
表現の仕方はいろいろあってよく、保障されているということでした


この先生には、残念ながら今年は当たらず

長女曰く「教科書通りの」従来型の音楽の授業になったそうです

まるで生徒を豆粒に向かって教えているように扱い(自分たちは無力だと教えられているように感じる)、
一人ひとり感じ方は違うのに、同じ反応を強制されるのだそうです

学びたい全ての子に特性にかなった表現を認めること

まだまだ日本では、難しいようです



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まさにそのとおり!

こんばんは

素敵な先生ですね。
こんな先生ばかりだった、学ぶことが楽しいし、学校はもっと楽しいし、先生、友達と表面的なことでなく、信頼関係や友情を育てられますね。

<授業中、寝る生徒がいることを嘆いたり、怒ったりする前に
自分の授業は、生徒から「あなたの授業を受けたい!」と思われる内容であるか
「先生」と呼ばれる方たちは
慢心することなく、研究していくべきです>

まさにそのとおりで、日頃の言動を戒めなければ。
本当に自分のことは棚に上げて、生徒に押し付ける先生の多いことか!

音楽や美術などの芸術関連の科目の「評価」もまた画一的なものでしょう。
「技術的」(音程を外さずに歌える、とか、均一に色を塗ることができる、等々)なものは評価の対象にはなると思いますが、感性に基づくものは、評価に値しないものだと思いますね。しかし、評価すべきものと、評価の対象にならないものが、渾然としているのが、日本の学校における評価であるように思います。
  1. 2013/04/23(Tue) 20:00:24 |
  2. URL |
  3. m.k.masa #-
  4. [ 編集 ]

m.k.masa様

ありがとうございます。
音楽の先生は、評価する際生徒に
テーマを与え発表の仕方は、生徒に委ねたそうです。
自分の得意なやり方でいいと。
特に何も思わなかったなら、
「何も思わなかった」と言ってくれていいと。

今年度、再び「自分はいかに生きるのか」
壁にぶつかりながら、道無き道を歩む娘に
頼もしささえ感じるときがあります。
親の出番はなさそうです。
  1. 2013/04/24(Wed) 10:06:00 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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