あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





野藤弘幸氏講演会 -4- :: 2013/05/18(Sat)

☆ 部屋から出ていく子

保育室・教室から出ていく子に対しては、止めない・出てもよい

「落ち着いたらもどっておいで」と言って、外で知的好奇心を満たせばいい

なぜ、出ていくかというと「音がうるさいから」

出ていって行く先は、たいてい園庭、ホール、職員室など静かな空間にいるといいます


では、彼らには「音」がどんな風に聞こえているのでしょうか?

例えばこの講演会の室内の真ん中にカセットテープで録音するとしたら、

声だけでなく、空調、外の車や飛行機などの音も入るでしょう

そんな風に聞こえているといいます

そうすると、彼らには必要な情報を(ここでは声)抽出して得ることは難しいでしょう


部屋から出ていかないまでも、夕方になると走り回る子どもがいます

これは、疲労困ぱいの状態で
大人でいう徹夜のカラ元気のようなものと同じといいます


このため、音やモノの整理が必要だそうです


遠くで話すとわかりづらいため、近くで話してあげる


園でモノの配置がごちゃごちゃ重なったり、乱雑だと落ち着かない

知的好奇心をはぐくむためには、モノが決まったところに決まったモノがあること

やりたいモノが見つかると安心につながる


ついでにいうと、「片付け」は「日課」と同じで、何のためにするのかというと、次のことを考えているから。

次、遊びやすいように。
次、使いやすいように。

明日のジブンにつながるということ
明日のことが見えてこないとできない

といいます

時間的経過を考慮できるか、ということですね

大人にできることは、
子どもに好きなことをさせてあげる

大人の事情でやめさせてはいけない

環境を整えることといえます


保育室のコーナー割りでいうと、
どこでどんな遊びができるのか、子どもが見てわかると安心できます


天蓋を吊るしてあげると、子どもが安心できる小さな空間が生まれますが、

たまに高い位置にあるのを見かけるが、これでは意味がない

1歳児クラスで160cmくらいの低い位置で吊ってあげるのがよい

といいます


関連して、「大きな声を出す子」

これは自分の声で他をシャットアウトしているのだそう

音の交通整理ができないため、あるいは
音の発信元がわからず不安な場合もある


こんなとき、そばにいる大人が
「うるさい!」と言うとかわいそう


「聞こえてるよ」と近づいて言ってあげるとよい


☆ すぐに手が出る子

通りすがりに何人もたたく子もいます

「とっさに何かする」というのは、「驚いたとき」にします


不安が強かったり、おびえている子は
「自分がここを通るとき安全なように、じゃましないでね」と言っていると捉えると、そのうちしなくなるのだそう


注意すると本人は困ってしまう


0歳児でも手が出るときというのは、互いの距離が近いとき。

そんなときは、注意するのではなく、
人どうしが接触しないよう部屋の軌道を考えるなど環境作りが必要


「顔に手を出す(たたくなど)」のは、判別しやすいからであり、「人に関心がある」という証拠


こんなときは、まずやられた子のケアを先にします

「痛かったね。イヤだったね」 と共感したり、「◯◯ちゃんが通るとき、近寄らんとき」と防ぎ方を伝える
(後者はう~ん、どうかな?と思いますが・・・)


やった子には、
興奮しているときは、何を言っても届かない

「みんな仲良く」は幻想

好き嫌いあっていい

イヤだったら、離れたらいい

大事なのは
「つねるの悪いこと」と伝え、

「悪い子だね」と言わない


やられた子のケアの後、手を出した子に目でわかるように伝える

「痛い」は目に見えないため、

「痛いでしょ。やめなさい」
「あなたもされたらイヤでしょ」
では、わからない


言ったそばから又する子は、状況を判断できないため

ここでは、どうしたらいいのか、何をしたらよいのかを具体的に伝える必要がある

「お友だちはたたきません」「つねりません」と伝え、絵カードを用いてもOK



続きます

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comment

4も参考になる話ばかりです。

このような子どもを受け入れるには、教師の理解と「根気」が必要ですね。

それと「みんな仲良く」は、まさに幻想。そんなこと要求している教師や親はどうなの?と聞き返したくなります。食事のことでも「好き嫌いをなくす」というスローガンも幻想。
なぜ大人は自分が出来ないことを子どもに要求するのか、不思議です。それこそ「立て前社会」です。
人の好き嫌い、食物の好き嫌いは、深部にある「感覚」に起因することで、そんな簡単に解消できるものではないです。
好き嫌いがあっても、それを他でカバーすること、そのような方法を知ることこを重要だと思われます。
  1. 2013/05/19(Sun) 17:02:01 |
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  3. m.k.masa #-
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