あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





日本赤ちゃん学会学術集会-2- :: 2013/06/05(Wed)

「赤ちゃんと他者の関わりを科学する」というテーマの
ラウンドテーブルに、荒尾ルームのレオさんと参加しました

日本赤ちゃん学会の若手部会による研究報告でした


ここで発表される内容は、学術的な専門用語が飛び交い、


わたしには、非常に難解でした!

企画趣旨から抜粋すると、

ヴィゴツキー以来、乳幼児の発達に対する社会的環境の重要性は多く論じられており、養育者を含めた他者が子どもに対して何をどのように行うのかを問う研究は多くされてきました。
これらの研究では、無力な乳児に対して他者がいかに働きかけるかという視点で研究がなされ、他者の行動に主眼が当てられてきました。
しかしながら近年の乳児研究は、乳児が生後間もなく他者を含めた社会的刺激に対する強い感受性を持っていることを示し、他者との関係に開かれた乳児像を提示しています。


とあり、
心理学、認知科学、リハビリテーションの現場の先生方などの多角的な報告です

まだまだ研究段階ですが、
日頃私たちが疑問にすら感じていなかったことを科学的に実証されています

乳児期における顔処理能力の発達について研究されている先生は、

実験結果より、人物ぞうていが5ヶ月までに発達する、と結論づけていました


また、別の先生は
自閉症者の顔認識の不得意さは、

単純なロボットを用いた交流は可能であり、社会性の向上につなげたいと考えておられました


また、母親の目に映る赤ちゃん
社会的環境と発達という題目の先生は、

養育者の特徴が赤ちゃんへのアタッチメントの安定、ひいては社会性の発達と大いに関係し、

MM(乳児を心を持った一人の人間とみなす傾向)が豊富なほうが、

赤ちゃんの感情や語彙の理解を高めるのだそうです

しかし意外なことに、子どもの欲求課題に対して子どもと調子を合わせた(MM中位群にいる)お母さんの赤ちゃんが、その能力が最も高かったのだそうです


また別の先生は、
人とロボットが情動的なつながりを持って関係性を深めていけるロボットはどうすれば実現できるか

という研究をされていて、
反応→調整→感銘→共感

まで到達したいのだが、
今の工学研究では「感銘」の段階だそうです

最終の到達段階に至るまでに二つの問題があり、
ひとつは、ロボットが人と関わるのに適したつくりになっていない


二つ目に、ロボットに入れるソフトがない

とのことでした

子どもを見てみると、なるほど関わりに適した体のつくりをしているなぁ~と感じるのだそうです


やはり、この分野でもお手本は「子ども」なわけです


早産による脳性麻痺を研究されている先生は、

身体イメージは社会的に作られるものであり、リハビリで歩くことを強要するのはナンセンスでは?と提し、

治療課題がわかるようになるにつれて、下肢に注意を向けコントロールできるようになり、歩けるようになるのだと言っておられました

他者に依存的であることにより、自分の能力や自己身体について“わからない”ことが多い


身体イメージが未形成となっている可能性がある

とのことで、
健常児にも通ずることなので、興味深く聞くことができました


専門用語の多いこの学術集会ですが、
赤ちゃんに何か特別な働きかけが効果的だ、とか
いっとき話題になったIQが高くなるといったような研究をなされている先生は一人もいなかったのです!


もはや脳に特別な価値をおいた教育は時代遅れということでしょう

時代の最先端を行く彼らが、子育てをする頃には”当たり前”が、今多く支持されているものとは大きく転換していることでしょう


リボンクラブは時代の最先端にいるのかもしれません

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