あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





レッジョ・エミリアの保育実践 :: 2013/07/29(Mon)

先日、「ひとりひとりを大切にする幼児教育」
~0歳から大切にするレッジョ・エミリアの保育実践に学ぶ~

に行ってきました


講師の方は、2005年にレッジョ・エミリア市に視察され、その後もレッジョを研究されておられる畿央大学 講師の永渕泰一郎氏


100名の定員のところ、120名が集まったことから関心を集めてることが伺えます

本などで紹介され、現在 世界最高水準といわれるレッジョ・アプローチとはどんなものか近づきたく思っていました

詳細については、一般的にはよく知られておりません

それもそのはず


現在、年間に世界各国から2万人が視察に訪れるのだそうですが、

子どもたちの保育への影響を考慮され、それ以上はなかなか許可が下りないのだそうです


そして、その昔『自由保育』という言葉だけがひとり歩きして、
その内容・素質がわからないまま『放任』と変わらないことが起こり失敗した経緯を踏まえ、


レッジョでは、こうならないよう慎重に伝えられる必要があるとされています

そのため、現場の写真・録音は禁止となっているのだそうです

保育現場で写真を撮ることや
どのような保育を行っているのかを録音することは、『知的財産の持ち出し』であり、どう守っていくのかが課題となっているそうです

(それでも、写真を撮る視察団があったそうです。日本人って言ってたような気がします)


レッジョの保育士が、子どもの発達を考え、接するポイント


どう子どもを見るのか

という点では、リボンクラブと相違ないと感じました

以下は、レッジョならではというか
わたしのなかに新しく感じた点を紹介します


レッジョでは、あらゆる表現法を『言葉』と言い表しているといいます
● 踊りや音楽という言葉

● 絵画や造形という言葉

● 話し言葉や沈黙という言葉

● 表情や態度という言葉

● 様々な遊び方という言葉

子どもは、話し言葉だけでなく、たくさんの『言葉』(表現)を使う存在であると位置づけているといいます

「沈黙」も、立派な意思を持った言葉(表現)とすることは、ともすると見過ごしてしまいそうです!


また、日本と最大に違うのは
レッジョの乳児保育所や幼児学校が
地域や企業と密接なつながりを持ち、

いつでもこどもたちに協力体制を
とれることにあります


朝、登園してきた子たちに
保育士が「今日はなにする?」と問いかけると

こどもの一人が、「朝 おじいちゃんが近所で水道工事をするって言ってたよ」と言う


すると、次に「じゃあ、道路の下はどうなってるの?」と別のこども

「よし、探検にいこう!」となり、

保育士は、市役所にレンジャーっぽく許可の申請の電話を入れる


市の職員もユーモアを交えて、許可を下す

それで、みんなもヘルメットをかぶってさながら探検隊となり園を出発する、という


この展開の早さ!

まず、日本では「危ないんじゃない?」となり企画段階でボツになったり、

市に申請しても日にちを要したり、と

子どもの好奇心にリアルタイムで応じることは難しそうですものね


また、レッジョ・エミリア市は
マックスマーラの本拠地もあるなど、
本物のデザイナーや造形に長けた人がいて

アトリエリスタとして、こどもと活動するのだそうです

将来、その技術を役立てるため、というより

今、人とのつながることを大切に考えているためだそうです


芸術・造形活動が注目されるレッジョ・アプローチですが、その活動だけ一部を取り上げて実践しても
それはイコールにはならないといいます

なぜなら、レッジョのこどもたちの回りには
ペタゴジスタ(日本でいう園長、レッジョでは学者)、保育者、アトリエリスタ、地域の大人、保護者がいて、

その活動全体をレッジョ・エミリア市が全面バックアップしているという背景があります

保護者会は、月一回 18時~21時まであり、欠席される方はほぼいないそうです

保育者は、ノートを携え、日々こどものつぶやきを記録しているのだそう


大人が、こどもを育てることに高い意識を持ち、勉強しているといいます


続きます


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