あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





子どもの「見る」「聞く」の理解と指導1️⃣ :: 2013/10/17(Thu)

大阪医科大学LDセンターでは、定型発達の子やちょっと気になる子、発達障がいのある子など
こども全般に関わる大人に対しての学習会を1年を通してあらゆる分野の先生が行っております。

こどもの「見る」「聞く」の理解を助けるために、わたしたち大人は何ができるのでしょうか?

今回は、
【子どもの「見る」「聞く」の理解と指導】講師: 言語聴覚士 竹下盛

について、じぶんのメモを整理してみたいと思います。

●「聞く」について

「聞こえる」のと「聞いてわかる」ことは違うことで、ここでは「聞いてわかる」に触れています。


どうもあのこは何回言っても言うことを聞かない、あるいは聞こえてないようにふるまう
というようなことが家庭や園・学校であるとき、わたしたちは何に問題があるのか観察する必要があります。

「聞いてわかる」過程には、音やことばがあるとき 
まず1つに、こどもが音に注意を向ける・気づくことができるかどうか。
音に注意を向けることができなかったら、聞き漏らすという問題が生じてきます。



わたしたちは話し手に注意を向け、ある程度の雑音なら排除して必要な情報を選択して
抜き出すことができます。

必要な音を抜き出す弱さがある子は、雑音があると音を選択できないそうです。

ある小学校の理科の授業のテープをきかせてくれましたが、校庭の?周りの雑音が邪魔をして
先生の話が聞き取れませんでした。

抜き出すことに弱さのある子には、常にこのように聞こえているようで
話し手が何かしゃべっていることはわかっていても(聞こえる)、「理解する」ことはこれではとてもできません。

また、このテープでどうやら先生は理科の実験の手順を説明していたようなのですが、
ところどころ器具の名前は聞こえましたが、矢継ぎ早に指示を出していて、これも「理解する」には及びませんでした。


音に注意を向けやすいようわれわれができることは、
テレビなど周囲の雑音をなくし静かなところで話す、
はっきりと名前を呼んだり、肩をポンポン触れてよびかけるなど注意をひいてから話す
順序立てた明確で短い指示が有効であるということです。


そのつぎ2つ目に、音を聞き取る・聞き分けることができるか

正確にことばを聞き取れているか、こどもの発することばをよく聞いているとわかります。
例えば、「でんわ」を「れんわ」と聞き取ったり、ライオンのラをダと聞き間違えたりしているようだと
音を正確に聞き取れていない可能性があり、「理解する」に到達するのは困難です。

正確に聞き取るためには、
われわれは早口にならないようゆっくり、はっきりはなすこと。
こどもに音の誤りがみてとれるようなら、文字などを使って視覚的に示すと理解を助けることができる
ということでした。


3つ目に、聞いたことばの内容について単語がわかるかどうか。

知らないことばがあったり、イメージしにくいことばに出会うと、これも理解することはできません。

ちょうどわれわれが知らない英単語で構成された文章で呼びかけられたりしたときをイメージすると
ぴったり合うのかもしれませんが、ん? なんて言ってるの?って戸惑います。

また、こどもの「わからない」と 大人の「わからない」が一致してないこともよくあるようなので、
なにが「わからない」のか、十分な推測が必要だとも言っておられました。

単語の理解に困っているかは、2択で「知ってる?」「知らない?」と確認し、
知らないことばなら、絵に描いてみせたり、ことばで解説したり、絵カードや写真を使って
理解を助けることが有効だそうです。


4つ目に、
文を理解することができるかどうか


例えば「ねずみが猫に追いかけられる」という文章を聞いて、逃げているのがどっちなのか間違えるのは、
「~する」「~される」を理解できていないといえるといいます。

このようなときは、ジェスチャーや絵・図を使って、ことばや物事の関係をわかりやすく示すことが
できます。

また、なるべく簡潔・短文で!


5つ目に、聞いたことを記憶するが必要です。

音に注意を向け、音を聞き取り、単語や文を理解しても、すぐに忘れてしまっては
「聞いて理解する」にはならないということです。


これは以前9/19付けの記事こどもとワーキングメモリ

にもしましたが、わたしたちが生活していくために必要な力ですから、
その力が弱いようなら、上手くはたらくよう助け促すようにしていかなければなりません。

ここまでに記した「聞く」に必要な5つの力を理解し、よく観察すること。
それに基づいた援助の仕方は、ふだんの会話や日常のやりとりで十分家庭でもできる配慮です。


家庭で「あれ? この子聞こえてんのかな?」とか、「この子こちらの言ってること理解できてるのかしら?」と疑問に感じるときは、
以上のことに留意してみることで対応できることがわかりました。


次回は「見る」の理解について記します。




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