あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





子どもの「見る」「聞く」の理解と指導2️⃣ :: 2013/10/24(Thu)

10/17の記事の続きです


【子どもの「見る」「聞く」の理解と指導】講師: 言語聴覚士 竹下盛


⚫︎「見る」について

こどもが「見てわかる」となるにはどのような力が必要なのか?


まず、文字や図形などの見たいものを、
さまざまな背景(地)と区別して選び見続ける力が必要だといいます。(図と地の弁別)

わかりやすく言うと、運動会のときなどの集団の中から自分の子だけを見つけ、ピックアップする力のことで、

この力が弱いと、行間や文字が詰まったプリントや本を見るのが苦手で、字が追えなかったりする困り感があります。


こんなとき、私たちができる援助は
見る情報を絞って重要な箇所を強調

ることや、線を引いて区切り見やすくする、
握る部分の隙間を埋めてしっかり安定して筆運びができるよう太目のグリップを使うなどの道具の工夫などか挙げられるということです。


二つ目に、形の弁別・恒常性
線の向きや長さ、線同士の長さや角度の関係、大きさや傾きが違ったり、多少歪んだりしていても同じ形として認識する力のことで、

この力が弱いと、絵や図を描いたり、
文字の読み書きが苦手になるのだそう。


三つ目に、空間認知・知覚
上下・左右・前後・縦横高さ・東西南北・幅・奥行きといった方向を区別することや、

立体的に物を捉える力のことで、

この力が弱い場合は
左右がわからなくて鏡文字になったり、地図の読み取りが出来なかったり、
道順が覚えられないということが起こるのだそうです。


最後に、目と手の協応として、
目で捉えた形や位置の情報と手や体の運動を連動させる力を挙げています。

「不器用さ」と「目と手の協応」は関連していて、文字がマスの中に入らなかったり、罫線に沿って書けなかったり、字が汚いことから浮かび上がってきます。


このような「見る」力が弱いと思われるこどもに対してわれわれができる必要な援助は、普段の会話では、

「それ」「そこ」「あれ」「あそこ」などの指示語はわかりにくいため、
「テレビの上の・・」とか「引き出しの一番下」といった具体的なものや位置のことばを使って伝えること。


また、「ちゃんと見て」ではなく、
注意して見てほしいものを具体的にことばで示すことで「わかる」につながるのだとおっしゃっていました。

そして、指差しやジェスチャーを使うときは、こどもの視線引きつけてから行ったり、指した場所や内容をことばで説明して補助するとよいそうです。


最後に、竹下先生がおっしゃっていたのは、

日本は、礼節を重んじ「できて当たり前」と思われがちなのに対して、
アメリカでは、できたことをすごく褒める国民性があるといいます。

私たちはできることより、できないことへ目が向きがちですが、ちょっとできたことを認めて伸ばすのが良い!

あれもこれも欲張らず、一つだけ目標を決めスモールステップで、
毎回同じ方法、毎日続けることが大切だと言っておられました。


これくらいならできそうですよね。

これでイイのだそうです


普段日常生活で頻発に行っている
「聞く」「見る」ことですが、
そばにいる大人がこのことを頭の片隅に覚えていれば効果的にサポートすることができます。

「教える」のではなく「配慮」と言っておられたのが印象に残りました。


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