あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





広がるといいな!大空小学校 :: 2013/11/28(Thu)

深夜番組でやっていた
「平成25年度 文化庁芸術祭参加 みんなの学校」という大阪市南住吉区の大空小学校の1年間。
たまたまチャンネルを回していたら思わず引き込まれてAM3:30まで観てしまいました。

みんなの学校

「不登校児ゼロ」を目標に掲げ、

校長先生はじめ、支援学級担当の先生から全ての教職員、全ての児童、地域の見守りボランティアが
一人ひとりの生徒をを温かく見守るドキュメンタリーでした。


途中から観たのですが、どうも自閉のある子(番組内で『障がい』という言葉は一切使われません)
が学校に行けなくなっていたのですが、
登校しても校内に入れないでいる様子を校長先生が見かけると、児童に迎えに行ってもらう。
その児童は駆け寄り、話しかけ、ランドセルを持ってあげて教室まで連れて行ってあげていました。
その様子に負担感や、不満そうな表情はなくいとも普通に。

あの子がまだ登校してない、となれば職員が自転車を走らせ迎えに行く。

校内に支援学級と呼ばれる教室はなく、
知的にも身体的にも障がいをもつ子がいても普通級で一緒に学ぶ。

集中が続かなくてフラッと教室を出ていく子がいても、別の児童がサポートする。


わからなくて困っている子がいたら、わかる子が教える。


それも自然に。
健常な子が困っている子に迷惑そうな顔一つせず、自分には何ができるのかを考えて行動している。
全ての生徒が学び合える姿がそこにありました。

「人にされていやなことはしない」というただ一つの約束。

これを守れなかったときは、自ら自己申告で校長室に来て、「やり直し」の機会を与えてもらう。

間違ってしまっても人生はやり直せるんだと知る。

謝ることや許すことを知る。


家庭の問題を背負ってしまっている子、
キレやすく、すぐに暴力・暴言を吐く子

にも温かく見守っている。

決してわからない子らではない。繰り返し失敗するけど、自らを律し、よくなろうと願っているのが伝わってくる。

その頑張りを認めてもらえる。


教職員は全てのこどもの問題や出来事を共有し、みなでチームとしてサポートにあたる。


しかし、はじめから何もかも環境が整っているのではなく、一つひとつ課題にぶつかりながら
歩んでいるという。


若い経験の浅い先生が、生徒を大声で叱責していた場面がありました。

校長先生がその先生を後で呼び、その大きな声は演技なのか?それとも腹たちまぎれなのか?と尋ねると、

腹が立った。と答える若先生。

あなたのその大きな声は果たして必要なのか?
それは暴力に匹敵する。生徒に怒ったあと、あなたは生徒を残してその場を離れたが、
その後で生徒が飛び降りたらあなたはどう思う?
自分をコントロールできないなら、教職辞めた方がよい。


と、静かに校長先生。


すると今度は若先生の抱えている問題を他職員がサポート。
聞けば、自分の指導が未熟なための不安と、受け持つ学年が上がるにつれ求められるものへのプレッシャーを感じていたことから生じているストレス、
つまり生徒の問題ではなく先生自身の問題であることに気づいたようでした。

移動や経験年数が浅いために、大空小学校での皆で学び合うスタイルに戸惑う先生もいるのだという。


他校で不登校になり、大空小学校へ転校してくる生徒も少なくない。
前の学校で「悪い子」のレッテルを貼られた子も、大人の先入観やものさしで測ることなくその子を見ると
「ほんとにこの子が?」と思うほど、いい子!

ただ、トラブルになる要因に社会性の欠如や忍耐力の無さは見えたけど、
向き合う大切さややり直しの機会を与えてもらうといったサポートがあれば不登校になるほどの問題に発展しない。
どれだけ早く大人が気づき、失敗感を長引かせることなく動けるかが大切なのかがわかる。


地域ボランティアも登下校を見守り、声をかけ気にかけている。


児童も障がいの特性(学校では「障がい」と言わず、「個性」という)を理解し、
不得意なところ、困っている人に自分ができることを考え、全体を見る目を養っている。


この考えも小学校生活6年を通して学ぶ。

不登校が原因でこの小学校に転校してきた子が上手くやっていたのに、ある日突然学校を飛び出した。
先生が追いかけて連れ戻し、訳を聞く。暴れながらもその子が口にしたのは『「わからん」って書いたらあかんって言われた。』その言葉だけで「わかった!」と掌握された校長先生はすぐに教室へ。

訳を聞くとプリントの問題がわからなかったため、「わからん」と書いたことに、隣の子が「わからん」って書くんやなく、答えを書かなあかんと言ったことが原因でした。


すると、校長先生は
「あかん」言った子に、「それはあなたが間違っている。自分がわかるから相手もわかるだろう。
自分と相手が同じであるということはありません。相手がわからんと言うなら、あなたにできることは何?
そう、教えてあげることや。」

謝り、握手して仲直り。

保護者の運動会の感想から、
わが子の目に見える成果のことを書いている人は一人もおらず、どの方も生徒1人ひとりが一つのものを作り上げる姿に感動したという内容に挙げられるような
見えにくい根っこの部分を評価されておられたそうです。

最後に卒業式のなかで、
卒業生が感謝の気持ちを述べるとき、
おそらく多くの生徒は家族や先生に述べるであろうが、

見守り隊の方に感謝を述べる生徒がいました。

家庭の問題を抱えているかもしれませんが、その子が「これからも見ていてね」と言ったことが印象にのこりました。

小学6年生で身体も大きなその子が
まだ見ていていて欲しいというメッセージを残したのです。

こどもは温かいまなざしが必要だと改めて感じました。


この子達が中学生になったら小学生のときのようにはいかなくこともあるだろうし、

悩んだり、傷ついたり、学校へ行けなくなってしまうことに遭遇するかもしれないけど、


小学校の6年間学んだことは彼らの人生に確かな価値を与えただろうと思います。


大阪府の学力テストが全国で最下位、
学力・経済格差、貧困など大阪が抱える問題は深刻な状態で、世の中に明るいニュースがないと感じていましたが、

頑張っている大人がいることを知り、
心強く思うとともに、大阪に希望の光が差した気持ちになりました。



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comment

こんにちは!
先日はお疲れ様でした。

大阪には素敵な学校があるんですね!
私も見たかった~そんないい番組もっと
皆がみれる時間にすればいいのに〜。
元気がでる番組、紹介して下さってありがとうございます。
  1. 2013/12/02(Mon) 10:59:40 |
  2. URL |
  3. レオ #-
  4. [ 編集 ]


レオさん

そうなんですよ!どうやら再放送で熊本でも放送されたようでした。
わたしの拙いブログでは伝わりきれないのが残念です。
お時間あったら、「関西テレビ大空小学校」で検索してみてください。
公立小学校の挑戦に涙がとまりませんでした。
  1. 2013/12/03(Tue) 09:03:24 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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