あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





親子の蜜月 :: 2013/12/10(Tue)

こどもが生まれてから、それまで思いもよらなかった生活が始まります。

生後3ヶ月くらいまでは母子一体で、
こどもが泣けばおっぱいおむつで日が暮れる。とは、よく言ったものですね。

育児書を片手に、『◯ヶ月には××ができるようになる』と身体的なおおまかな発達は知ることができるけど、必ずしもその通りではないことも多々あるし、こんなときはどうしたらいいの?
わからなくて不安になることもしばしばあったものです。

(どうして、第一子のときにあんなに育児書を見ていたのかな~?と振り返ると、
未知の世界の入り口に立ち、先の見通しを立てるため、あるいは心の準備をしておくことで安心を得たかったためだとわかりました!)


それでも、あっ今笑った!とか、声だした!とこどもの変化に嬉しさを感じ、より愛おしく思えてきたり、

こどもが泣いているとき、なぜだかお母さんが抱っこすると泣き止んだりと、

そこに母子の特別な関係があることに気づきます。


リボンクラブでの情緒面を扱うとき参考にしているD.W.ウィニコット(1896-1971)は、母子関係の発達理論を
0歳~6ヶ月・・絶対的依存期
6ヶ月~1歳頃・・移行期
1歳頃~3歳頃・・相対的依存期
3歳以降~・・独立準備期

と4つの発達段階で構成され、段階が進むにつれ母親への依存性と密着度が弱くなり、外部世界の対象や出来事へと注意・関心が移行していくとしています。

(あそびの心理研究所 参考資料より)


また、精神科医である岡田尊司氏は著書のなかでこどもは、

生まれた直後から愛着形成が始まり、生後半年から1歳半の期間に愛着形成の臨界期を迎える。

この時期を過ぎたら母子分離の達成という次のステップの臨界期にあたる。
ことに2,3歳の時期に母子分離不安が高まり、
5歳ごろまで敏感な時期である。

(『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』より)

と「愛着」という面での母子関係を表しています。

つまり、良い子に育てるには乳幼児期が大事ですよ。

ということで、ほとんどのお母さんは詳しくは知らないけど、大事だということはわかってはいるのです。

ゆえに、この子はわたしが頑張って育てないと!と、こどもの身に起こることと自分と重ねて近すぎてしまいしんどくなっていることすら気づいていなかったりもします。

こどもを育てることが若いお母さんは「よい育児がしたい」「よいお母さんになりたい」と願っています。

その一方で、その方法を教えてほしい、助けてほしいとも望んでいます。

核家族化が進み、お母さん一人で子育てしている人は多くいます。「孤」育てになってしまうこともあろうかと思います。

特に都市部では飛び交う情報量も多いし、交通網が発達して移動手段も豊富ですが、子育てするお母さんにとっては決して恵まれた環境とはいえません。

常に不安や競争に巻き込まれ、こどもをのびのび育てることは難しく、
子育てしにくい社会であると思います。


リボンクラブの未就園児と接していると、親子間の気配が見えてきます。

安定した情緒があり、好奇心からいろんなことに挑戦しようとする姿があります。

驚いたり、失敗したりして不安になったときは安全な基地に行ってなぐさめ、抱っこしてもらいまた再び挑戦しようとします。

じつに微笑ましく、こちらまで楽しい気持ちになります。

あかちゃんの脳は白紙で生まれてきて環境からの刺激を受けて形成される、つまり教えて身に付けるものだという考えは、現在の認知発達分野では間違いであったとされていると言いますし、

IQで人間の能力を計ることはできない、間違いだったとされているといいます。
(わたしは、ハワード・ガードナーの多重知能MI理論に関心があります)

(あそびの心理研究所資料より)


良い子育てとは、親があれやこれやしなくても、こどもの持つ自然に発生する概念をじゃましないで助けることにあります。

とりわけ就園するまでは、親子間に密接な関わりが持てます。


教えないで、しっかり待つこと


こんなにシンプルなのに、そうすることが難しい時期でもありますね。

この時期をどう過ごすかによって、人格形成、及び学童期以降の学力にも関係してくるということがいえるのです。


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