あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





自尊心を傷つけないように :: 2014/01/12(Sun)


この日は、こんなあそびの仕掛けを用意して◎くん(5歳6ヶ月)を待ちました。
上手くいけば手前のカラコロツリーから転がり落ちたビー玉がドミノを倒し、最後にチリン♪が聴けるはず・・・。

やってきた◎くんは、ドミノ倒しに挑戦しました。上手くいったこの仕掛けが気に入り、「もう一度したい!」と言いました。

そこで、再びドミノを立てなければならないのですが、
◎くんは他のことをして、「ジェリーさん作っといて~」とお願いされました。

そこで、
「うん、いいよ。じゃあ、ジェリーさんはこっち作るから、◎くんはそっちお願い。全部はつくれへんから手伝ってね」と言いました。
全部はしないけど半分手伝うねと提案したわけです。すると、誘いに応じてくれました。



ドミノを立てているとちょっと手が当たり、パタパタと倒れること数回・・。
上手くいかないことに心が折れてしまわないよう励ましながら、幾度と立て直しました。

このときの◎くんからは、何度も倒れてもうイヤだ!という不満や我慢の限界といった様子はなく、

ドミノを成功させるため頑張りたい!という前向きな挑戦や集中力が見られました。


「あ~、ドキドキする~」と小さな声で◎くんがこぼしたことに、わたしもハッとして、

「そうだね~。ドキドキするね!」と応えました。

大人にはなんでもない操作ですが、◎くんがそんな気持ちでドミノを扱ってたんだと思うと、◎くんの気持ちを大切にしたいと強く思ったのです。



レストランごっこをすることになり、
メニューを作ることになったのですが、
この場面でも「おかあさん、ここにアイスクリームって書いて~」と◎くん。

そこで、◎くんに
「◎くんが見てアイスクリームってわかればいいんだから、字じゃなくても絵でもいいんだよ! アイスクリームの絵、描いてみようよ」と提案すると、

「・・、ぼく描かれへん・・」

「失敗してもいいよ。 もし失敗しても紙たくさんあるし!」

すると、細々ながらも上の写真のような棒アイスを描きました。

「それ、アイスにみえるよ!アイスってわかるからいいメニュー表になるね!」

これを皮切りに線を何本も重ねた「焼きそば」(アイスの隣)やハムやピーマンの色に見立てた色鉛筆で線や丸を描いて「ピザ」の絵も書き添えました!
おそらく他者から見れば、なんだかわからない線の集まりでしょうが、◎くんには大きな前進でした。
こうして◎くんが一人で制作した立派なメニューが完成したのです。



レストランごっこから家族ごっこへと変わり、子だくさんのお父さん役をしています。外で仕事、家では子守でよく働くお父さんのようです。


◎くんは、これまでも描画や積木あそびには何度か誘ってみましたが応じることはありませんでした。

自分に出来そうにないことは、はじめからやらないか大人に代わってもらう習慣があるようでした。
出来ないことをやってみて出来るようになりたいと挑戦することを恐れているようにも見えますし、すぐに大人に問題を解決してもらえていたので何ら困らないといった感じです。

そうしたことが指先を細かくコントロールすることに苦手意識を持っていることにも拍車がかかっているようでもありました。

しかし、ここ最近これまで選択しなかったあそびにも少しずつ挑戦する姿がみられるようになりました。
◎くんの自尊心を傷つけないよう配慮しながら支えていく必要がある時期にさしかかっていると感じています。



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