あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





初対面 :: 2014/02/02(Sun)

初顔合わせの◯ちゃんと☆くん。
二人とも5歳前半です。

1月最後のこの日、まだしていなかった二人は書初めをしました。





数年前に知ったのですが、
今は学校の書道の時間に「墨を擦る」ことはなく、墨汁を使うようなのです。

半信半疑で娘たちに聞いてみたところ、
「うん、そうやけど」と。
愕然としました。
(写真は長女が学校で使っていたものを使用。墨はほぼ新品!)

先生に余裕がないのかどうかわかりませんが、道具は使いましょうよ。書道のときは、墨を擦ることから始まるのでしょうよ、と言いたいところです。

リボンクラブでは、もちろん擦ります!
透明の水が、擦ることで変化していく様子はこどもたちにとってとても興味深いものです。

習字セットは一つだけなので、交代して使います。

◯ちゃんが書いている間、一人であそぶ☆くん。
「ジェリーさん、次、出てくるのは何色やと思う?」と
推測するあてっこあそびも楽しめます。




このスペースは☆くんの安心空間。
☆くんの思うままに、おもちゃを操作して「お母さん」という絶対的存在から離れて一人でいることができます。
D.W.ウィニコットのいう移行空間であり、移行対象を獲得しているのです。

☆くんの頭の中ではどんな会話がなされているのでしょうか?



書初めが終わったところで、水の中に墨を入れて観察。

他の場面では、なかなか見ることのない墨の動きに興味津々の二人。

コーヒーにミルクを注ぐときもこんな模様がでますよね!こどもが混ぜたがるのは、そんな変化を楽しんでいるのでしょうね。物質の変化に敏感な科学者の目です。

この後、紙を浮かべてマーブリングを楽しみました。



細い「糸」を「面」にする織り機の提案に二人が乗りました。

上→下と交互に糸をくぐらせるため、目で注意深く見る必要があり、右手には制御する動きが求められます。
左手はしっかり支えなけれはいけません。

集中力を要し、根気もいるため5歳のこどもたちには難しいかもしれませんが、
少しずつできていく過程を楽しめます。

手と目の協応を促すとともに、糸が右から左へ、左から右へとゆっくり移動するので頭を動かさずにすれば追従性眼球運動の訓練ともなりそうですね!
(視覚機能の向上)

この二人の間には会話はありません。
きっと初めての出会いに緊張や戸惑いもあったでしょうが、共通の課題に接近して取り組むことができます。

織り目を整えるための櫛を二人で交代に使うことも受け入れられます。


このあと、間も無くして☆くんは織るのを辞め、ビルダーシステムでクレーン車を作りをはじめました。

パーツを選び、悩みながらも少しずつ制作を進めていました。

◯ちゃんは、織り物の制作を続け、
時折手を止めては、振り返りお母さんを見ます。


こんなとき、お母さんには、
「大丈夫!あなたならできるよ!」と笑顔で微笑み返してあげてほしいと思います。

困難や問題を解決する術を持っているだろうと信じてほしいのです。

それが例え上手くいかなくても、失敗してもいいのですが、繰り返し繰り返し経験することで、自分の感覚として獲得していくのですから。

お母さんの笑顔に励まされると、安心してさらに力を発揮できます。

逆に、不安な気持ちがあると表情に表れこどもに伝わってしまいます。能力があるのにしない、できないとなって自立が遅れるためこどもを信じて強い気持ちを持ちたいですね。

◯ちゃんも☆くんもそれぞれ15分~20分くらい集中していました!

並行あそびでしたが、お互いのしていることを視野にいれながらも自分の関心のあることに注意を保ち続けました。

◯ちゃんは、約2ヶ月ぶりの対面でしたが、出会いの場面では動的な勢いと期待や安心といった心情が伺えましたし、

お母さんとわたしがお話しをしている間も一人で静かに遊んで待つということも受け入れ、情動を上手くコントロールできるようになっていることが見られました。

こどもはそのままでいるのではなく、
日々成長していて、

わたしたちは目の前の問題につい悩むようなこともありますが、
こどものことを決めつけたり、色眼鏡で見るようなことをしなければ、そんな大変なことにはならないものだと

心配しなくて大丈夫なんだと

こどもが教えてくれますね。


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