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今を真剣に生きるこども


★くん(2歳半)

部屋に入ると、転がるおもちゃで気持ちを整えます。

いつも決まった結果を得られる秩序を好みます。

お母さんからの報告によると、
こちらからの誘いには95%の割合で「イヤ~」「チャウ~」と返事をして拒否したり、気の進まないことには聞こえない素振りを見せるようになったとか。

「ジェリーさんが言ってたようになりました!」と笑顔でおっしゃってました。

すっかりあかちゃんぽさがなくなって、表情や動きがしっかりしてきました!

おままごとで、食べものを切ったり、レンジに入れて温めたり、わたしやお母さんに運んだりとよく働きます(笑)

話しことばの獲得もすすみ、二語文を口にするようになりました。

発想も豊かでニワトリの手押しに絡まったワニの引きぐるまの紐・・・

どうするのかな?と見ていたら、始めは少し困ったような表情をみせましたが、
その二つとも高く持ち上げ、

「ワニ、トンダー」と言いました!

これには、驚いてしまいました。

「ほんまや!ワニ、飛んでるね~(笑)」

ワニが飛ぶなんて大人は絶対思いもしませんよね。こどものこんな自由な大きな発想に大人の狭くてちっぽけな世界は太刀打ちできません!

棚の高いところに視線を移し、何やら探索しています。

「ダッコシテ~」と言って、お母さんに抱っこしてもらって、

「何がほしいの?」と聞くと、

「ノリ~。カミ~」


糊と画用紙、★ちゃんのスクラップ用の材料が入った箱を出してあげました。

★ちゃんはハサミを出すと、チョキチョキ切り出します。


とても真剣です!


★ちゃんの興味は、切ること、糊付けすること、貼ることにあります。

材料の箱の中には目や鼻などのパーツ、ひらがなや数字、動物、食べものなどを切り抜いたものなど入れてあります。

「これ、なあに?」と聞くと「メ~」、「クチ~」と答えます。

自分の身の回りのもの、好きなものと、音声シンボル(話し言葉)がマッチする機会にもなります。

自分で終わりを決めると、嬉しくてお母さんに見せに行きます。

見せ終わると洗濯ばさみを使って紐に吊るそうとしました。

(教室では、その日の作品を他の子にも見てもらいたい目的もあって見えるようにしています。)


なかなか上手く留めれません。

紙を洗濯ばさみで挟むことはできるのですが、紐をまたぐことは考えに入ってないのです。

懸命に紙を挟むのですが、手を離すと落ちること数回・・あきらめずに何度も挑戦します。その表情も真剣そのもの。

そのようなときは、まだ大人の出番はありません。

しばらく、どうするかな?と待っていると、上手く留まらないことを繰り返した後

一旦、お母さんの元へ駆けていきました。「安心」を満たします。

そこでわたしが、「★くん、片っぽジェリーさんが留めるからよく見ててね。」と言ってからして見せると、

再び挑戦しました!

今度は片方が留まっているため、紙を支えてあげると上手く留めることに成功しました。


「高さ」の調整。
列車を上手く走らせるには緑と青のトンネルは列車の高さより低いため必要ありませんでした。
それも何度も「事故」になったあと、★くん自ら気づいて「コレ、イラン」と言ってトンネルを外していきました。


★くんのお母さんは、普段からよく★くんを見ていらして、すぐさま手出しして★くんに代わって問題を解決しないよう努めていらっしゃるから、

★くんが困難に遭遇しても、
すぐに大人に依存せず、失敗しても何度でも考えて挑戦する回路が出来上がっているのだな~と感じました。

もちろんこどもの特性にもよりますが、リボンクラブでの時間において、こちらが禁止したり、制止することは何もなく実によくあそびます。

2歳半の自然の宿題を自ら行い、確実に自分の能力を獲得しています。

まさに今このときを懸命に生きています!

こどもを注意深く見ていると、その時々に意味があることがわかり、余計な口出しや手出しがうんと減ります。
こどもが外にある世界から意味を切り結びして身の回りの世界をつくっています。


「自我の拡大する時期」を私たちがよく知り、その課題を遂行できるようにしてあげたいですね。

今後、ますますパワーアップしそうな★くんです。




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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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