あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





あそびの必要性 :: 2014/05/03(Sat)


この日のリボンクラブは、年長さん二人と年中さんの合わせて3人の、いつもより賑やかな時間となりました。

始めのうちは三種三用。それぞれ平行あそび。

簡単なボードゲームに誘ってみました。





しかし、年長児二人は途中から
「ぼく、し~ない」と次々、辞めてしまい、年中児の◯くんとお母さん3人でゲームを進めました。

はじめ◯くんは、部屋に入るとプリズモコマの制作に集中していました。周りに影響されず、自分の好きなものを選んでグッと取り組む力があります。
この日は、ゲームで勝てなかったことが受け入れられなく怒ってしまいました。


◯くんはこれまでもボードゲームが好きで、よく選択していました。ゲームの世界観やルールに従える能力を楽しんでいるようで、勝敗にこだわったり、負けを受け入れられなくて泣くようなことがありませんでした。

これも、「ゲームで勝ちたい!」という自然な気持ちからくるもので、それだけ◯くんの世界が広がりはじめたということかもしれませんね。

ゲームを楽しんでいる間 、離脱した年長さん達はそれぞれ自分の楽しみを探索中。


☆くんはいつもお気に入りのホッケーゲームやボーリングゲームをしていたところ、

もう一人の年長さんの◻︎くんが、黙って☆くんの手から奪おうとしました。

お互い初顔合わせですので、緊張や様子を伺うところがあったかもしれませんが、ここは大人のサポートが必要だと感じたので、

「◻︎くん、これであそびたいの?」

「うん」うなずく◻︎くん。

あそび続ける☆くんに、
「☆くん、◻︎くんもあそびたいんだって。どうする?」

「イヤ!」☆くん。

「そう、イヤなのね。何がイヤなの?
◻︎くんに代わるのがイヤ?
それとも今、代わるのがイヤ?」

「まだ、全部倒れてへんから。全部倒れたらイイよ」☆くん。

「だって。全部倒れたらイイんだって」と◻︎くんに向けてわたし。

そうすると、あそびたい!気持ちの衝動から無理やり奪おうとした◻︎くんが、
納得して待つ姿勢に。


「イヤ」の一言だと、全部拒否された印象が強く、言われた側は反抗心が芽生えますが、少し言葉を添えると良い気が流れます。

あそび終えた☆くんは、黙ってその場を離れ違うおもちゃであそび始めました。


こども同士のあそびを通じて、
自分とは違うお友だちの想いに触れることができます。


☆くんにすれば、
ボーリングのピンを10本倒すぞ!という気持ちに、
わたしからの言葉がけにより
◻︎くんもこれであそびたいんだな。
自分がおわったら、貸してあげよう。と自分の気持ちを抑制して代わるまでの準備の時間が必要です。


◻︎くんにすれば、
☆くんのあそんでるおもちゃおもしろそうだな。ぼくも今すぐあそんでみたい。
となっているところに、

そうか、☆くんはピンを倒したら代わってくれるのか。じゃあ、少し待っていよう。
と気持ちを切り替えることが、社会の中で他者と円滑なコミュニケーションを図るために必要です。

これは、たまたま上手くいった場面ですが、こども同士でも円滑に流れるには
「ことば」という手段が最も分かりやすいでしょうからコミュニケーションスキルを身につける必要があります。


すぐに身につけることはできません。
間違いながら、失敗しながら獲得します。
その訓練のために、こどもにはあそぶ時間が必要なのです。あそび仲間が必要なのです。間違いを許してくれる空間が必要なのです。


ここをなくして、この社会で幸せに暮らしていけることはないと思います。





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