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日本赤ちゃん学会第14回学術集会~シンポジウム~ :: 2014/07/02(Wed)

「赤ちゃんから老人まで: 発達の可塑性を探る」シンポジウムでは4人の先生の発表がありました。


山口先生(中央大学)は、「赤ちゃんの発達の可能性」のお話し下さり、
7ヶ月頃には空間の理解がはじまり、錯視を注視することから、
こどもや赤ちゃんにも美術館や伝統芸能を体験することを勧めておられました。


杉田先生(早稲田大学)の研究発表では、生後間もなく視覚を制限すると知覚に障害が表れるということから、
閉じた目の視力は生涯回復することはないし、
生後1年間、緑と赤の照明下で育てたサルはその後「色」を検出することはできず、生涯物体を緑の濃淡・赤の濃淡でしか見ることができなくなるのだそうです。
しかし、一方「顔」を一切見せずに育てた6-24ヶ月のサルは、サルの顔を長く見るのだそうです。「顔」を見たことないのに「顔」を認識しているのです!
以上のことから、サルの感受性期は生後1年前後で、色彩視が育つには経験が必要であること。
なぜ2年間「顔」を見たことないのに、顔認識できるのかという疑問は、
体性感覚・自ら模倣できる視覚刺激を通じて「顔」の特徴を認識している可能性があるとし、
乳幼児期における視覚体験の重要性を示唆していました。


櫻井先生(京都大学)は、
乳幼児の認知機能は運動とともに作用しながら発達する。
これまで神経科学的に高齢期になると流動性知能、適応力、学習能力は低下するけと考えらてきたけど、歳をとってもニューロンは減らないし、新たに増えることがわかってきたため、
脳の健康を維持するために適度な運動が効果的であるという研究でした。
脳機能は常に身体と相互作用しながら、発達もすれば衰退もするのだということを脳の可塑性と身体運動という視点でお話し下さりました。



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