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集中力を発揮するための環境

2歳後半の☆ちゃん。
「もうすぐ3歳になるのよ」と言って、指を3本立てて見せてくれました。


片目を空けた顔の絵を☆ちゃんの前に出してみました。

☆ちゃんはこの絵を「顔」と捉え、すぐさま片目を描き入れました。

先日の赤ちゃん学会でチンパンジーの研究をされている松沢先生の講演で、
「人間は今ここにないものを思い描くことができる。これは人間にだけできること」というお話しがありました。

「このように描いてね」と言ったのでもなく、見本があったわけでもありません。

差し出されたらすぐに描き入れたのです。

このことから、どうやら人間は3歳前には足りないものに気づき、
「あれ?へんだな、しっくりこないな」と思考し、安心できるよう描き加える解決が図れることがわかります。


前回体験したOHPを使っての影あそび。

☆ちゃんはよほど印象に残ったようで、その日の夜、影であそんだことをパパに説明したようでした。



私たち大人は光があると影ができることを知っています。
しかし、影に出会う幼児には「影」とは何なのか実体がつかめませんから、
☆ちゃんのように壁に映し出された影に近寄ったり、触れたり、OHPに戻ってきておもちゃを置いたり、鏡を動かしたりという具合に、とてもじっとなんてできません。感じたことが身体で表現されるのです。


この日、☆ちゃんがグッと集中力を見せたのはパズルでした。

手にした時点で形の大きさや特徴を掴んでいるようで大して悩むことなく、
手を内転・外転させて完成させました。

枠に輪郭の示されていないパズルにも挑戦し、上手くできることに達成感や満足感を得ていました。

幼児の身の回りの日常生活やお話しの世界を題材にしたパズルは飽きることなく楽しめるものです。

パズルに描かれた絵の世界を楽しみながら何度も何度も繰り返しやっていました。



☆ちゃんのお母さんは、☆ちゃんのあそびが次から次へと移り、集中できないことを心配されておられました。


まずは、この時期の発達の道筋を知ることが大切です。

家では、気が散らないような環境づくりができます。
たくさんの量のおもちゃを雑多に配置しないよう出しておくものと押入れなどに直しておくものに分け、月1でローテーションするのも一つのアイデアです。

その他に考えられるのは☆ちゃんの興味にピッタリ合うおもちゃがないのかもしれません。

あと、最も重要な環境要因は親の口出しを控えることです。
大人の不用意な発言で集中の糸がプツッと切れてしまうことはよくあることです。
これが口が達者な時期になると、
「今、やろうと思ってたのに。そんなん言うからヤル気なくしたわ~」となります。
ヤル気をなくしてしまうのです!
喉元まででかかったとき、それホントに言う必要あるかな?と立ち止まる癖をつけること。(これが難しい!つい、いらんことまで言ってしまいがちです!)

「大人が待ってやる」
これだけで、こどもが変わります。





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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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