あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





手さし、指さし :: 2014/08/09(Sat)

いつものように、「この空間は安心できるところ」なのかお母さんのそばでしばらく様子を伺う☆ちゃん(11ヶ月)。

お母さんから少し離れた場所にポッチ付きパズルを出してみました。

「この空間は安心できるところ」「知っているところ」と思ったかどうかわかりませんが、見たものに触れたい意欲が湧き、少しの間お母さんから離れてあそぶことができます。

イギリスの小児医師で精神分析家であったドナルド・ウィニコットは赤ちゃんは
お母さんではない対象物(ガーゼやおもちゃなど)を足がかりとして「一人で居れる」能力を獲得していくといっています。

このときの☆ちゃんにとってリボンクラブが「移行空間」であり、パズルが「移行対象」であるわけです。


リラックスした表情。

小さいものをつまめる☆ちゃんは、どんどんつまんでパズルを外していきます。

上手に外せるようになったね!

手を内転・外転させるようになると、パズルをはめるようになります。


お座りの姿勢からお尻を上げて膝で支えるようになりました。

「お座り」より目線が高くなり、視界も開けるのでしょうか。
家でもよくするそうで「プレーリードッグみたい」とお母さんが笑って教えてくれました。

発達は身体の中心から先端に向けて順番に成熟していきます。
☆ちゃんは自分の意思で膝から上の筋肉を動かせます。
このあと、膝からから下、つまり歩行の準備が整いつつあるのがわかります。

そこで、☆ちゃんの両手を取り歩行を促すよう少し前進してみました。

すると、☆ちゃんの足が右、左と交互に2,3歩前進しました。



この日初めて椅子を「座るもの」と認識し、自ら座るしぐさをみせました 。

これまではテーブルに伝い歩きをしていましたが、☆ちゃんにとっては椅子は「障害物」でした。

このとき、☆ちゃんの視線は前を向いているわけですから椅子を見て「座る」意思を持ち、見えなくても短時間なら後ろにある椅子の記憶を保持して「座る」一連の動作です。


また、この日手さし行動が見られるようになりました。

☆ちゃんの視線の先には、天井から吊るされた気球が見えていると思われます。


お母さんの報告によると、指を一本にして指す指さし行動も見られるそうです。


この手さし・指さし行動は霊長類の中で最もヒトに近いチンパンジーにはないそうです。(人間の環境のなかで訓練されたチンパンジーは別のようです)

この手さし・指さし行動が
ヒトが知的好奇心を持って外界へ関心があることを示し、探索し、世界が広がりを見せていくことを表しているといいます。

こどもが指さし行動をしたときに、そばにいる大人が気づき「それは気球よ」
などと話せば、同じものを見た結果単語が入力され共感を生みますし、同じように話しはしなくても言葉を知っていきます。

☆ちゃん自身がそれまで以上の交流を求めはじめたことをしめすものです。


(参考文献『子どもの発達と診断』田中昌人/田中杉恵 著)








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