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殻を破って

またまたまた昨年のアップできていないプレイングの様子。


始まりに合わせてあらかじめ組み立てておいたクーゲルバーン。
やって来て、引き込まれるようビー玉を転がし始める◇くん。

◇くんの「こうしたい!」や「こうしたらどうなる?」という意欲や疑問に合わせて、道を伸ばしたり変更したり・・。

途中でビー玉が止まるってことは勢いが足りないから?

だとすると、勢いよく転がすためにはこっちのスロープよりこっちがいいかな?といった具合。

ビー玉の数を数えています。

「何個あったの?」と尋ねると「41こ」と応えました。

大きな数の数唱と概括ができます。


牛乳パックの空き箱を使って壁面にも玉の道を提案。

何度か転がしてみて玉の転がる軌道を頭に入れてから牛乳パックの位置や角度を調整。

この後、最後のパックは道ではなく、注ぎ口と底を切り落としてトンネルにする名案を考えてくれました!


何気なく机に出しておいて、敢えて◇くんの目に触れるようにして雑談しながらパズルをして見せました。
◇くんの「やってみたい」気持ちを待ちたいため、誘いませんでした。ただ「やってみせた」のです。(「ほら、やってごらん」というこちらの思惑がバレないよう、あくまでも自然に。)

すると、しばらく別のことをした後おもむろに自らひっくり返して完成させました!
やはりわたしがするのを見てたんだ、と思いながら視線が圧力にならないよう、別のことをしながら周辺視野での見守り。



勝負のつくホッケーゲームを出してきました。



縫いさしも。



◇くんはどちらかというと一人の世界に没頭したり、空想のお話し作りが得意なお子さんです。感覚が優れていて、興味の対象が狭くて深いところもありました。
かといって、全く周辺の人や物に興味がないのではなく、むしろ関心を示していましたが、上手くお友だちと関われず◇くんの思いが一方通行になることもしばしばありました。


ですから、この日のように
積木を組み立ててクーゲルバーンをしたり、パズルといった構成あそび、

勝敗がつき、ルールに従う必要のある『ゲーム』は

「ぼくはしない」と言い、

これまでに◇くんが自らやってみようとしたことはありませんでした。

情報を処理するのに、継時に処理するより同時処理能力に長けている脳のタイプなのだと思われます。


◇くんのお母さんは、◇くんのできるようになったことをどんなに小さなことでも一つ一つ見逃さず、よく観察し、しっかり認めて子育てしておられました。
◇くんの興味や関心のあることに、ときには自己を調整して◇くんに合わせ、できるだけ禁止したり制止したり、否定せず向き合ってこられていました。


そんなお母さんからの報告の中に、
この日の数日前から急に「お味噌汁を作りたい」と言って毎朝作っているのだそうです。
しかも本格的で昆布で出汁を取り、豆腐を手のひらの上で切るというのですから大したものです!
お味噌汁を作るために手はずを整えて、段取り良く進め「一品を完成させる」。
自分の力を発揮して家族の役に立ちたいという願いが形として表せています。
しっかりお兄さんに成長しました。
「ぼくできるよ!」にあふれています。


まるで十分栄養を吸収し、さなぎから羽を広げようとしているような◇くんです。

わたしも見習わないといけません。






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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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