わたしが連ドラ予約している【スーパープレゼンテーション】という番組に、
ノーベル平和賞を受賞したマララさんのお父さんが出ておられました。
マララさんの住む国では、「女性には教育は必要ない」と昔からの慣習で学ぶ権利が認められてなく、
女性は若い時期に親が決めた相手と結婚し(どんなに年が離れていようとも)、外出を避け、夫に従順であることが良い女性像でありそれを求められてきたようです。
これまでに欧米など他国の文化や風習に触れる機会にあったマララさんのお父さんは、
女性にも教育を受ける機会が必要だとし、自身で学校を設立。
そこでマララさんは医師を目指す学生だったとき、過激派組織に攻撃され、頭部にケガを負いました。
最年少で世界一有名になった娘を持つお父さんは、
「一体、どう育てたらマララさんのように強くて賢くて勇気のある立派な人に育つの?」や
「何をさせたの?」「何を与えたの?」と
お父さんは聞かれることが度々あるのだそうです。
お父さんの答えは、
「何もしなかった。ただ彼女の翼を切らなかっただけだ」
だそうです。
この言葉はとても深いです。
私たちは自分の子どもに、何かさせ過ぎてはいないか?与え過ぎてはいないか?
子どもが伸びたいと願っている才能や能力の翼を折ってはいないか?
物質的には豊かな日本だけど、夢を叶えるため真剣に学びたい意欲のある若者はどれくらいいるのかな?
次世代を育てる環境はじゅうぶんかな?
そんなことを考え、リボンクラブの子どもたちや自分の子育てに向き合っています。
そうすると、おのずから子どもとの間に程よい距離が生まれ客観的に
この子はこんなことが好きでイキイキしているな。
この子のこういう点は強みだから、こんな職業に向いているな。
と、今ある心配事や欠点も踏まえ、長所・得意な点に照準を合わせてずっと未来を見つめることができます。
子どものずっと未来を見据えて、信じて
マララさんのお父さんのように構えていたいと思いました。
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