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子ども一人ひとりをみるということとは?


お部屋に入るなり、静かに本を開いて見る年長児☆くん。

内言が発達してきたようで、黙読しています。


お友だち◯くんもやって来て、一緒に「えのもじ」を読んでいます。

幼児期後半になると、絵やひらがななどの文字シンボルから意味がありそうだと興味を持つようになるようです。


ことばのユーモアやリズムの面白さに出会うのです。
なぞなぞやダジャレ、回文などが好きなコが現れはじめますね。


神社の鳥居を連想した模様

マイナスの要素を含む言葉を口にし、何度も失敗を重ねます。

4度目くらい挑戦したでしょうか(集中力的にはここらが限界といったところでした)
精神と身体の制御をして二本の足に載せることに成功!

◯くんも何度と挫けそうになりながらも、目や指先に注意を保つことができます。

周りの存在にジブンを励まして、目の前の課題を達成しようと奮起します。


このときのわたしの☆くんと◯くんに対するサポートは同じではありません。

また、できた・できない の2分評価ではなく課題に向かう注意の向け方(目線や手順を覚えようとするか)や失敗してからの立ち直り方を見守っています。

(参考: 『学びの物語の保育実践』著 大宮勇雄)


なぜなら、これらは外部から教えられて身に付けるものではなく幼児期の経験を土壌にして子どもの内側から自然に成熟していくものであり、

幼児期の《感じる》経験をベースとして、学童期以降の学習が入ることで定着できるものだからだといわれているからです。

(参考: あそびの心理研究所 ジジさんの学習会より)

左右の持つ力に差があったり、
対象に構成しなかったらバランスを崩して壊れるという常識に気づかなければ、
失敗から次どうしたら成功するか回数を重ねても永遠失敗し続けるでしょう。

注意してモノを捉える眼球運動の能力に弱さがあれば、ひらがなや漢字の書字には苦労することが伺えます。


普段、何気ない子どもの動きの中から成熟した能力とまだ未熟で経験、訓練を必要とする能力があることを知らせてくれています。


(参考: NPO法人国際臨床保育研究所 ローレンス・メストネック教育心理学博士より





「もう縫いさししたくないよ~」と言えば、

「じゃあ、もう終わろうか~」とわたし。

「(やめる)その前に、今ジブンがどこまでやったのかを見てみよう~」と、全体を見てもらいます。

あと、リボンクラブでできる時間を示し、ジブンの到達点(こどもにより一人ひとり違う)を客観的に振り返られるメタ認知が育っている子たちは、

「やっぱり今ここまですることにして、次ここするわ。」

と自ら計画を立てて実行することができます。
疲れたケド頑張り続けられるようになります。


わたしは縫うことを強いることはしていません。
見通しを持ってのぞみやすいような提示や言葉かけに終始しています。
縫うか、辞めるのかは子ども自身が決めるのです。


配列の課題に向かう年長児

配列後の積み木を180度回転させています。

「どうして回転させたの?」には

「ジェリーさんの右側が赤だから、ジブンの右側を赤にするため」と二人が口を揃えて言います。


「なるほど、そうだね」


「できたよ~」とカメラに変顔で応える☆くん。
◯くんは写真から、回転させずに頭のなかでモデルを反転させて配列しようとしているのが伺えます。
その分、難しくなりますが敢えてそのように挑戦しようとするところに◯くんの「こうしたいんだ」という意思や美意識が感じられます。


これはわたしの勝手な思い込みの域ではありますが、
◯くんは将来算数の計算問題の途中式を書くのを嫌がるかもしれません。できるだけスッキリとした回答用紙にすることを好み、教えられたような順序で解を求めることを面倒に感じるタイプなのかな~と。
解に至るまでの時短になりますが、その分ミスも多くなります。
わが家にそんなタイプの娘がいます~。







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コメント

少し気持ちの余裕が出来ました。

「人生は山あり谷あり」と言いますが、3月2日の時点では
谷の中でした。四面楚歌の状態で「どうしよう・・」という所
でしたが、やっと見晴らしのきくところまできたようです。

さて
リボンクラブでは「子どもが自力で周辺の環境と関わりながら
知識や技術を身に着けていく」ということを前提にしています。
そのために私たちの仕事は環境を調整することにウェイトが係
っています。

乳幼児期の子どもたちの環境は、場と人とモノです。おおよそ
7歳で学童期に入ると、時間の環境が追加されてきます。

驚いたことは、こうした考え方がきわめて少数意見だという現
実です。

先日、赤ちゃん学会で実践報告をされた園長と話をしていて
「自分たちは、当たり前のことを言っているだけ・・・」と共感した
のですが・・。その園長も地域では少数意見だということでした。

「優れたメソッドや大人が、子どもを育む」という考え方は、私た
ちの中に根強くあるようです。それが子どもの世界に「優劣」の
概念を持ち込んでいるようにも見えます。

「子どもの中の賢さに」ママやパパにも気づいて欲しいです。

モンテッソーリの表現では「子どもの中に教師が住んでいるとし
か思えない」とことです。

先ほどの園長は「わたしは、なにもしていない」と言っていました。

子どもの自力を信頼しているから言えるのでしょうね。









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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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