あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





公園へ ~関心の広がり~ :: 2015/05/01(Fri)


この日は、やって来ると玄関前に座り込んで何かを凝視していました。
◯ちゃん1歳7ヶ月。

視線の先にはアリ。

お母さんの報告によると、最近おさんぽをすると何やらうごめくこの小さな黒い生き物の存在に注意が向くようになり、ジッと見つめるのだそうです。


毎年この時期になるとサルスベリがアリの活動場所となっているので、木を上り下りするアリも紹介。

葉っぱやアリに関心を示すようになりました。


お天気もいいので、近くの公園へ行くことにしました。指差しをして進んでいきます。


立ち止まりました。
視線の先には、トトロと真っ黒クロスケ。
指差したのは「目」です。


◯ちゃんは、「目」をよく検出します。
リボンクラブでも、マトリョーシカや動物の黒い丸い目はずいぶん早い時期に気になっているようでした。


赤ちゃん学会の研究や辻井先生の報告の中にもありましたが、自閉症スペクトラムの子どもは「相手の顔を見ない」あるいは「目を合わさない」傾向があることから、こどもの発達障がいは早期に発見できることがわかってきました。


そのことからすると、◯ちゃんが目を検出して気にしたり、ジッと見つめるのは社会性やコミュニケーションの領域でまずまず発達の軌道にのっているのだと思われます。


次に足が止まり、見つめている視線の先は
木々の葉っぱか湖の水面でしょうか?

たしかにこれまでの道のりにはなかった新しい光景です。

「◯ちゃん、こっちおいで~」手招きをして先を歩いて見せました。

すると◯ちゃんもやってきました。


お花は踏まず、枕木を歩くことがわかっています。


途中、ヨロヨロして脱線してしまいましたが、
ジブンで体勢を立て直して再び枕木を歩きます。



お母さんと手をつないで不安定な砂利道を歩きます。



真っ白い羽根のアヒルさんに会いました。

◯ちゃんはアヒルを見たのは初めてだそうです。

鯉にパンの耳を投げ入れます。

鯉が水しぶきをあげて、バチャバチャする様子に、◯ちゃんは「ホッ」とか「ヒャッ」と声を上げました。


◯ちゃんはこれまで意味のある言葉は発しません。
見たもの、聞こえた音から刺激を受けて思わず声となって発せられたようです。


近所の園児がやってきました。にぎやかになりました。

初めのうちはお母さんの身体の後ろで園児の様子をみていましたが、
ほどなくして、一人で園児たちの方へ歩み寄っていきました。

人と関わることに興味があるのでしょう。
知らないお兄さんやお姉さんに混ざって、並んでアヒルを見たりしていました。

高さや幅を考慮に入れ、両手を使って越えたり、手を使わなくても段差を越えるなど
見て判断して運動を企画していました。

高い段差は後ろ向きになって手を使い足から下りるといったことです。


辻井先生のブログに記事になっていましたが、お母さんの中に3歳神話が根強くあり、そのことがお母さんを苦しめている。

太古の昔からヒトは集団で群れを作り、コミュニケーションをすることで前頭前野を大きく発達させた生き物だから、早くに集団に入れることは間違いではなく、良いことなのだ。

とありました。

これは、どんなにお母さんを楽にする言葉だろうと思いました。
園に入れる、入れないは別として、
他のこどもが遊ぶ様子を見たり聞いたり感じられる中にこどもを入れることの重要性があることを紹介されておられます。

個ではわからない、得られないことが集団のなかだと気づけることがある。
そこから、では個にどんな関わりが必要なのかを考えていく。これからの保育観のようです。


それにしても、◯ちゃんの関心の広がりは
しばらくおもちゃも必要ないくらいどんどん外へ向かっていくようです。

おさんぽが欠かせなくなります。
お母さん、覚悟ですぞ~!




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comment

〇ちゃん大きくなりましたね。

立ったり、しゃがんだり、細い道を歩いたり、
高いところから覗き込んだりして何を見ているのでしょうね。

私たち大人と違って、見えるものに対して概念がないでしょうから
見るもの、聞こえるものに対しても新鮮でしょうね。

生物と無生物をどのようにして見分けていくのかわかりませんが
「動くもの」に対しては慎重なようです。

もう少しで「意味のある世界」を身につけていくことでしょう。

味覚や臭覚、聴覚や視覚、それから手先の感覚、それらの感覚器官の感受性も「文化によってコントロールされていく」と言ったのはイタールです。

幼児期において「隣の子どもより、早く成長すること」には、ほとんど意味がないのかもしれません。

しっかり、ゆっくり、マイペースで、程よい文化に触れながら、ジブン自身を創り上げていくこと、言い換えればパーソナリティーのベースを築くことが幼児期の子どもたちの仕事だと思います。

ユニセフの「子どもの権利」という観点から考えると、障がいが有ってもなくても、頭が良くても、仮にそうでなくても、それらは個人的なことであって、すべての子どもは愛される権利をもっているということだそうです。

日本政府は1994年に「子供の権利条約」を批准しているのですが、実行しているとはとても思えません。

オランダをはじめ、ヨーロッパの国々では実現できているようですから、日本でもできるのだろうと思います。

日本の政治はどうみても「オジサン政治」です。女性の政治家が増えてくると変わっていくのかもしれませんね。

「〇ちゃん、将来は政治家になりませんか?」


  1. 2015/05/02(Sat) 16:20:38 |
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  3. ジジより #-
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