あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





計り知れない脳内 :: 2015/05/12(Tue)


GW中にNHKで放送されていた
『君が僕の息子について教えてくれたこと』というドキュメンタリー番組を先日観ました。


これは自閉症の若者、東田直樹さんが書かれた
『自閉症の僕が跳びはねる理由- 会話のできない中学生がつづる内なる心』(エスコアール出版)を読んだイギリス人作家が、
彼の自閉症の息子を知る手立てとなったことを機に英訳され、世界中の「知りたい」と願う人々に広まったことを伝えるものでした。



重度の自閉症者は話しことばを持たないため、彼らを支える家族や周りの人々は「わからない」ために、日常生活のあらゆる面において困惑すると言われています。(当事者ももちろん困っているのですが)


そのため、正しく理解されず間違った対処をして余計に混乱させてしまうことや、
社会の偏見に苦しむことが多々あるようです。



ところが東田さんは、パソコンのキーボードのカードがあれば会話ができるのだそうです。

伝えたい言葉が脳内に保持されず、浮かんでは消えて無くなってしまうため、頭文字を指で押さえればそこから派生した言葉が次々出てくると言います。ちょうど予測変換機能みたいです。


このようにして綴られた彼の表現は彼ならではの世界観で、とても美しく優しいのです。

この世が全く違うものに感じられます。

そして、この豊かな表現力はどこから生まれてくるのか計り知れない才能に驚愕します。




日本の若者が書いた本に、たまたま日本語が読めた(語弊があったらすみません💦)イギリス人作家が出逢ったことで翻訳され、世界中の自閉症の子どもを持つ家族の希望となったこの巡り合わせは、もはや奇蹟のように感じられました。



また、同時に自閉症のこどもがこの世をどのように見て、どう感じているかなんてだれも知らなかったんだ。
まだまだわからない中に私たちはいるんだと思いました。


見逃した!というかた、NHKオンデマンドで配信されておりました。
また、YouTubeでも(こちらは削除される可能性アリですが)
観てみて下さい。

人間ってすごいな。
脳ってどうなってるの?
そんなふうに思いました。




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映像を2回見ました。

涙が出てきました。

多くの人を感動させている言葉は
どこから出てくるのでしょう。

教養からでないことは確かでしょう。

多くの人が感動するのはなぜでしょう?

何度も見たいと思いました。
  1. 2015/05/12(Tue) 18:00:47 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

YouTubeでみることができました。
感動しました!!
私が教えてもらうことばかりです。
ありがとうございました。
  1. 2015/05/13(Wed) 09:35:20 |
  2. URL |
  3. レオ #-
  4. [ 編集 ]

ジジさん

映像のなかで
「ジブンの動きや言葉さえコントロールできないまるで不良品の身体のなかにおしこめられたような・・」



「記憶と記憶が線でつながってなく、点と点を拾いあつめる作業・・」とありました。

どれほどの労力を要して、毎日を生きているのかと想像します。

社会に合わせて生きにくい難解な問題をもちあわせながらも、

ミッチェルさんに
「お父さんはそのままで十分」と言ったり、
自然に存在するものを表現する語彙選択の美しさは到底真似できるものではありません。
本当にどこから?と思います。

彼が紡ぎだした言葉にお世辞や社交辞令、ウソがないから信頼できるし、
著書から世界中の自閉症のこどもを持つ家族の「わからない」に教えてくれた功績は計り知れませんね。


「空への憧れ」から、もしかしたら何億年か後にはヒトはさらに進化(分化)を遂げ
「跳ぶ(飛ぶ)哺乳類」が現れるのかもしれないとも
思いました。
  1. 2015/05/13(Wed) 12:26:11 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

レオさん



観れてよかったです!
「家族と笑っているときが幸せ」
「僕たちのことで悩まないで」
「犠牲になっていると感じさせない家族が凄い」とありました。
決して、「精神が破綻している」のではないことがわかりますね。

さらなる研究でより生きやすい方法が見つかるといいなぁと
願います。
最近、ある方の講演会で紹介されていた「光とともに・」という漫画にも出会いました。
こちらも有名な本ということなのでご存知の方も多いでしょう。
毎週、少しずつ読むのが楽しみになっています!
  1. 2015/05/14(Thu) 08:33:33 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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