あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





リボンクラブが担っているもの :: 2015/05/23(Sat)


先日、知人から一本の電話を頂きました。


その方は、自身の子育てに目処が立ち、
かねてから希望していた保育の勉強を始められていました。
その後見事に資格を得て現場を経験し、今は市の未就園児対象の発達支援を行う仕事に就いたそうなのです。


しかし就いてみたら、
大人が予め用意したプログラム通りに子どもをに強いることに力を注ぐようで、その通りに従わない・従えない子はみんなと同じにできるようにさせられるようです。

指示に従えない子どもの若いお母さんは、そんなわが子の様子に余計に不安になり、「できない」わが子を引っ張り出して叱責している・・

子ども→泣く
親→ さらに怒る or 不安が増大する



そんな悪循環な光景を見るたび知人は、そのやり方に疑問を感じるとこぼしていました。



しかも、その「強いる」先輩スタッフは気がかりを抱える子どもの発達についてどうアプローチすればよいのかわからないのに、「手探り」どころか自信を持って行っているとのことでした。

そこでは未就園児に対して学校教育を前提とした「座って何か作業をする」ことを良しとする体系がみえます。


加えて、職員が学ぼうとする努力をしなくても、どんどん子どもたちは集まってくるし・・


コレで本当にいいのかな~?


発達に遅れがあろうがなかろうが、
まだ就園前の子どもなら、座りたくなければ座らないし、
面白くなければ、面白いものを探しに動くし、
関心があれば、ジィーっと見るし、触るものです。

動・静プログラムは誰が誰のために作ったの?そこに子どもの主体性は考慮に入っているのか?
「一人ひとりが違う」という前提に立っているか?



と日々ふつふつと湧き上がる気持ちと戦っているようです。




「誰かと共有したかった」という知人の気持ちはよくわかります。



まだ、新入りなので職場で意見を述べるのは我慢しているそうですが、

何年か経ったら、自分の信じる「良いと思うことこと」を実践したいから
そのために、今スキルを身につけたいと仰っておられました。素晴らしい!




「よくしたい!」


そんな願いは子どもに関わる全ての大人にあると思うのです。(そう信じたい!)


ただ、その「手段」がわからないだけなのだと思います。


子どもが、失敗したり探索することを許され、あるがままを受け入れられるよう、


養育者が、子どもの育ちを信じ、安心して子育てができるように支援するのが真の子育て支援でしょう。




リボンクラブは本当は国がやるべき仕事だよね、と以前スタッフと談笑したことがありましたが・・



同志がいることがわかり、この嬉しい知らせを心強く感じました。

どうか頑張ってほしいものです。
わたしも!





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comment

子どもを大人の論理に従わせる施設が多いのでしょう。
幼稚園でも同様の状況でしょう。

そんな所の大人は、子どもは未熟で欠陥だらけと思っており、自分の子ども時代のことをすっかり忘れているか、否定すべき時期と見なしている「哀れな」存在でしょう。

また椅子の座っておこなうことが「学習」の全てだと思い起こさせる「学校」なるもののそれこそ「欠陥」が日本人に蔓延していることにがっかりします。

大人とは異なる子どもの存在を意識し、日常生活からかけ離れた施設と思われている「学校」を変えたく思います。100年以上続いている「制度」、それに伴って形成された人々の「意識」はなかなか変わらないのですが!
  1. 2015/05/26(Tue) 20:31:20 |
  2. URL |
  3. m.k.masa #-
  4. [ 編集 ]

m.k.masaさま

masa先生、コメントありがとうございます。

力強いお言葉をうなづきながら拝読致しました。

最もこどもと接する機会のある、
影響を与えるだろう大人の仕事が、
どうも100年以上前のままの脈々と受け継がれた方法しか知らないことが問題ですね。

あと、何年かしたら学校の教科書が変わる話をききました。文科相の骨子はあっても、それを伝える側に変革がなければ変わらないでしょう。

学習して知識を身につけること、
自分の能力を第三者のために使い報酬を得ることが
上手くいっている外国の教育制度を参考にしながら、

では、乳幼児に携わるわたしは
この日本にいながらも何を伝えられるのか?
日々模索しながら、小さい教室から発信して参りたいと思います。

わたしにとってmasa先生のブログは、大切なことを教えてくれる教科書のうちのひとつとなっています。
また、当教室のお母さんに、どんな幼稚園を選んだらよいか質問を受けた際は、masa先生のブログを参考にするようお応えしております。

先生の言葉はわかりやすく、いつも助けてくれます。
ありがとうございます。




  1. 2015/05/27(Wed) 08:55:15 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

m・k・masaさまは
昭和幼稚園の園長先生ですか?

良い方にコメントを戴けるようになりましたね。

昭和幼稚園のブログはときどき拝見して感動しています。

子どもたちの絵がいいですね。子どもたちの魂がワイワイと喜んでいるような印象で、見てて楽しいです。

子どもたちの足元も良く見ていて、運動することが面白くなるように工夫されています。

音楽会は音が聞こえないので残念ですが、子どもたちの絵を通して「楽しかっただろうこと」が伝わってきました。

リボンクラブは集団の子どもを受け入れるところではありませんが、「子ども観」は学ぶことができます。

私たちは孤立しがちなポジションにいますので、独善に陥ってしまう危険もあります。そういった意味でもコミュニケーションしていただけることはラッキーですね。

途中「魂」という言葉を使いましたが誤解しないでください。ジジは「子どもの中には魂が存在している」だろうと仮定しています。不穏な意味ではなく「公平性」という言葉であらわされるものです。

子どもは「公平性」に対して優れた感受性を持っています。「自由」という感覚とも結びついているかも知れません。「誠実さ」という側面も併せ持っています。

「子どもの魂がワイワイ喜んでいる」という表現は、子どもの中の「公平性」「自由」「誠実さ」が喜んでいるように見えるという意味です。



  1. 2015/05/29(Fri) 11:02:37 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

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