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あそびは現実を生きる栄養


初対面のお二人さん。


お互いを紹介する場面では、ジブンの名前を相手に伝えることができます。

やや緊張しながらも接近してあそべます。


☆ちゃんのこのところのお気に入りは、ゲーム!

安心して過ごせるあそびの中で、どんどん新しい未知の世界に挑戦していきます。


時々、★くんの視線を感じます。


「★くんも一緒にゲームしない?」と誘うと
「ううん、しない」と返事します。


それなら、と
「☆ちゃんとジェリーさん、どちらが勝ちそうだと思うか当ててみて!」と尋ねると、

二つのコマとゴールまでの状況を判断して推測してくれました。距離的な関係性を把握できるのですね。
結果、★くんの読みは見事当たりました!



同じ机にいても、興味のあることは違います。
★くんは釘打ちを出してきました。
「くぎ、10コちょーだい!」


押さえる左手と力を込めて叩く右手。

左右の手が別々の役割を果たす必要があります。この調整が慣れるまでは、なかなか難しいです。

★くんの様子からは、単に釘打ちを楽しむばかりではなく、形の面白さを生かした配置になっています。

このあと、別のモチーフから「ベルト」を連想させました。

始めから「ベルト」を作るつもりではなく、やっていくうちに「ベルト」に見えてきたという感じです。

★くんがイメージする力を持っていることが伺えます。



☆ちゃんが、次に出してきたのは何重にも重なるパズル。


順序よく入れていかないと、残ってしまいます。

☆ちゃんはわたしに助けを求めることなく、一人で出し入れを繰り返し完成させました!

終わったときに向けた表情からは、
「わたしってすごいでしょ?」と言っているように見えます。



★くんは、クーゲルバーンの組立ても大好き!


高低差を考慮に入れて、玉の道をつくります。

★くんの関心は道以外のシロフォンをどこでどう使うかや、道を見えなくして積木の中を転がるようにすることにあります。

ジブンのイメージ通りにビー玉が転がり出ることに達成感を感じるのでしょう。黙ってもくもくとつくります。


ニキーチンの積木で。

二つの斜めが入った構成もできました。

できたあとお互いお友達のを見合って確認しているようです。


「どう?おんなじのできてるかな?」

「うん、できてる!」


あそびの世界は、現実を生きる栄養となっているようです。







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コメント

「あそびの世界は、現実を生きる栄養・・・」

う~ん、壮大なテーマですね。

でも時には、「あそび心」を持ってこうしたテーマに挑戦してみるのも面白いですね。ジジも参加させてください。

「あそぶこと」にはさまざまなバリエーションがあります。大人の場合比較的多いのが「良く働いたので、たまには気晴らしにあそびにでかけよう」がありす。

日帰り旅行から海外旅行、お盆や正月の里帰り、プライベートなショッピング、ジブンへのご褒美に高級ホテルを貸切で・・・というのも聞いたことがあります。

「日頃の憂さを晴らす」というところで、日常から離れてジブンを取り戻そうとしているのかもしれませんね。ジジも時々魚釣りに行きたくなることがあります。

ところで、乳幼児期の子どもたちには「日頃の憂さを晴らすようなあそび」は見られません。

学童期ぐらいの子どもの場合「憂さを晴らすあそび」は、八つ当たりやいじめにつながりやすいかもしれません。大人のように加減をすることが下手なのでしょう。

「憂さを晴らす」のではなく探求型のあそびをする大人もいます。植物採集や山登り、自分探しの旅、スポーツ、絵画、音楽、日曜大工、地域の歴史、陶芸ど、持続して探求しているうちに、プロの仕事にしてしまう人もいます。

そうかと思うと「危険にチャレンジする」人もいます。ジジには信じられないのですが、バンジージャンプというのですか?高いところから飛び降りるの・・・。ジジの知っている家具職人さんは、アマゾン川をイカダで下ったそうです。

「怖かったでしょう」と聞いたら、死にそうな場面に何度か遭遇したそうです・・・・・・?考えてみると大人って不思議な生物ですね。

乳幼児期の子どもの場合は、このようなあそびはあまり見られませんね。探求型のようなあそびは、どちらかというと早熟な子には見られるかもしれませんが、たいていの子どもの場合は建設型のように見えます。

何を作っているのかというと、ジブンの身体やこころや知能を作っているように見えます。

赤ちゃんがハイハイしたり、1歳児半ばの子どもが散歩をしたがったり、2歳になってくると階段を上り下りしたり、いずれも身体づくりをしているようです。

2~3歳児がごっこあそびをするのも、退屈だからあそんでいるわけではなく、頭の中にイメージを描けるようになってきたので、それらの能力を幅広く、自由に駆使できるようなジブンの頭を作っているように見えます。

今日のブログにでている☆ちゃんも★くんも「お友だちになるにはどうしたらいいか?」の社会的テーマに取り組んでいるように見えます。

「あそばないで、ともだちを作るのはむつかしい」これは、ウィニコットの言葉ですが、4~5歳の子どもは「おもちゃを仲立ちにして」一緒にあそぼうとします。

人間の幼児期はなぜ長い?ネオテニーという言葉がありますが、進化的な成長戦略ではないか?と議論されているようです。

「現実とは何か?」ということもむつかしいテーマですが、人間の子どもは、現実を免除されることで知能を進化させてきたと考えられています。

突然ですが「夕食のおかずをかってきなさい」という連絡がはいりました。

つづきは明日にします。ごめんなさい。





「あそびは現実を生きる栄養」のつづきです。

昨日どこまで書いていたのか良く思い出せないのですが、大人のあそび方もいろいろです。

「ホモ・ルーデンス」を書いたホイジンガによると、祭り、競技、賭博、闘技、裁判、哲学、詩、音楽、政治、スポーツ、古代では戦争でさえ含まれるのですが、社会を構成するさまざまな要素も、はじめにあそびがあって、それから時間をかけて分化していったということです。

他のことはともかく「戦争がなぜあそびなの?」と思いますが、ホイジンガの著書によると「戦うか、戦わないかの最終的な判断は、サイコロをふって決めていたようです。

私たちの感覚では「え~なんで?そんな無責任な・・・」という感じがしますが、勝つか負けるかは神々の意志によって決まるので、仮に負けたとしても、それが神々の意志である以上受け入れる」のだそうです。おそらく神殿のような神聖な場所でサイコロを投げるのでしょうが・・・。

「ホモ・ルーデンス」は20世紀の名著100選にも選ばれるような本ですから、もし本当のことだとしたら「昔の人々は、大らかというか・・・」信じられないような感受性ですね。

ホイジンガは歴史学者で古代の様々な言語にも精通していたようですが、子どものあそびを研究したわけではないようです。ですから大人のあそびを考えるにはおもしろいです。「あそびってなんだ?」という時のイメージが膨らんできますね。

さて、子どものあそびに戻ります。子どもといっても乳幼児期の場合です。

乳幼児期の子どものあそびは建設的と言いました。私たち大人のように「憂さを晴らすあそび」は普通はしないようです。イヤなことがあって気持ちがイライラした時などに、おもちゃを片っ端から、ひっくり返すことはありますが、そんなときリボンクラブでは「あそべていない」と判断して、子どもがあそべるように努めます。

あそびは真剣に向かい合うので面白いので有って、ふざけて向かい合うと「おもしろくもなんともない」ものになります。

☆ちゃんも★くんも、写真で見る限り対象に真剣に向かいあつていますね。だからおもしろいのだと思います。

「おもしろそうなものや、おもしろそうなできごと」があると子どもは真剣にあそびます。だから子どものあそびは建設的だ・・・と思います。

多くの方々が「勉強ができるようになると」現実を生きる力が付くと思っているかも知れません。そういったことも否定はしませんが、ものごとに真剣に向き合うことができること、それも現実を生きる力とつながっていくかもしれませんね。

写真の二人は調整領域のあそびをしています。2歳児や3歳児のにはこういったあそびはできません。

でも、量の保存課題や数の保存課題はまだできないでしょう。でも、あと1年後にはそれらの課題に真剣に向かい合うようになると思います。

あそぶことは現実を生きること、あそべないことの方が心配ですね。

ジェリーさんはとても上手にかかわっています。仲間を誉めるのもヘンですが?


ジジさん

いつも為になる貴重なコメントをありがとうございます。
もはやコメントの域を超えた勉強会の内容に匹敵します!
このブログを読んで下さる大人にジジさんの研究を伝える良い手段ですね。(ほんの少数ですが・・)

本音は他のスタッフのようにジジさんやボッスさんに見守られながら研鑽を積みたいのですが、現実的にはそうもいきませんから、学習会資料や推薦書籍、大阪で受講可能な研修会から学ぶ日々です。
昨日は辻井先生のところで講座の修了証書をいただきました。

来週は赤ちゃん学会で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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