あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





2歳児さんの微細運動と『安全感の輪』 :: 2015/07/08(Wed)


雨の日が大好きな○ちゃん(2歳4ヶ月)

お気に入りの傘をさしてニコニコ笑顔でやってきました。

週に一度集団生活の場で過ごす機会があるそうで、「傘を閉じる」操作や「傘立てに入れる」などの動作もササとジブンで行います。

入室すると、棚からパズルを取り出して
全て外した後は、入れていきます。
「てんとーし(てんとうむし)」と言います。

「うん、そうだね。てんとうむしだね」応えるわたし。

動物のノブ付きパズルも、全て出した後は入れていきます。ノブを持って左右に回転できたり、置いたあとズラすことができるので複雑な輪郭でも入れることが可能になるのでしょう。

手にした動物の名前を言って、側にいる大人と共有しようとする働きかけがあります。
このときしっかり応えたいものです。


前回、初チャレンジしたはさみ。
おうちでも○ちゃん用のはさみを買ってもらったようです。

前回は、はさみを持つ手の手首は倒れ横になっていたのですが、今回は縦に持てるようになっていました。
紙を持つ手の位置もよく、かなり洗練されてきた感じ。
はさみを開くのが難しいようで、時折両手で開いてから持ち直すこともあります。
経験を重ねて、最も「切る」に適したフォームであることを獲得したようです。
(わたしのサポートもうんと減りました!)

「○ちゃん、シールぺっちゃんする?」と尋ねると、シール貼りもご覧のとおり。

わずかな段差の剥離紙から上手く剥がし、台紙に貼ることができます。「貼るもの」と「貼られるもの」の関係性も理解できています。


シールと同色の○印をマーカーで描いて渡しました。

赤丸には赤シール、青丸には青シールを貼りました!
シールの数と同数分の印を描かなかったことが考えられますが、他の色(黄・緑)に関しては色を合わせて貼ることはしませんでした。
また、機会があれば試してみたいところです。


語彙数が増え、特に色や動物名について発語が盛んにあります。そして、わかったことや出来たことに対して大人と共有を求めます。

お部屋の中から「面白そうなもの」を見つけては、一人であそぶことができ、お母さんの眼差しの中で安心して探索活動をしています。


下の絵は、先日の赤ちゃん学会で東大教育学研究科で発達心理学を研究されている遠藤先生の発表の中で紹介された『安全感の輪』です。


遠藤先生は、発達早期に認知的な能力以上に「非」認知的能力(一般に社会性と呼ばれる)を促すことが、人の生涯発達の基盤となり、

また養育者とのアタッチメント(くっつくこと)が社会性の発達のために重要な役割を果たしていることを述べておられました。

○ちゃんが安心して探索活動ができ、「面白そうなもの」でひととき集中してあそべる背景として、このアタッチメントが充分あることが伺えるのです。







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母親の眼差しの中で安心して探索活動をすることを・・・

ウィニコットは「一人でいる能力」という言葉で評価しました。
おおよそ3歳までに身につけて欲しいと思います。

アタッチメントの理論では「安全基地への信頼が安定している子どもは、好奇心があって探究活動にエネルギーを注ぐことができる」ということですが、一人でいる能力とは「そのようにして活動すること」を言っているのでしょうね。

おおよそ2歳半から3歳にかけて母子分離をすることが報告されていますが(マーラー)、母子分離が安定してできると、状況さえ納得できれば、母親がいない状態でも探索活動にエネルギーを注ぐことができるといわれています。

「一人でいる能力」という言葉を使うと「孤立することや他者とあそべないこと」というように捕えられることがありますが、それとは正反対の意味です。

他者との対等な関係や本当の友だちと出会うには「一人でいる能力」が必要だということです。

これはウィニコット流の逆説的な言い方からきていると思いますが、

平明な言い方をすると「好きなことを見つけてあそぶ能力」です。「あそぶ能力」を「探究する能力」と言い換えてもいいのですが・・・。


これらが母親の眼差しから育まれるとしたら「母とは偉大」ですね。












  1. 2015/07/09(Thu) 19:02:42 |
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