あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





あきらめる?挑戦する? :: 2015/07/20(Mon)


前回、梅の仕込みをしてくれた◯ちゃんに、
その後の瓶の中がどうなったのか見てもらいました。

「これ、◯ちゃんに入れてもらった梅を取り出したのよ。どう?変わった?」

コックリうなづく◯ちゃん。
「どんな風に変わったの?」には、なかなか言葉になりません。
「・・グチャグチャになってる」

「そうだね。瓶に入れるときは、こんなシワシワじゃなかったね~。色はどう?」

「・・ううん、こんなじゃなかったー」

「うん、もっとキレイな黄緑色で形もツルツルした丸だったよね~」

シワシワになった梅と冷やし飴のような液体を前にして、
◯ちゃんに瓶の中に入れた時の様子を思い出し、注意して見てもらったのです。

梅と氷砂糖・・、水分は入れていないはずなのにどうしてこんなに液体ができたのか??
ともすれば見過ごしてしまったり、大人がチャチャと後処理してしまうことにより観察するチャンスを逃してしまいます。
物質の変化に関心を向けると同時に、見て感じたことを意識的に言語化することで、より目の前の現象について深く記憶としてとどまります。

やりっぱなしで終わるのではなく、『様子を表す言葉』を用いてその後についても共有したいです!



新入りのウォーターゴースト(不沈子)が加わりました。
◯ちゃんが関心を示したので、制作に誘いました。
ウォーターゴーストの代わりに魚のたれ瓶を使い浮くってどういうことか?
沈むませるためにはどうすればいいのか?
重りのナットは要か?不要か?

魚の中の水量の微調整をしたけど、なかなか満足な結果を得るにいたりません。

◯ちゃんの興味が薄れたのか?あるいは、自分が他のことをしているうちにジェリーさんが仕上げてくれるだろうと思ったのかはわかりませんが、◯ちゃんの注意がそれたことがわかりました。

◯ちゃんに制作を続けるか尋ねると「もう、しない」との返事が返ってきました。
する、しない、辞めるは子どもが決めること。それはそれで良いのですが、辞めたその後のことも◯ちゃんが理解できるよう話しました。

「◯ちゃんが制作して見事完成すれば持ち帰ることができ、◯ちゃんが辞めればこれはこのまま。持ち帰れない。」つまり、これは◯ちゃんの問題であり、だれも◯ちゃんに代わって問題を解決しないのだ、ということを伝えたかったのです。


すると、少し考えてから「やっぱり作る」となりました。
ちょっと難しい課題にであったとき、辞めるのか大人に依頼するのか、あるいは挑戦するのか、こどもによって様々な選択があるでしょう。それは大いに認める上で、ほんの少しの励まし(ここでは間違っても大丈夫という環境と、少し先の見通しを持たせること)で経験する「成功」を支えたいと思っています。


木村順先生の動画で紹介されていた線上歩行。

足の先にかかとを交互につけて歩くことに注意を向け続けます。
私たちには簡単なことでも感覚統合中の幼児にとっては難しいことのようです。
身体を思いのままにコントロールできるって嬉しい!



◯ちゃんが出してきた神経衰弱ゲーム。

ゲーム結果は上の通り。

「◯ちゃんはジェリーさんより何枚おおいの?」

「(数唱してから)8まい!」と◯ちゃん。

ここで「違うよ」と否定せず「うん、そうね。◯ちゃんは8枚取ったんだよね」と答えたことを好意的に認め、さらによく聞くように同じ質問を繰り返しました。(聞くことに注意を保ち続ける練習)


すると、◯ちゃんは写真の右側(自分の4枚、わたしの4枚)を両腕で覆って隠し、残った自分の4枚に視線を移しました。これが◯ちゃんの表出の仕方。いいですよね。

言いたいことはわかります。
「あ、そうだね! つまり、◯ちゃんはジェリーさんより4枚おおいんだね」


比較の言葉を用いることで双方を比べたり、「合わせて」と使うことで、幼児はすでに数を加減する操作をしています。つまり、教えなくても数の概念を理解していくものだということを教えてくれています。



この日、◯ちゃんのお母さんより嬉しい報告がありました。
これまでの◯ちゃんは、どちらかといえば家や幼稚園では屋内あそびを選ぶことが多く、あまり外で大きな筋肉を使うあそびを選択しませんでした。
リボンクラブでの戸外での活動の際、その他の感覚に比べ平衡感覚の回路にやや不充分さがあるようで、重力不安を抱えていました。


それが、お家で外遊びの機会を多く持ってもらうようになってからというもの、公園を走り回るようになったのだとか!

さらに園バスの停留所までの道のりに階段があり、真ん中が自転車を押して登り下りする急なスロープを始めは怖がっていたのに、今では駆け下りれるようになったのだそうです!!
大変身です!

お母さんから見ても、いろんなことに対して自身がついたようだと話しておられました。


平衡感覚が未熟なために粗大運動をあまり選択しなかったのか?
あるいは経験不足なために重力不安があったのか?
どちらかわかりませんが、健康な子どもは環境と温かい眼差しがあればひとりでに自らを調整するのだということを
改めて◯ちゃんから学んだのでした。


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