あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





リボンクラブのママ達へ~ジジさんからのメッセージ~ :: 2015/07/24(Fri)

リボンクラブのママ達に向けたメッセージがジジさんから寄せられています。
コメントから既に読まれた方もいるかもしれませんが、リボンクラブの軸となる大切なことなので改めて記事としました。(一部編集して)


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「子どもは、放っておいたら賢くなる」と言ったら誤解されるかもしれませんネ。

でも、リボンクラブのママたちには、この言葉の中にあるチョツとしたエッセンスに気づいて欲しいです。

「アッ・・そうなんだ」とちょっとしたコツのようなものを手に入れたら、子どもが信頼できるようになるのでは・・・と思います。

〇〇ちゃんも随分大きくなりました。1歳10か月の子どもの活動として生き生きとしたものを感じます(そのぶんウルサクなるとは思いますが・・・)。

ヴィゴッツキーの本に「発達の軌道」という言葉がありました。この軌道に乗ると子どもは自ら学んでいくことになります。

ジジは最近、この「発達の軌道」という言葉を、「アタッチメントの軌道」という言葉に置き換えたいなと思っています。

なぜかというと・・・。

発達の軌道という言葉には「子どもの健康な発達」というところが強調されていて、母親の役割がはっきりしていないからです。

それに比べると、アタッチメントの軌道とした方が、なんだかいい感じと思えてきました。

「放っておいても賢くなる」としたら、その背景に「母親の受け入れ」が必要です。


「正常な発達の軌道」という言葉があります。
これは、健康に恵まれ、環境に恵まれた、赤ちゃんや幼児が年齢相応に成長していく姿です。

子育ては大変なことの連続だとは思いますが、子どもがこの発達の軌道に乗ると、子育ての楽しみも経験できるのではないかと思います。

ごく普通の当たり前のことですが、早期教育やあれやこれやの情報が入ってくる今日では「子どもの成長を待つ」という感覚は意外と難しいようですね。

競争社会の是非はともかくとして、それらが乳幼児期の子どもの世界にまで侵入してきていることに対しては心配しています。

それは「乳幼児期の子どもを他者と比較してはいけない」と思っているからです。

「正常な発達の軌道」という言葉の中には、子どもが自力で周辺と関わりながら成長しようとする能力を持っているということを前提にしています。

それは、健康に生まれた子どもだけではなく、何らかの事情をもって生まれてきた子どもでも同じです。そういう意味では「正常な発達の軌道」という言葉の、「正常な・・・」の部分は誤解やプレッシャーを与えてしまうかもしれません。
「正常は一つではない」ということですが・・・。

1950年代からの行動主義心理学の影響は広範囲に及んでいて、生まれたばかりの赤ちゃんの脳は白紙のようなもの(タブラサラ)だから、刺激と反射の原理を応用すれば「赤ちゃんを賢くできる」と思われていたようです。

ヴィゴッツキーやピアジェはそのようには考えていなかったようですが、どういうわけかアメリカ社会では、行動主義心理の原理が商業主義と結びついたようで、日本でもその影響を受けたようです。

1970年ころだったと思いますが、ソニー会長・井深大の「3歳では遅すぎる」がフィーバーしました。

1980年ころジョン・ボールビーの「愛着理論」で「動物の成長にとって情緒の働き(母と子のきずな)が大切である」と発表されました。

そのことがきっかけで、普通の母親であればだれでも直感的に分かっているはずの「母と子の情緒的絆」が大切だということが、行動主義心理学では考慮されていなかったということが分かりました。

かなりおおざっぱですが、リボンクラブのママたちにメッセージしたいことは、今は「赤ちゃんの脳は白紙のようなものではなくて、進化論的にプログラミングされたシステムによって稼働しているのではないか」ということが、科学者たちの前提になっているというです。もちろん環境の影響を受けながらということですが・・・。

日本赤ちゃん学会の小西先生に言わせると「赤ちゃんのことは、まだよく分かっていない」ということですが、赤ちゃんが能動的に環境にかかわっているということは、今は発達心理学者たちの研究の前提になっています。

「あかちゃんはどのようにして賢くなるのか?」このあたりは気になるところかもしれませんが「とりあえず隣の子どもと比べてやきもきすること」はやめましょう。それよりも子どもと仲良くする時間を作って欲しいものです。

一昔前のことですが「子どもは天からの授かりもの」という考えがありました。7歳くらいまではこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

「アタッチメントの軌道」について、これから報告していきます。ボールビーは
精神分析学者ですが、進化心理学や比較行動学を取り入れながら、精神分析学を
明快にして、科学として認知されるよう努力した人のようです。

ボールビーの理論では「母と子のきずな」に着目されていますが、安全基地を
確信できている子どもは、探索活動にエネルギーが注がれるという報告になっています。

「普通に健康な日々を重ねていくこと」が幼児にとっていかに大切なことか?
考えてみればあたりまえのことなのですが・・・。

そうもいっていられない状況がありますもんね。



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わたしは3人の子どもがいますが、既に乳幼児期の子はいません。

できるなら、長女や二女が幼児期だった頃に時間を巻き戻せたら・・と思うことがあります。

今から思えば、あっと言う間に大きくなってしまったのです。

加えて言うなら思春期は大変でした。わたし以上に、彼女たち自身が大変な渦の中にいた(いる)のでしょうが・・。



以下は同年代の子どもを持つわたしの友人が話していた言葉です。


「子どもが幼稚園に通っていた時期。それは宝物」(中1、小2の姉妹を持つママ)


「あの頃(小学校低学年まで)を思い出すと、どうして自分があんなに子どもを叱って子育てしていたのかわからない。今から思えばあんなに叱らなければ良かった。子どもに悪いことをした。ごめんねって大きくなった背中をぎゅーっとしてあげたい。」(高1、小6の兄弟のママ)


「子どもの困り感に気づいてやれなかった。もっと早くに気づいてやれば・・」(高1、中3の姉弟のママ)

子育てを振り返れば乳幼児期がどんなにかけがえのない大切な時期なのかを思い知らされるのです。
(反省しているママ達は決して酷い母親ではなく、子どもたちに愛情をたっぷり注いで子育てをされてきた優しくて人間的にも尊敬する方たちです。)

そしてそれが、どんなに懸命にその時期を過ごしていたとしても、後悔に苛まれるのが母親なのかもしれません。

ジジさんからのメッセージを受けて、わたしからお伝えしたいことは
乳幼児には乳幼児の仕事がある、ということ。

家庭によっていろんな事情があるだろうけど、隣の子と比べたり、競争しないで子育てしたい。せめて小学校に入るまでは乳幼児期を守りたいのです。


最中にいると不安から先を急いでしまいがちなのですが、ちょっと先を行く母親たちからの言葉には共通する想いがあることを知ってもらいたく思います。







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