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「競争」じゃなくて「共創」


久しぶりにわが家の第三子のまっくすの事を記しておこうとおもいます。

(リボンクラブを卒業した子どもたちのお母さんとっても、だいたいの目安にもなると思いまして)

小3の夏休み。近所の遊び仲間を誘って「ジブン達でするBBQ」を提案しました。


「ジブン達でするBBQ」とは、材料、予算および計算、買出し、下ごしらえ等々をその名の通りやってみるのです。

この遊び仲間は普段からよく遊んでいる子ども達で、元気でゲーム大好きな今どきの小学生5人。

3年生になってからは、「よそのお家」での振る舞いについてお互いに注意し合ったり、帰る時間を教えたり、ズルをしたら糾弾されたりなど、かなり社会的認知能力を身につけているなぁと感じます。わたしから何か言うべきことはほぼありません。

この日は、午前中は学校のプールだった3年生は、荷物を置いてきたらウチに集合。

「いつもよりちょっと早いけど5時には食べれるように準備したいと思う」と伝えました。

途中、3時~4時の間 習い事で抜ける仲間も3人いることがわかり、昼食の素麺を食べたら早速何を買うのかの相談を始めるのかと思いきや、

一人が「ゲームしようぜ」と言うと、みんな一致してiPadや3DSでゲームを始めたのです。
これではいつもと一緒やん!内心え~っ!と思ったのですが、なるべく手出し口出しをしないでどこまでのことができるのか見たかったので、がまんがまん。
途中で誰かが気づくかもしれんと期待を込めつつ待つこと30分。

きっと女子ならこうはならないだろうけど、男子はこんなふうに合間に遊び?が入るのねーと知ったのです。

30分タイマーが作動し、ゲームが終了したあとも「外行こうぜ」?の声が聞こえてきました。
おいおい!誰も「話し合いしようぜ!」と言わないのか?

ここで、
5時に食べれるように準備したいこと。
3~4時の1時間、5人中3人が抜けることを考えたら今、何をしたらいいのかな?と

確認と問題を投げかけてみました。


すると、ジブン達の食べたい物・買うべき物を挙げ出しました。


近隣のスーパーのチラシを参考にだいたいのものの値段の情報を集める。


各値段を足していくら必要なのか?

子どもたちは予算1,500円としました。

5人で1,500円集めるには一人いくら?

割り算は習ったところですが、4ケタや筆算はまだ学習していません。

すると、一人が当てずっぽうで「500円!」と言いました。(コレ大事)

「一人500円ずつ集めたら、5人で1,500円になるの?」と尋ねると、

少しして別のコが「いや、そんな要らん」

「300円!300円!」

こうして、お母さんから300円もらってきた子どもたち。(お母さんたちには先に主旨は説明済み)近所のスーパーへ走っていく。


わたしが到着した頃には、とうもろこし3本とキャベツを持ちきれない手で、「カート、カートがいる!」と5人。

普通、買い物はカゴなりカートがいるからね。
おそらく、まっすぐ売り場に走っていったんだね😅と男子の行動をまたも知ることに。

買い物リストにあるものを全てカゴに入れたところで、1人が
「お菓子買おう~!」と言うと、他3人も「それイイね~!」と言わんばかりにお菓子売り場に移動する一行。

またまた、え~っ?!と思っていると、しっかりもののコが「オイ、お菓子買う予定になってないから買えんぞ!」と。

そこで買える、買えない攻防が始まり、
じゃあ一回カゴの中がいくらなのか計算してみようと、しっかり君が言いました。
再び売り場に引き返して、選んだモノの値段を足していくと、もはやお菓子を買う余裕がないことに一同納得。

こうしてようやくレジに並んだのですが、消費税もあって予算の1,500円をちょっぴり越えてしまったのです。

一瞬し~んとなりました。あれ?この状況飲み込めてる?
「・・お金、たりないね・・どうする?」

すると、その場でトウモロコシ1本をやめたらいいと主張する子と、予定より多いウインナーを一袋やめたらいい子の攻防戦が始まりました。

店員さんも子どもたちに協力してくれ、トウモロコシ1本やめた場合の代金を表示してくれましたが、意見はまとまりません。

ココで、「意見をまとめるために一旦この場を離れましょう」と提案。


しっかり君が、トウモロコシは予定通りであり、ウインナーは予定より多いこと。またトウモロコシ1本よりウインナーをやめた方がお菓子を買える確率が上がると説明すると、みんなあっさり

「ウインナー返してこよう~」と賛同。

わかりやすい男子たちです(笑)


買ったものは、固いもの重い物から先に袋へ入れるんだそうです。


お釣りを手に再びお菓子売り場へ→→→

スナック菓子か?飴かで主張し合った結果、いろんな味で楽しめる飴にまとまり、3度目のレジ。

帰ってきて野菜切ったりするのかな~と思ったら、買った物はテーブルに置いたまま、ボードゲーム!


ゲームが4人までしかできなかったので?一人はトウモロコシの皮むきに挑戦!


一枚ずつ皮を剥いでいたら「ぎゃ~、この髪の毛みたいなんなんとかして~っ!」と大騒ぎ。

ヒゲと実の関係を話して聞かせました。

普段はお母さんがしてくれていることもジブンたちですることにより、野菜のつくりを知ることにつながったり、トウモロコシってジブンで切ろうと思ったらすごく硬いことに気づいたりできます。


こうして、ボードゲームが終わったあと、一旦習い事へ行った仲間と4時過ぎに合流して、なんとかありつけたのでした。

今回、火おこしは大人がしたけど、
次回またできるようであれば火の仕事も大人が付き添いながら子どもたちに任せても良さそうだと感じました。

一つのテーマにそって、ゆっくりあるいは突進して動いていく子どもたち。
それぞれの得意を生かして、上手く計画が運ぶよう一人ひとりができることに真面目に取り組んでいました。

問題が発生しても、意見を言い合ったり、なるほど!と皆を納得させたり、予定にないものを買ったり、それでもみな満足で。
紆余曲折ありながらも5人なりの終着を迎えることができたのだと感じました。


こんなふうにチームで何かを成し遂げる経験をたくさん積ませてあげたいなぁと思うのです。


チームラボの代表猪子さんが言われていた、

現状の教育は宿題、テストも個人で行い、受験も個人で評価される。つまり個人プレイは徹底的に叩き込まれる。さらに、学校の後は、スマホに夢中。
しかし、社会では、チームでクリエイティブな成果を出すことを求められている。
共同的で創造的な体験、つまり、「共創(きょうそう)」の体験が楽しいことを知ることが、
今の子どもたちにとってもっとも大事。



には、とても共感しました。

「競争」ではなく「共創」の体験を積んで大きくなってほしいのです。




花火とジュースの差し入れに喜ぶ子どもたち。
幸せな子どもたちです。
















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コメント

暑い日が続きますね。
身体が(脳も)動きません。

面白い体験ですね。
ゴッコ遊びやゲームなどのバーチャルな世界では決して体験できないリアルな世界。
本当の知識はこのような体験から構築されていくのですね。

学校での授業もある意味バーチャルな世界ですね。
本当の知識は学校だけでは得られません。

ほのぼの

先日は、やかましい兄弟
お世話になり
ありがとうございました。

男の子たちの行動に、
大笑いしながら読ませていただきました。
うちの子達も、そんな小3になるのかな〜…なりますよね〜…(笑)

ジェリーさんから学んだことを
活かしていけるように
色々改善していきたいと
思っています。
競争ではなく
共創。素敵ですね。
確かに、小さいころから
競い合うことばかり教えられ、
仲間と力を合わせて何かをすることの
楽しさを、あまり味わうことなく
大人になっているのかもしれません。

今しかできない子育て
今しかできない成長
親子共に、楽しく、肩の力を抜いて
過ごしたいなぁと思う毎日です。

だれが言ったのか?は分からないのですが(ユング派の心理者?)・・・・・。

2~3歳児の反抗期をイヤイヤ峠

7歳前後のママへの口答え期をヘリクツ峠

9歳前後の小さい集団行動をトモダチ峠

12歳からのクソババ峠

15~18歳にかけての「ガラスの中のワタシ」

そして、21歳の幸福な結婚

こうしたプロセスを通して大人になるのだそうです。

現代では20歳で経済的に自立するのは難しいので、21歳の幸福な結婚は31歳くらいまで据え置きになっているかも知れませんが・・・。

イヤイヤ峠は自立していくためには子どもにとっての最初の関門。それまで優しかったママが逆切れしてくるかも?

ヘリクツ峠は理論化のはじまり、ピアジェの言葉を借りれば具体的操作期への入り口?

トモダチ峠は互いのパーソナリティーを測りながら、自らのパーソナリティを修正していくメタ認知の活動期?ボーイズの場合は掟を守ることが友だちの証?ガールズの場合はジジには不明。

クソババ峠は、こともあろうにママに対して「くそばば~」と心の中でいってしまう時期?

ガラスの中のワタシは、友だちの掟から離れて内省する時期、悩み多い青春期?

そして最後の「幸福な結婚」は、もう一人の私との再会。これはもし私のジェンダーが違っていたら、そのような青年になっていただろう異性との再会です。

「あなたでしたの?」


典型的なエピソードとしては、小野洋子とビートルズのポール・マッカートニー?の結婚でしたね。


トモダチ峠を登る5人の少年たち、これからが苦難難関でしょうが、それだけに楽しみです。ガンバッテ・・・。





小野洋子さんが結婚したのはジョン・レノンでしたね。
すみませんでした。         ジジ

Re:

m.k.masa先生

毎日暑い日が続きますね。夕方にはバケツをひっくり返したような雨も降ります。

子どもたちに「体験」の必要性が盛んに言われるようになったおかげで、様々な「体験」がそこかしこでできるようになりました。

しかし、失敗しないように大人が予め手はずを整えたセット販売のようにお膳立てになっていることが残念です。

失敗の先に、上手くいかなかった悔しさやの先に、葛藤に耐えたりその先の創造性が生まれるものでしょうから。

「上手くできた作品を持って帰っておしまい」にならない体験。
例えば「BBQをする」体験は子どもたちの周辺にあることで楽しみな出来事です。そんなことから関わり合いの糸口を見つけたいと考えています。

花の子さん

わが家は上二人が女の子だったので、
「男の子」という生き物はなんとムダが多く、遠回りで単純なのかと観察すると面白いです。
それもあまり制約がなく、自由に過ごしているときに観察できますよ。
母親にとって異性である男の子の行動の?研究オススメします(笑)


わたしの学びの大半はこどもから教えてもらっていることです。
なぜ?の疑問に先人の研究した書物や現在進行形の研究者から学んでいます。
そして再び目の前のこどもに目を向けることで、より近づけるように感じています。
毎日、その繰り返しです。

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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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