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「個」に向き合う

◯ちゃん(4歳後半)


量の比較の課題。


始めのコップに〝おおよそこのくらい〟の量を注ぎ、となりのコップに移りました。


残りの水を二つ目のコップに移し切りました。
左右を見比べ、表情が曇りました。
「どう?おんなじになった?」に、


あとから注いだコップを指して、「こっちがおおい」と言いました。
「そう。じゃあ〝おんなじ〟にするにはどうしたらいいんだろう?」に、

多いほうを傾け、少ないほうへ移す調整を見せました!

見事に問題を解決しましたね。



久しぶりにサインペンによる描画を選びました。

カラフルなドレスを着た、髪の毛の長い女の子の絵を描きました。
「◯ちゃん(ジブン)」だそうです。

その横には矢印や△や×などの記号もあります。この意味を尋ねたのですが、このときは「おしえなーい」とのこと。

名前と日付けも加えました。


ちなみに下の絵は過去に◯ちゃんが描いたものです。

【昨年10月】顔から胴体がつながり、足が出ています。お母さんと妹も一緒です。
興味深いのは最も大きく描いたのは〝お母さん〟で、自身は最も小さく描いていることです。


【昨年11月】頭部からは長い髪の毛、また腕の出現がみられるようになりました。背景にはカラフルなハートが並び、〝女の子らしさ〟が表れています。



前回、味覚による満足感を得て楽しんでいたようだったので、どこの家庭にもあって簡単に物質の変化を観察できる「砂糖」によるべっ甲飴作りを提案。

鍋には砂糖と少量の水。
熱しながらかき混ぜると、固体の砂糖は見えなくなりました。「あー、なくなった!?」と◯ちゃん。
「さっき入れた砂糖はどこにいったのかな?消えてなくなってしまったのかな?」と言うと、
目を輝かせて鍋の中を見ていました。

「なんかブクブクしてきたよ!」

「この様子を〝ふっとう〟っていうんだよ。この状態で焦げ付かないよう注意しながら、さらにかき混ぜるよ」

立ち上る湯気を見たりして、


茶色に変化してきたところで、
火から下ろしてアルミに流すとすぐに固まりました。


これを二人で食べると「あまい!」という結論に至りました。


固体から液体に融解し、冷ますと凝固する〝おいしい〟科学あそびです。

◯ちゃんが、砂糖の変化に気づいたかどうかはわかりませんが、終始楽しそうでした(笑)

家庭でもお家の人と一緒に「お菓子作り」はよいかもしれません。



先ほど描いた絵の記号部分の説明が始まりました!

あー、そうなんだと思える意味がそこに込められていました。

聞いたときではなく、このときになって話してくれたのはどうしてだろうか?
と考えました。



子どもたちは質問に答えるために、ときに文脈を整理する必要があり、
自身のプライドを傷つけないために「教えない」と受け答えし、


その話せる準備が整うまでに時間を要することもあるのかもしれない、と思いました。

緊張や不安感に脅かされやすい◯ちゃんと約一年関わってきたわたしの見立てです。
(◯ちゃんからは違う答えが返ってきそうですが)
◯ちゃんを信じて、準備が整うまで待ってあげるしかないと感じています。



円柱のペグ差しでは、色分けして並べました。

二人の指で〝階段ごっこ〟をしてあそんでいると、ミニドールの箱を持ってきて
同じ色の人形をペグの上に立てていました。


◯ちゃんの関心は「色を合わせること」にあるのがわかります。



同じおもちゃであそんでいても、発達年齢や特性によって「一人ひとり関心のあることが違う」のがわかりますね。










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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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