あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





「もっとむずかしいのがしたい!」 :: 2015/09/16(Wed)


反対ことばカードを無造作に出しておきました。
ひらがなが読める喜びから、入室と同時にカードを手にして読み上げ始めました!


⚫️くんは、ひらがなに敏感に反応する時期で、
読んだり書いたりできる自分ってすごいと感じていることでしょう。

「うらには、反対の意味のことばが書いてあるのよ」

「あ・さ・いのはんたいは、あさくない!」と言ってから、裏にして「ふ・か・い」と読みました。


高い⇆低い、大きい⇆小さい、おとな⇆こどもなどは、裏を見る前に浮かぶようでしたが、
伸ばす⇆曲げるや、薄い⇆厚い、着る⇆脱ぐ、寒い⇆暖かいなどは難しかったようで「~ない」と打ち消しを用いて反対の意味になることばを思い浮かべているようでした。

また、「あげる」や「もらう」など同じシチュエーションで使う言葉でも発話者によって変わることもこれから知っていくのでしょう。


周りの大人が対話の中で使ったり、本を読むことで語彙が増えるでしょうし、ひらがなに関心のある今ならボール紙などでカードを作っておいても一人でに覚えてしまうかもしれませんね。

豊かな日本語をわがものにできるよう大人も言葉遣いには気をつけなければ・・と思います。

中学生や高校生の会話が
「ヤバイ」「キショイ(気持ち悪い)」「ダルイ」「ウザイ」だけで1日過ごせる、と聞いたことがあります。
極端な例かもしれませんが、語彙力の少なさにはガッカリしてしまいます。




ゲームをしないことには気がすみません!
ゲームの棚の前に立つと、
「むずかしいゲームないの?だって年長さんだからねー」とのこと。

いろいろ引き出して尋ねるので、難易度を伝えると「それはちょっとむずかしいよ」の中から
下の写真の「いないいないどうぶつ」というカードゲームを選びました。

山札の中にかかれていない色と動物を即座に推測して場札を当てるのですが、

同じものを探すのではなく、ないものが何なのか?
また、色・動物と二段階の連続した思考力を持続させるのは幼児にはとてもむずかしいことです。


終わると自信満々に数えます。

誰が何枚多いのかを比べることもできるし、合わせると増えることも、これまでの経験でちゃーんとわかっていました。

これらのカードを操作した経験が、小学校に入ってからは数字や記号に置き換わることを学ぶでしょうが、わからなくて困ることはないだろうと予想できます。


袋に手を突っ込み、指先の感覚だけで魚の形を弁別するゲーム。【セレクタ社マーレポラーレ】

ジブンの集めるべき魚の形と個数を記憶し、収集するのですが、二人でかわりばんこにしていてもゲームが進むうち「あれ?どうだっけ?」と忘れてしまいます。
これが三人、四人でゲームを進行するとなると待ち時間が長くなるのでさらに難易度が上がりますね~。

見て記憶する力や、指先の触感に注意を集める経験ができ、またイヌイットの人たちの生活にも触れられるとてもユニークなゲームです。


これも、見えないものをイメージする力を必要とするため難易度が上がります。


これまでは、少し前までは勝ちたい気持ちが強く、ちょっとだけズルをしたり、ジブンの都合の良いようにルールを変更することがありましたが、

公平であるよう努めたり、自ら難しいゲームに挑戦したくなるよう内発的意欲の芽生えが見られました。大躍進ですね!



積木叩きの課題。

目の制御を要します。
「戻り」や「飛ばす」動きは難しくなります。
5つ積木を叩くのを見る際は、途中の段階で目で追い続けることは難しい、と感じていることが伺えましたが、最後まで応えようと気持ちを制御していました。



荒尾ルーム レオさんのブログ

で紹介されていたどんぐりくらぶの串団子問題を参考に、⚫️くんの家族編でやってみました。


⚫️くんは、わたしの話しを描写して、なんと家族から描いていました。
問題もさることながら、「手を書き忘れた。手がないとオカシイ」と言って遡って付け加える修正を図ったり、串に三つの団子がささっている絵はまるで断面図のようで、幼児の描く絵にまたまた教えてもらうことがたくさんあるなーと感じたのでした!



「お兄ちゃんは⚫️くんより1本少なく食べました・・」のところでは、問題を聞くや否や、絵に描く前に

「あ、お父さんと同じ数や!」と言うところから、

見えなくても、聞いて数を操作できるようなイメージする力があることが伺えます。

「家族で食べた串の数は?」や「団子の数は?」の問いにも、聞かれていることは何かを正しく聞き取れ答えることができます。

このようなことは、お家や塾などで「こう聞かれたら、このように答えなさい」と、事前に教えられて⚫️くんがわかるようになったのでしょうか?

おうちの方に確認はしていませんが、きっとそうではないでしょう。
⚫️くん自身が成長して、教えられなくても見て聞いた情報を整理して理解できる能力が身についたのだと思われるのです。



小学1年生であれば、3+3+3+3+・・・で
2年生(3年生?)になれば、3×13で表せることは、
幼児期に数に親しみ、具体物を操作した経験が土台となった上に理解できることだと思います。


ですから、プリントやワークで先取り学習をして早くから数字や記号を操作することは、
具体物を操作したりイメージする力を育むことほど大切なことではないと感じています。

中学年以降、計算問題はできるけど、文章問題になるとさっぱり・・というのは
問題をイメージする力の弱さにあると言われているためです。

イメージする力を伸ばせるのは幼児期です。
せめて幼児期は〝いらんことをしないで〟こどもが自ら賢くなる力を信じて(⚫️くんのように)育てれば、


お母さんがアレもさせなきゃ、コレもできた方がイイわねなどと子どもをターゲットにしたビジネスに連れ歩く忙しい生活から開放され、
ゆったりと子どもの関心に根ざした親子時間が持てることだと思います。


子どもの発達する道順を知れば、幼児期に何が大切で、後回しでもよいもの、後伸びする力は何なのかがわかります。

虹色教室の奈緒美先生が記事にもされているように、
子育ては、早押し問題に答えられるようにするためでもないし、良い大学や企業に入るための競争でもない。

ジジさんの言葉だと、となりの子どもより早く何かができるように・・はそんなに大切なことではない。


ボッスさんの印象的な言葉に
「子どもは成長して、その力を蓄え準備ができたら、自ら競争の世界へ入っていくもの」

あー、そうなんだと思いましたね。

だから、親が率先して競争の世界に入る必要はなく後方支援でよいのだと。


現に、わが家の長女も夢に向かって、
自分に足りないものに直面して懸命に努力しているようですから。


「あなたの人生はあなたが決めなさい。」
世の中に送り出せるよう、
自立できるよう最も密に関われる幼児期を大切に、楽しく送りたいですね!











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comment

そのとおり

こんばんは

<プリントやワークで先取り学習をして早くから数字や記号を操作することは、具体物を操作したりイメージする力を育むことほど大切なことではないと感じています。
中学年以降、計算問題はできるけど、文章問題になるとさっぱり・・というのは
問題をイメージする力の弱さにあると言われているためです。>

まさにそのとおり。記号およびその操作に表される具体的な事象、イメージが結びつかなければ、なんの意味もありません。

しかし、記号および操作を形式的なことだけでしかで教えない場合があまりにも多いのではないでしょうか。

記号や記号操作を具体的な事象やイメージと関連させて、私の考えでは、感覚のレベルまで掘り下げて、初めて「わかった」ということになるのだと思います。
「微分」という数学の操作も、ある一例では、視覚上の<「輪郭線」の出現>ということと関連していて、微妙な視覚上の<違い>をより際立たせる操作といえる、等、(文章で表そうとすると難しいです)

<お母さんがアレもさせなきゃ、コレもできた方がイイわねなどと子どもをターゲットにしたビジネスに連れ歩く忙しい生活>
<早押し問題に答えられるようにする>、
<となりの子どもより早く何かができるように>
こんなことが横行していますね。とくに数多のブログの記事には。

そんな見かけの競争社会を子どもを押し付けて、究極的な目的はなんなんでしょうか?

一人一人の人間がお互いを尊重しあう世界を目指すにはもっと大切なことがいっぱいあるです。
  1. 2015/09/17(Thu) 21:51:50 |
  2. URL |
  3. m.k.masa #-
  4. [ 編集 ]

Re: そのとおり

m.k.masa 先生

コメントありがとうございます。
大人というのは、どうして先を急ぐのでしょうか。
どうして不安に苛まされるのでしょうか。

かくゆうわたしも、子どもがこれといった理由も言わずに学校や塾を休んだりすると、突如としてわが子の子育てに
先の見えない行きづまり感を感じることもあるのも事実です。

たぶん、わたしに「中3なんだからしっかりして欲しい」「受験勉強を頑張って欲しい」期待が裏切られたように感じられるからかもしれません。

少し頭を冷やすと、
「あの子は休むことで心身を調整してるんだわ。休む必要があるんだ。」
「思い通りにならなくて、どうしようもないイライラをぶつけてるのね」と不安から開放されています。


幼児期も思春期も共通しているのは、
子どもが抱えてる不安以上に、親も不安にならないこと。
子どもに不安を煽らないこと
あれこれ忙しくさせないことだと感じています。

チームラボの猪子さんの言葉を借りると、
競争ではなく、共創。

子どもたちには、得意を発揮して互いに関わり合いながら創っていける人間であってほしいと願うのです。

このようなことが見えにくい世の中ですね。
  1. 2015/09/18(Fri) 12:54:33 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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