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郵便ポスト?!


前回、お手製の本を披露してくれた◯ちゃんに合わせて わたしも作ってみることにしました。

ちょうど この日もその「本」を持参していたようで、新たに増えたページを誇らしげに開いて見せてくれました。

◯ちゃんは紙を二つ折りにしたものを何枚も重ねてテープで綴じる方法で「本」にしていました。
そこでA4用紙一枚を折り、中心部に切り目を入れて、テープを使わずしてキレイに本ができるやり方を紹介しました。(1ページが1/8になるので、仕上がりはうんと小さくなるのですが)
めくれるようにしたところで、◯ちゃんがしていたように折紙で花の切り絵を貼りたいと申し出ました。

すると、折り方、切り方を分かりやすく説明してくれました。

切り紙を開くと、折り畳んだ本の方が小さくてはみ出てしまうことが判明!
そこでもっと大きな四つ切り画用紙で製本することにすると収まりました。


「本、ちいさい!」
「ページの数、少ない!」
「次のページはどんな風にするの?」
「こっち(表紙)には はじまりってかいて、こっち(裏表紙)は おわりのえをかいたらイイよ」


などなど、感じたことやアイディアがどんどん話しことばとなって表現できます。

◯ちゃんの言葉を受け、次のページは同じ〝切り絵〟のやり方を使って、ハロウィンらしくしようかな~とか、開くと飛び出るポップアップ絵本にしてもイイかもね~と応えたりしました。



新たに制作したという作品を紹介してくれました。

ダンボールに表紙が貼ってあり、

開くと下のように小さなボタン状のようなものが並んでいます。お!もしやノートパソコンか??


◯ちゃんはコレは本ではないことは教えてくれたのですが、では何なのかについては
「いや~。おしえな~い」と言ってイタズラな笑みを浮かべます。


言葉通り受け取ると「教えたくない」のだと受け取ってしまいそうですが、
わたしには「ジブンが持ってきたモノ」にわたしが興味を抱くことで、それを糸口としてやり取りを楽しむ手段にしているように感じられました。


そこで、
「では、それはジェリーさんちにもありますか?」とか、
「それは、◯ちゃんのお家ではどのお部屋にあるものですか?」などとクイズ形式にして
当てっこにしてみました。


このとき、◯ちゃんはわたしとの問答で
正しい答えを言い当てるというより、純粋に対話を楽しんでいるように感じましたし、
ジブンの制作物について家族以外の人と共有する楽しさを充分経験する必要があると思われました。

しかし、正解?を言い当てたわたしに否定し続けるやり取りを聞いていたお母さんにはたまらなく感じられたのか
「なんでよ、◯ちゃん。それはノートパソコンて家では言ってたやん」と正されたことに対して、


「ノートパソコンちゃう!ちがうもん!」と強い口調で否定しました。
あんまりにも「ちがう」と言い張るので、
◯ちゃんの気持ちを尊重してお母さんはそれ以上正すことはしませんでした。


「答え」を出してしまったら、楽しいやり取りは終わってしまいます。
対話の主導権を◯ちゃんが握ることや現実と離れた非現実を漂う心地よさから急に現実に引き戻された感じがしました。


そのため「そうよ、当たり~!ノートパソコンよ!」と言えなかったのかもしれないと思いました。


そのあと教えてくてたのは、なんと「郵便ポスト」でした!
「郵便ポスト」(形状からムリがあるものの😅)としたなら、「ノートパソコン」かどうかはこのときの◯ちゃんにはもはや大切なことではなく、「郵便ポスト」として精一杯お付き合いしてあげることが何より大切なことだと思いました。


染め紙にも挑戦!


畳み方や色の付け方次第でいろんな模様が生まれます。




シュタイナー教育のなかに「7歳までは夢のなか」という言葉があります。
生まれてから7つまでの間、こどもはファンタジーの国の住人であって、
大人のような現実の世界を生き抜くほどの力を持ち合わせてはいないし、充分理解する前の段階にいます。
この世の中を知っていくために、どうやらあそんでいるのだろうと思われます。
あそぶことでわがものとしていったり、うすうす気づいたりしていくのでしょう。
近頃は子どもを早く大人に引っ張り上げるシステムになっているので、幼児期からファンタジーの国に行けなくなっいる子も少なくないかもしれませんね。
◯ちゃんのように、作成したモノがいかようにも変化して存在を生き続けさせることができるのは、大人はもはや忘れてしまっている幼児期ならではの〝たくましい想像力〟があるからでしょう。
このたくましい想像力でもって、現実世界に立ち向かえるよう、また誇りを傷つけられないようファンタジーの国の住人は身を守っています。

ですから、健康な幼児というのは
早く字が書けたり、計算できるような子どものことではなく、
現実の世界と非現実の世界(あそびや空想)を行ったり来たりできる子どものことであり、
せめて7歳まではその空間を守ってやりたいと思うのです。


もうすぐ5歳の誕生日を迎える◯ちゃん。
何にもしばられない、とらわれない自由な発想を持ち、うらやましいものです!









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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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