あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





見る、聞く、数える、制御する :: 2015/10/19(Mon)

5歳児年中さんのペア。

この頃 折り紙にハマっているという☆ちゃん。

折り紙を四つ折にして、ハート型を四つ切り出しでくれました。
また、輪になる切り方で〝ブレスレット〟にしてわたしの手首にかけてくれたりと、
左右対象、点対象の世界を楽しんでいます。
どこをどう切れば、4つ、あるいはつながった対象ができるのかをよく知っているようです。


手裏剣も作っていました。
ジブンの指先が思うように動かせて、楽しくて止まらないといった感じ。


今、教室では和紙を畳んで染め紙に挑戦中→→


さすが年中さん!
わたしが示す手本を「見て」、どのように折るのかわかります。
手順を言語化すると「聞いて」さらに理解が深まります。

「破れないように・・」注意を指先に集中させ、力を加減して開いているところ。


このようなことは、2,3歳児さんには難しいことです。





その後、二人が「コレしたい!」と言い、意見が一致したのは、アイロンビーズ。

二人とも、指先が細かく動かせるのが楽しいのでしょう。

このときまで二人は同じことをしていますが、
おのおのジブンの内面を満たすことに懸命で、
視野にこそ入っているもののお互いが関わり合うことなく並行あそび。


複数名いる場合は、関わり合うきっかけ作りの場面を持ちたいと願いがあるので、
ゲームに誘うことが多いです。
この日はかるたを選びました。

というのも、このお二人さん
かなりひらがなに興味があり、かなりの読みは習得しているようでした。
また、書きたいかなは「どうかくの?」とお母さんに尋ねることもよくあるということでした。


そこで、ひらがなを習得する前に
どのくらい頭の中に表象を描けるのか知りたかったのです。

「知らないひらがながあっても、読み札を聞いてたらわかるよ」と前置きしてからスタート!


わたしの予測以上に、読みあげるとほぼ同時に札を取るという事態!


音(読み)から記号(ひらがな)に変換しているようです。

変換出来ない音のときは、登場するキャラクターやどんな様子なのかの場面を

●聞いて関連させる

●聞いて記憶する

●聞いて全体を把握する

●聞いて理解する

●聞いて判断する

●聞いてパターンを理解する

●聞いて統合と分析を行う

●聞く力がつく

聞きとる力を総動員して札のイメージを思い浮かべることができていました。


全部とったあとは、わたしが言わなくても
双方数え始めます。

二人とも20以上の数を一枚一枚対応させて数え、
「何枚あったの?」の問いにも正しく概括しました。


また、「どちらが何枚多い?」の問いにも
並べた札を

●見て全体を把握し、

●見て正解にとらえ、

●見て理解する

ことができました。


「どうしてわかったの?」に対しては、
並べた札のの部分を指差して、「コレだけあまってるもん」と応えました。


幼児は、
「23-21=2 」と記号こそ用いませんが、差を比較することはできるんですよね。



反射運動の促進と保育者と子どもの愛着形成の土台の上に、
小学校に行くまでの基礎的な
聞きとる力と数える力が備わっていることが伺えます。



かるたあそびを共有したことで拍車がかかったのか、◉くんに☆ちゃんと関わってあそびたい意欲が強まりました。


積極的に自ら仕掛ける行動力、屈託なく笑う表情など、こどもらしいイキイキした姿が見られました。

☆ちゃんは他者と関わる際、以前ならジブンが準備できていないときは牽制したり、相手の出方を待つような慎重さや幼児期特有の自己中心性が顕著だったのですが、

少し待ってあげたり、ガマンしたりと許容できる範囲に広がりが出て、柔軟で社会的なふるまいが見られるようになりました。


幼児期の成長は、右肩上がりにできることがどんどん増えていくのではなく、

できていたことをしなくなったり、
急に甘えん坊さんになったりして、

内面のバランスをとり、行きつ戻りつしながら
大きくなっていくようです。







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