あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





お母さんのための勉強会 :: 2015/10/26(Mon)



日曜日は、あそびの心理研究所のジジさんと大阪医科大学LDセンター作業療法士の芳本有里子さんをお迎えして、
リボンクラブのお母さん向けの勉強会をしました。




ジジさんからは、子どもの情緒について母子のアタッチメントが良好に形成されてさえすれば、
その後、思春期など多少の困難な時期がおとずれても自ら修正しながら〝ひとりで〟生きていく力を獲得するだろう、ということでした。


ハタチで「成人」にはなりますが、現在ではハタチで経済的にも精神的にも親から
自立した生活を送っている人は少ないでしょう。

そういう意味でも、こどもが自立を迎えるまで30年かかるといわれています。
ヒトの子どもが生物の中で最も長い月日を親と関わっていくわけです。

この素晴らしい世界に、一方で複雑で混沌とした世界に飛び出して生きていくための助走期間中、
親子の関係に齟齬があったり、家庭機能不全があると社会に適応できない子どもになってしまう可能性があるかもしれませんよ、ということだと捉えられました。

塾や習い事をたくさんしてお金をかけ、あらゆる教育の機会に恵まれているにも関わらず、ニートの数が65万人から70万人もいるのは先進国の中で日本だけだそうですものね。


芳本先生からは、作業療法士の切り口から
ヒトの赤ちゃんの姿勢の変化とともに、各感覚の働きをわかりやすく説明くださいました。

印象的だったのは、
ひと昔前だと「姿勢が悪い生徒」は怠けている、だらしないとして、先生が使うなが~い定規を背中に入れ、気合いを入れて治すんだ!という根性論がまかり通っていた時代があったこと、
誤った大人の対応により傷ついた子どもたちが随分いたことでした。

そういえば、小学校のときに見たことのある光景だな~と思い出しました。


学校の授業でずぅ~っと坐位を保って集中するのは、子どもたちにとっては大変なこと。

放課後あそぶといっても、習い事に忙しく、友達の予定と合う日もない。
外へ出かけても遊び場がなく、ボール遊びなんてもってのほか。
そうなると、子どもはどこで身体を思い切り使って遊べるの?

そんな状況に危機感を感じた一部の意識の高い大人が作り上げたプレイパークのような空間も全国的に生まれつつあるけど、近所にはない!





ジジさんと芳本先生の話は、主に情緒的な関わりと身体運動的な側面からそれぞれお話しいただいたわけですが、
共通しているのは、
制約の少ない、あそびによる創造活動へ変化する機会がないと、
経験不足に気づかないまま、発散できない怒りを無意識に溜め込んだまま大人になってしまうことになりますよね。
そんな危うさを今の子どもたちは抱えている点や、
大人からみて、子どもが不可思議な行動をとったとき、そのことを即座に正したり、否定したり、指示するのではなく、
「なんで?」と考え観察してみる点にありました。



何においても「させたらいい」のではなく、
子ども自身の内発的意欲がわいてくるように環境を整えることが大切。
ではどうしたら子どもが意欲のあるイキイキとした子どもになるのかといえば、
親が手出し口出しをしたくなるのをガマンして見守り(危険の有無や場所に応じて)、
ここぞというときの出番を待っていたら、ひとりでに発達していくのだと思いました。
少なくとも幼児期までは。


その中で子どもの特性や出すサイン、???と思うことに対応して親の関わりで調整が必要になってくるのであり、
母子間、子どもとわたし、お母さんとわたしの間でシェアしてお手伝いできるのがリボンクラブの
役割なんだと改めて感じました。



〝お母さん〟業務は年中無休24時間営業ですから未就学児、とりわけ未就園児を終日預け、
自分のための時間を確保することは、
なかなか難しいことだと思われます。

例えば、未就園児を育てているお母さんなら、
1日24時間を一週間を子どもと過ごすと
24h×7日=144h

一か月なら、24h×31日=744h

になりますよね。
これだけの時間をともに過ごし、今日あんまり食欲ないな~とか、便は出たかしら?
夜寝ている間も、あら鼻がつまってるね、変な咳してるな、
とか、いつも子どものことを考えて生活しているでしょう。

お母さん自身のコンディションもありますよね。
今日は良く身体が動くけど、ときにはちょっと体調悪いな~という日ももちろんあります。

そんな中で上に子どもがいると、幼稚園や小学校へ送り出し、家事をして・・という1日を過ごしていることと思われます。
核家族がほとんどでしょうから、その全てをお母さんがこなしている訳です。

どこかで目をつむったり、助けてもらわないと完璧にしようなんて、それってムリ!大変!

そんな毎日がんばって子育てしているお母さんが
子どもから離れて、1日の1/3くらいの時間を自分のしたいことをする時間として過ごすことは
とっても大切なんじゃないかなと思っています。


それが今回~子どもとの良い関わりを求めて~の目的でしたが、
長い時間、子どもの世話を引き受けてくれたお父さん、おばあちゃん、親戚の叔父さん、
お母さんが安心して学ぶための時間を与えて下さったことに心から感謝いたします。

すぐに理解できる内容ではなかったかもしれないけど、きっとこの先の子どもとの関わりにおいて重要なお話しを聞けたことと思います。


これからも子育てをサポートできるよう
みんなで宝を育てていきたいと願っています。




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comment

ありがとうございました。

お勉強会、ありがとうございました。
大変いい時間になりました。
もっともっと早く
リボンクラブに出会っていたら、
子育てが違っていたのかもしれません。

色んないいお話を聞いても
やはり、すぐに実行できるものでもないので、
リボンクラブでお勉強させていただきながら、
いい方向に進んでいけたらなぁと
思っています。

こどもたちも
わたしも
リボンクラブに出会えて
ラッキーでした。

長男の安全基地を
しっかり作ってやろうと
思いました。
  1. 2015/10/26(Mon) 21:55:45 |
  2. URL |
  3. 花風 #Oj064oSo
  4. [ 編集 ]

子どもにとって「安全基地」があることは、何よりも心強いことなのでしょうね。

この言葉を見つけたのは、メアリー・エインズワースという女性の精神分析学者だそうです。

ボールビーはそのことを、とても評価していました。

たった一つの言葉ですが、それまで誰もわかり易く言い表すことが
出来なかったのだと思います。

「赤ちゃんは母親を安全基地として探索に出かける」ということですが・・・・、

3歳の男の子が「パパもだよ・・」って訂正してくれました。

子どもって「すごいなぁ~」って思いました。

あの文脈で「パパもだよ・・・」なんて言える?

おっしゃる通り「パパも安全基地」ですもんね。


みなさま、ありがとうございました。無事熊本につくことが出来ました。

最後になりましたが、作業療法士の芳本先生にお礼申し上げます。

子どもを理解すること、まだまだ難しいです。





  1. 2015/10/27(Tue) 18:24:43 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

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