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二人の間には・・


三角の積木をこのように並べるのは面白いですね。


肩の可動域が広がり、画用紙の中央から広がりを見せます。




その隣では、クレヨンによる描画のあとシールを貼ったり、ハサミでテープを切ったりと多様に動く手の様子を見せてくれます。

「指先の器用さ」は人類のみが獲得した進化の財産だと言われています。
ヒトの親指が他の4本の指と離れて進化したことが、多様な物を把握し、知能を飛躍的に進化させたと考えられているそうです。
(参考: あそびの心理研究所 学習会資料)


画用紙の描画が終わったタイミングで手のひらに描いてみることに誘ってみました。

絵の具のひんやりした感じ、
筆の感触、
手を動かすことで目にも鮮やかに染まるジブンの手を見て、
彼女はどんなことを感じているでしょうか?

冷覚、触覚、視覚、あるいは嗅覚も総動員して今この時を感じていることでしょう。

そのようにして「絵の具」や「道具(筆)」の情報をまとめ上げるのだと思います。



はかりに興味を持った彼は、外れたお皿の紐を取り付けようと集中しています。

このとき、お母さんはグラグラする天秤が動かないよう支えるサポートをされました。
彼が取り付けるチャンスまで奪わなかったのです。

この直後上手くいき、「できた!」の表情でお母さんを見たはずです。


私たちが手出し・口出し(過保護・過干渉)を控えれば、子どもの経験は豊かになり、成功体験も増えることでしょう。
その分、上手くいかないことにももちろん遭遇するでしょうが、どう折り合いをつけてその場をやり過ごすのか?が今後の成長や親子関係に影響してきそうです。



子どもを〝お客様〟にして、いつも快適、サービス満点である必要はないのです。
子どもをよく見て、どこを手伝って欲しいのか?
何ができるのか?の見極めが、
絶対的な信頼感につながってくるように思います。

子どもの体調や気分などにより、お母さんとの距離は伸びたり縮んだりするのが望ましいとされています。


この前は20%のサポートでできたけど、今回は90%のサポートを要することもあるものです。
「やって」と言われたとき「一人でできるでしょ」と突き放すのではなく、
あるいはすぐに完全に成り代わるのでもなく
よく観察してからでも遅くないと思います。

行きつ戻りつしながら、ゆっくり、
でもあっという間に大きくなってしまいますから。



顔をあわせるうち、お互いの間に親近感も生まれてきました。
これまで並行あそびだった二人の間に、
接近して同じものを見たり、手を伸ばす様子が見られ始めました。

おもしろそう。さわってみたい。

ぼくのだよ。さわらないで。

ことばにこそなりませんが、そんなふうに聞こえてきます。

次回はどのようなコミュニケーションが見られるのか楽しみです。




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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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