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変容する

この日は4歳さんと5歳さんの異年齢でのリボンクラブ。


早くスタートした4歳の★くん。
何やらバッグをゴソゴソして、自宅で制作してきたモノを見せてくれるようです。

紙で作った輪っかを両腕に通しています。
気鋭のファッションデザイナーのようにも見えます。

より細かな筋肉を動かすアンドロイド研究が盛んに行われている昨今、
子どもたちのこんな制作が未来の産物の礎になるのかもしれませんね!
そんなふうに思いながら見させてもらいました。

この他にも自作の釣竿やサカナで釣りができる制作物も見せてくれました。


立体パズルに関心を示しました。バラバラに分解します。

簡単な説明書を見て、補助的に作り方を案内しました。

★くんは、切り込みと切り込みを接合することに気がつきましたが、どことどこが接合するのか番号と位置を相応させるのは難しかったようです。



何に面白さを感じたのでしょうか?
数字盤を出してきました。
これは100まであって難しいのですが、★くんの関心がどこにあるのか観察することにして見ていました。

「あ、おんなじや」とか知っている数字を声に出しています。

しかし、盤の数字とマグネットの数字を合わせている訳ではなさそうなので、
数字が何か特別なものを表すシンボルであることに気づいていることや、マグネットで引っ付くこと、枠を捉えその中に置いていくこと
に面白さを感じているのかもしれません。
あるいは、「お帰りの時間」にゆっくり気持ちを調整しているのかもしれません。

もっと少ない数の数字盤ならマッチさせて置いたかもしれません。


ですから、この時点で
「まちがってるよ」というのは早計です。

こどもが何を楽しんでいるかじっくり観察しないで、大人の勘違いによってこどもの心を傷つけてしまうことは私たちが思っている以上にあるようです。気をつけなくてはいけません。
「あそびは間違っていい」のです。

待っていても心配はいりません。そのうち、ジブンでできるようになりますから。



その横では、後からスタートした5歳の◉くん。

家ではあまりあそんでいないというキネティックサンド。
集めたり、切ったりとエネルギーが注がれているのが伝わってきます。
無意識下の攻撃性を昇華させているようです。


「攻撃性」というと、驚かれるお母さんもいらっしゃるかもしれませんが、
人間がもつ気質の中にあるもので、
子どもたちはあそびの中で「憎しみや攻撃性を消している」と一般的に言われいるといいます。
重要なことは、憎しみや攻撃的な衝動を表出しても、それに対して憎しみや暴力の報復がなされることがない、ということに子どもが価値を置くということです。
(参照: あそびの心理研究所資料より)


つまり、大人の意にそぐわない言動があったとしても、子どもたちの攻撃的な感情を多少は受け入れてあげる枠組みがあると子どもは安心して健康に育つことができるということです。



砂山に棒を立て、どちらがたくさんの砂を取れるか挑戦。

この後、◉くんの取った砂とわたしの取った砂はどちらが多いのか?比べました。

見ただけではよくわからないので、天秤をつかいました。推測→実験→考察
「見えない」重さの概念も視覚化すれば一目瞭然ですね。


恐竜カードは◉くんの安心素材の一つとなっているのでしょう。
この日は、遠くにシュッと投げる様子がありました。アクションの広がりがみえます。

ただ並べるだけでは面白くないので、「右向き」と「左向き」に分類することにしました。


配列の課題もこなし、お片づけをお願いするとこのように直してくれました。





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コメント

>こどもが何を楽しんでいるかじっくり観察しないで、
>大人の勘違いによってこどもの心を傷つけてしまうことは
>私たちが思っている以上にあるようです。

この日、急いでいるわけではなかったのですが、
スタートが早かったために、早く終わらせないといけないと親の私が焦り、
ついつい手をだしてしまいました。
しかも、「この数字はこの場所」という指摘入りで・・・。
反省です・・・。

最後は自分で終え、帰る用意をしました。
関心がどこにあるのか観察すること、
信じて待つこと。
さまざまな場面で心に留めておけたらと思います。

SOUSAKUさま

本当はまだ帰りたくないけど・・、
まだあそびたいのだけど・・、


その気持ちは充分理解しているつもりでした。
あの場面でわたしが声をかければ気分が乗り、楽しくなって余計帰りづらい状況になるかもしれないと思い、
「ジブンでお帰りの決心がつくように」サポートしました。

さまざまな誘惑や葛藤と戦いながらも、ジブンで
お帰りの調整をした★くんは立派でしたね。

それも、これまで充分アクセルを踏み、受容されてきたからできるのだと思います。

わたしも、特に今は中3の娘に対してよく失敗します。
そんなときはたいてい自身が不安なときや焦っているときです(涙)
なるべく大人の事情は持ち込まず、そして必要なときには毅然とした態度で接すると、子どもはそんなに混乱しないものかもしれませんね。



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プロフィール

ジェリー

Author:ジェリー
自身の子育て中、夫の赴任先の熊本県で【あそびのアトリエリボンクラブ】に出会う。赤ちゃんの発達やあそびの重要性と赤ちゃんとモノ・ヒトの関わりに興味を持つ。【あそびの心理研究所】所属。あそびのアトリエ開設講座を受講。赤ちゃん学会会員。
2013年大阪池田ルームを開設。2019年大阪枚方市に場所を移し、ひらかたルームに名称変更。22歳・19歳・13歳の子どもの母。

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