あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





ジジさんのコメント① :: 2015/12/14(Mon)

ジジさんより、子育て中のママへのメッセージをいただきました。



一昔前のことを言うと「鬼に笑われる」かも知れませんが・・・。

「子どもは授かりもの」という考え方がありました。「つが付くまでは神の内」という言葉もあったようです。

「つが付くまでは・・・」とは、子どもの年齢のことで、ひとつ、ふたつ、みっつ・・・・・ここのつ」ということで、今でいえば「9歳までは、神様のふところに住んでいる」という意味だったようです。

昔と言っても明治・大正時代のことと思いますが、子どもが多産で死亡率も高かったようで、母親の悲しみを和らげるために「神様のところへ帰っていった」と考えたようです。

もう一つは「9歳までは子ども期」で、10歳になると労働者として扱われる年齢になっていたのかも知れませんね。

良くも悪くも、「子どもは育てる」のではなく、「育つもの」という考えがあったようです。

「子どもを育てる」という考えは、20世紀になってからで、日本でも戦後のことではないかと思います。早期教育はその典型的な例で、有名な医師や心理学者が育児についてあれこれ言うようになりました。専門家こそが子どもを賢くできると思い込んでしまったようです。

先日の遠藤教授の話でも、赤ちゃん学会の小西先生の「お母ちゃん、いらんことすんな・・・」発言でもそうですが、「生まれたばかりの赤ちゃんの能は白紙のようなもの」という考えは、科学的に間違っていて、赤ちゃんのことはまだよく分かっていないこと、母体内の赤ちゃんは能動的に活動していること、味覚や聴覚や臭覚での分別ができることなどは分かってきたそうです。

要するに「だからどうすればいいか?」というところまでは、分からないようですが、生後2~3か月の赤ちゃんも、環境に能動的に関わっていて、ある程度の分別能力があることもわかってきたようです。

今わかってきたことは「赤ちゃんは自ら育とうとする力を持っている」ということで、ニュアンスは少し違ってくるのかも知れませんが「赤ちゃんは天からの授かりもの」と考えた方がいいのかも知れませんね。もしくは「自然からの授かりもの」でしょう。

☆ちゃんのあそぶ様子を拝見していると、「教育されて」というより、自然に身につけてきているという印象です。

勿論、ママの献身的な支えを背景にしているのでしょうが・・・・・・・。

この機会に、赤ちゃんの過去に少し遡って考えて見ます。

ボールビーのアタッチメント理論では「母と子の情緒的きづな」が中核になっています。

このアタッチメント理論が発表される前に、ウィニコットは「一人の赤ん坊はいない」という言葉を使っている、もしくは発見をしているのですが、ジジ的な解釈でいうと、赤ちゃんの心は「母と子の関係から」生まれるということです。

「赤ちゃんの能は白紙のようなもの」という前提とは随分違います。

行動主義心理学の生みの親と言われるワトソンは「こころというものはなくて、脳の機能というシステムがあるだけだ」と考えたようです。

今になって考えてみると「ちょっとヘン」ですよね。

ウィニコットの見解に、絶対的依存期、相対的依存期という言葉がでてきます。

おおまかには、絶対的依存期が0~6か月ころ、相対的依存期が6~12か月ころ、それから二足歩行できるようになるのを「自立に向かって」と表現しています。

絶対的依存期では母と子の親密な関係もしくはコミニケーションが中心になるのだと思いますが、相対的依存期に入ると母以外のモノへの興味がでてきます。

簡単に言うと「仰向けの時代」から「うつ伏せの時代」へ移り、移動することができるようになります。「興味のある方向へ移動することができる」これは、赤ちゃんの世界観を飛躍的に広げていくのでしょうね。

そして二足歩行の時代に入ると、両手が自由になり、移動距離も格段に広がっていきます。ハイハイ時期に比べると発見することも、モノを操作することも増大していきます。

遠藤先生によると、「怒り」や「悲しみ」に並んで「興味」も一時的感情だそうですが、興味は喜びと結びついているようです。

自由に移動して歩行できることと、モノが操作できること、状況に合わせて判断することは、子どもの自己肯定感を限りなく育んでいくのでしょうね。もちろん危険のリスクも増えるのですが・・・・。

おおよそ2才になると、奇跡のようなことが起きてきます。それが見立てることであり、並べることです。そして、ナラティブ(物語)を作りだします。

現在の☆ちゃんが今ここをあるいていますね。

大人が教えたいと思うことと、子どもが自力で学ぶことは随分違っているかも知れません。

子どもが学んでいることにママたちには気づいて欲しいです。








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