あそびのアトリエ リボンクラブ大阪池田ルーム(旧ママりす日記)





『五歳以下の子どもの要求』 :: 2016/01/20(Wed)


『子どもはなぜあそぶのーウィニコット博士の育児講義ー』より、お母さんが目の前の子どもをどう捉えたらよいのか迷うときの助けになると思われる箇所がありましたので抜粋してご紹介致します。少々難しい訳文ですが、この辺りは比較的わかりやすいと思います。


十分発達した4歳児に必要なことは、同一化の対象になる両親を持つことです。
この重要な時期に道徳を押し付けたり、文化的なパターンを教え込むことはよくないことです。
子どもたちに影響を及ぼす要素は、その同一化の対象であるであり、両親の行動子どもの感じ取る両親相互の関係などです。
子どもはこれらを取り入れたり、模倣したり、拒否したり、自己発達というその子なりの過程において、いろいろなやり方でそれらを使用するのです。

さらに、家庭があります。
家庭は両親の人間関係が基礎となっていて、両親が存在し生き続けていくことによって営まれる1つの機能を持っています。
子どもが表現する憎しみや夢の中の悲しい出来事の中に現れてくる憎しみに子どもが耐えられるのは、最悪のものであっても最良のものであっても、家庭が機能し続けているという事実があるからです。

しかし驚くほど成熟している4歳半の子どもでも、指を切ったり転んだりしたときには、慰めてほしくて、突然2歳の子どものような状態に逆戻りしますし、また自分のベッドに行くときには全く赤ん坊のような状態になりやすいものです。
子どもは何歳になっても母親が子どもをお腹に宿している時や、自分の腕に抱いて連れ歩く時のように、ごく自然ににじみ出る愛の身体的な表現を必要としています。




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ウィニコットに挑戦ですね。
荒尾リボンクラブのレオさんも、ウィニコット挑戦しているようです。

「挑戦」という言葉を使いましたが、素人には歯が立たないくらい難しく、それでいて魅惑的です。

ジジも十年以上も前からウィニコットに挑戦してきましたが、いつも迷路に迷い込んでしまいます。

一人で読むのではなく、3人で(今のところ)で、あれこれと読み進めていけば活路が開けるかもしれませんね。

なんたって私たちには、ママや子どもという強力な助っ人がいますから・・・。

精神分析学の本は、基本的に人間の情緒について書かれていますが、どういう訳か?医療の世界に閉じ込められてきました。

ウィニコットが私たちにとって参考になるのは、治療や精神病の原因を探る世界だけでなく、「健康に生きる」ということに焦点を当てているからだと思います。

それが「あそぶこと」の研究です。

「あそぶこと」を本格的に研究している人は意外に少なくて、ロシアの天才心理学者と言われたヴィゴッツキー、彼の死後エリコニンが、研究を続けています。「最近接領域」という概念を発見していますね。

それから、オランダの歴史学者ホイジンガが30年くらいかけて研究しています。「ホモ・ルーデンス」という20世紀の名著と言われています。

そして、ウィニコットは「母と子のきずな」から「あそぶこと」を研究しています。「あそびとは何か?」ということを、本能の発達に遡って考えていったようです。

いずれも「文化とは何か?」「われわれが文化の中で生きるとはどう行くことか?」ということがテーマにされているのですが、本来こういった勉強は、保育士や幼稚園教諭の領域です。

「子どものことを知ること」もしくは「知ろうとすること」をしないで、子どもに何かを教えることを優先してしまうことは、危険ですよね。そしてその危険に気づいていないということが「なんだかへん?」です。

これは個人の問題というより、国の問題かもしれません・・・。

今日、昭和保育園のmass先生からお電話を戴いて、同様な話をしたところですが・・・・。

それはそれで、私たちはママや子どもたちと一緒に学んでいきましょう。なんたって面白いですもんね。

さて「5歳以下の子どもの要求」ということでした。

いずれも頭の中で学ぶものではなく、無意識に学んでいる領域です。子どもたちは母親や父親からもっとも多く学んでいるということでしょうし、こころの礎にもなっているということでしょう。

子どもを良くすることではなく「子どもとの関係を良くすること」これさえあれば、子どもは母親や父親以外の世界からも多くのことを自力で学べるようになるのでしょうね。

そして、ご両親も子どもからたくさんのことを学ぶでしょう。親になるということは、良くも悪くもそういうことです。

そして、私たちでさえ子どもから学ぶことができます。もし子どもたちがいなかったら、ジジの読書も陳腐なものになると思いますね。

















  1. 2016/01/21(Thu) 18:29:56 |
  2. URL |
  3. ジジより #-
  4. [ 編集 ]

仰天!


ジジさん、コメントをありがとうございます。
ウィニコットはおそらく生涯をかけても、わたしには全文を理解することは難しいだろうと感じています。
他の書籍と合わせて読み進めるのがいいのかもしれません。

今回「昭和幼稚園のmasa先生とお電話で・・・」とあって驚きました!
masa先生のブログのコメント欄を拝見しました。
なんと昨年末からコメントを行き交わされておられたのですね。
インターネットの力はすごいですね。
ネットを介さなかったら出会うことのなかっただろうお二人をつないだのですから。
今、そんな奇跡のようなことに感動しています!
子どもたちはそんなのが「当たり前」の世界で生きていく
のですね〜。


  1. 2016/01/22(Fri) 08:40:20 |
  2. URL |
  3. ジェリー #-
  4. [ 編集 ]

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